[2024.4.19] -[門真民報]
命軽視の万博を止めよう!
大阪・関西万博の中止を求める声明
日本共産党大阪府委員会 たつみコータロー元参院議員が会見
日本共産党大阪府委員会は12日、大阪市内で記者会見し、開催まで1年となった大阪・関西万博について「いのちを危険にさらす万博は中止しかない」との声明を発表しました。 党府カジノ・万博問題プロジェクトチーム責任者の、たつみコータロー元参議院議員、駒井正男党府委員長、渡部結党府副委員長がが出席しました。
声明を紹介した、たつみ氏は、「会場工事現場でガス爆発事故が起きたが、メタンガスが発生し、地盤沈下も進む夢洲(ゆめしま)で開催すること自体が無謀だ。避難計画もなく、安全・安心とは程遠い夢洲に児童・生徒は連れていけない」と指摘。倍近くに上振れした会場建設費など事業費の膨張も終わる保証はなく、「これ以上国民負担を増やさないためにも中止しかない」と強調しました。政府・維新が万博に固執する理由はカジノ施設のインフラ整備を進めるためだと批判しました。
健康被害が大問題になっている機能性表示食品のさらなる規制緩和を大阪府市が、国に迫るなど「万博を危険な規制緩和の実験場にしようとしている」と告発。
「いのちより一部の企業、財界の利益を優先させる万博に『いのち輝く』などと掲げる資格はない」と強調しました。
駒井氏は「府民と語り合い中止に追い込みたい」と話しました。
いのちを危険にさらす万博は中止しかない
声明の「いのちを危険にさらす万博は中止しかない」では、次のように訴えています。
3月28日、夢洲1区において溶接作業中に発生した火花が可燃性ガスに引火し、爆発する重大事故が発生しました。夢洲1区は万博開催中は入場者の半数以上が利用する駐車場や西ゲートのほか、屋外イベント広場、売店などが設置される区域です。またダイオキシン等の有害物質を含むゴミの焼却灰や下水汚泥も持ち込まれた廃棄物最終処分場であり、猛毒PCBの詰まった土の袋数千を地中に埋めている区域でもあります。
わが党は夢洲の危険性に警鐘を鳴らし続けてきました。ところが当局は発生するメタンガスは79本ものガス抜き管で大気中に放出しており、安全性に問題はないと繰り返してきたのです。メタンガスは万博開催中も排出され続けます。今後コンクリート等で地表を覆えば、メタンガスが地中に滞留することでさらに危険になるおそれがあります。また夢洲1区以外でも、地下鉄延伸工事の際にメタンガス対策工事を余儀なくされました。夢洲2区、3区は浚渫土砂や建設残土などで埋め立てられ、液状化対策も必要であり、地盤沈下も進んでいます。
そもそもそのようなところに大規模集客施設を建設すること自体が無謀であり、これ以上工事を進め万博を強行することはもはや許されません。「いのちを危険」にさらしておいて何が「いのち輝く」でしょうか。万博は今すぐ中止を決断すべきです。
市民の暮らしより万博優先万博推進に4600万円!
全く無批判で進める維新・宮本市長
このような問題だらけの大阪・関西万博を大阪維新の会の宮本一孝市長を無批判に推進しています。
先の門真市議会3月議会では、こども招待事業に1800万円余、万博推進事業に2800万円余の合計4600万円余をつぎ込む予算を決定しました。
市民の暮らしよりも万博を優先するもので大問題です。
また、職員の普通退職(定年を迎えず退職)が約30人を数え、職員採用も内定辞退などで苦戦している中で、どの部署も職員が足りない状況の中で、万博推進事業は、それに追い打ちをかけるものとなっています。
3月議会の福田英彦議員の代表質問にも「最先端技術など世界の英知が結集し、新たなアイデアを創造・発信、国内外からの投資拡大、交流活性化によるイノベーションの創出、地域経済や中小企業の活性化、豊かな日本文化の発信のチャンスを実現するとされており、大阪・関西、そして日本の成長を持続させる起爆剤になると考えている」 と全く無批判です。
「行き倒れより食い倒れ」
2億円トイレより少人数学級を
日本共産党前衆議院議員 清水ただし
統一協会に支配され裏金問題にまみれる自民党の行き詰まりは深刻です。
岸田政権の支持率はドジャースに移籍した大谷選手の背番号よりも低く落ち込み、不支持率は過去最高となりました。消費税減税やインボイス中止を求める国民の声を「聞く力」もなく、経済無策への批判も重なった数字と言えるでしょう。
第二自民党を標榜する維新の会の支持率もジリ貧です。機運を高めようと宣伝するほど万博への来場意向が減少する皮肉な状況に。 内容ではなく一か所2億円もするトイレが注目されるようでは、目標とする約3千万を軟弱地盤と土壌汚染の夢洲に引き寄せることは難しいでしょう。
福祉と教育を破壊しながらカジノ誘致をすすめる維新の本質が見え始めているのです。
日本共産党の出番です。企業・団体献金の全面禁止と政党助成金の廃止を求め、金権腐敗政治一掃を正面から訴えている姿に国民からの期待と注目が集まっています。万博やカジノではなく、国保・介護保険料の値下げや少人数学級の推進、中小企業支援で大阪を元気に、笑顔にしていく党のプランについても共感が広がっています。
総選挙勝利にむけてしっかり腹ごしらえしましょう。フライパンにオリーブオイルをひいて刻んだにんにくと鷹の爪を炒めます。アンチョビを入れると塩味が付きます。パスタのゆで汁を少し加えまぜて乳化させます。ここで鶏がらスープを加えるとコクが生まれます。時間通りにゆでたパスタをあえてペペロンチーノの完成です。 (大阪民主新報3月23日付)
それぞれの違いを大切に
新しい学校をつくっていこう
水桜小学校(旧脇田小と砂子小)が開校
桜の花が満開の中、8日門真市立水桜小学校の開校式が行われました。所在地は旧砂子小学校(三ツ島6丁目2の1)の校舎です。
水桜小学校は2026年4月開校予定の小中一貫義務教育学校「水桜学園」が脇田小学校跡地に建設されることに伴い、脇田小学校の子どもたちが昨年9月から砂子小学校で学んでいましたが、今年4月から砂子小学校と脇田小学校を廃校にして、2年間は「水桜小学校」という新しい名前の学校として開校することになりました。
水桜小学校の児童数は450名です。
開校式は体育館で行われ、全児童と地域等の関係者が参加し、体育館には、子どもたちの元気な声が響いていました。
新しく教育長に就任した八木下理香子教育長が開校宣言し、校旗授与が行われ三村泰久校長に手渡されました。
続いて宮本市長の式辞、学校長のあいさつの後、新学校の校歌が披露されました。
新しい学校では、たくさんの人と交流できる。それぞれの違いを大切にして、みんなで新しい学校をつくっていこうと三村校長が挨拶で語りました。
6年度就学援助の申し込みは
5月10日(金)まで
経済的理由で就学が困難な児童や生徒の保護者に対し、就学援助費が支給されます。
対象
市内小・中学校に在学する児童・生徒の保護者
申請方法
5月10日(金)までに学校で配付する申請書と振込先の通帳の写しを学校へ提出
※申請期限を過ぎた場合は提出日から支給
※所得制限あり。詳しくは学校で配付されているパンフレット参照
援助が受けられる費目
〇学用品費〇給食費〇新入学児童・生徒学用品費〇林間・臨海等参加費〇修学旅行費〇オンライン学習通信費〇医療費(学校から治療の指示を受けた学校病に限る)
入学準備金の支給は入学前に
就学援助のうち入学準備金(小学校1年生・中学校1年生)は、新入学に必要なランドセルや制服、学用品などの費用にあてるもので、日本共産党の国会議員が必要な次期に必要な額を支給するよう求める中で入学準備金の支給は入学前も可能となっています。
大阪府内では門真市以外のすべての自治体が入学前支給にしています。門真市の入学準備金も入学前支給にするべきです。