[2010.1.29] -[門真民報]
24日、日本共産党門真市会議員団が法律相談活動でお世話になっている、京橋共同法律事務所の開設30周年記念シンポジウムが開催されました。
第一部は、長友薫輝津市立三重短期大学准教授より「地域から貧困を考える」(門真国保実態調査から)をテーマにした講演がおこなわれました。
第二部は、失業や家族が病気で生活に困っているという設定のモデルケースについて、解決方法などの議論をおこなうパネルディスカッションがおこなわれました。
長友准教授は、貧困状態に置かれている人々の増加や、「自己責任論」が浸透する一方で、「社会保障」が機能していない現状について、ヨーロッパ諸国と比較しながら問題点を指摘しました。
現状の競争社会について、「椅子取りゲーム」に例え、座れなかった人は努力が足りなかったというよりも、そもそも椅子が少ないことが問題という考え方が示されました。
長友准教授から、人々の生活を支えるための問題提起もおこなわれました。
具体的には
①地域において「相談 できる場」など生活 を支えるネットワー クづくりが大切であ る。
②国や自治体が実態調 査をしないことを嘆 いても仕方が無い。 市民の目線で実態の 把握をしていくこと が重要である。
③調査を踏まえ、保険 料の減免など政策や 制度を改善する運動 に取り組む。
以上の内容について、昨年10月に取り組まれた「門真国保実態調査」の教訓などを交えた提起がありました。
長友准教授は、マスコミが報道した「65歳以上は原則として、自営業者や無職の人が加入する国民健康保険(国保)に加入する」という内容を紹介。
保険事業の広域化(都道府県単位)や事業者負担軽減による保険料負担増の可能性などの問題点を指摘しました。
今後の社会保障・医療制度の後退を許さないためにも、今年は大きな勝負どころになると、運動の提起もおこなわれました。
市議団より、吉松正憲議員、亀井あつし議員、井上まり子議員が出席しました。
23日、門真市日本共産党後援会は、後援会総会及び「新春のつどい」を開き、各単位後援会から50人が参加し、来るべき参院選挙での必勝の決意を固めあいました。
「新春のつどい」には、清水ただし党府国民運動本部長が来賓あいさつ、清水さんは、「41歳の若さと行動力に加え、大阪市議としての経験を生かし、漫才時代に培ったしゃべくりを駆使し、政治の話を分かりやすく市民に届け、暮らし・平和を守ってほしいという府民の願いを結集し、何としても定数3の大阪選挙区を、一発で勝ち抜く決意です。」と熱い思いを語りました。
参加者からは、「清水さんの熱い思いを必ず実現させたい」、「勇気のわく決意を聞かせていただき、励まされる、渾身の力でがんばりたい」などの思いがこもごも語られました。
また、清水さんに、なんぶ・団地後援会員の方から、由緒ある「バラモン凧」が贈られました。
総会では、新しい後援会長には石原恒夫氏が選任されました。
門真市教育フォーラム(主催・門真市)が24日、ルミエールホールで開催されました。
オープニングでは、第一中学校吹奏楽部の演奏、古川橋小学校3・4年の音読、門真市民ミュージカル実行委員会の歌と踊り、門真市ひんや節保存会の歌と踊りが披露されました。
続いて大阪教育大学の島善信教授が「公民協働による学校支援と学力向上」について基調講演、学校教育を教職員だけで担う時代ではなく、地域が一緒になって担うという発想の転換が必要と提言、オープニングで披露された演技など「門真の強み、財産がある」とし、「地域社会のいっそうの成熟が求められる」と結びました。
シンポジウムでは、「公民協働―次代を担う子どもたちの豊かな学びを考える」をテーマに、教育委員会より「確かな学力を門真の子どもに」を目標とした取り組みの状況、門真市PTA協議会会長から学校支援地域本部事業について、中学校区学校支援コーディネータから速見小の読書環境整備、門真小のサタスタ、五月小の古川下りの取り組みについて、小中学校校長会から砂子小の取り組みなどそれぞれ報告されました。
党市議団より福田英彦議員が出席しました。