[2024.4.5] -[門真民報]
市政の問題点、議員団の役割がよく分かる
門真民報が二五〇〇号!
1971年5月30日に「門真民報・市会ニュース」が創刊されて、本号で2500号となりました。
1971年4月の市議会議員選挙で、日本共産党が2議席から3議席(安藤彰、赤井秀
治、中矢泰子)へと前進したことをきっかけに、「議会報告活動を根本的に改善し、私どもが住民のみなさんとよくむすびついた闘いをすすめるために」(発刊にあたって)創刊されたものです。
この年は、黒田革新府政が誕生し、いっせい地方選挙で日本共産党が全国的な大躍進をとげました。
また、門真市職労が結成された年でもあります。
その後、75年には5人の議員団に躍進し、28人から22人に定数削減された07年、11年、21人に定数削減された15年にも4人の議員団を維持、定数20人に削減された19年、23年は2人の議員団となる中でも市政をしっかりチェックする役割を果たし、市民のみなさんに市政の問題点や市民要求、議員団の議会活動を門真民報でお知らせしてきました。
2500号を節目に、さらに親しみやすく、分かりやすい紙面づくりをすすめます。
今後もご愛読いただきますとともに、党議員団にご意見などお寄せください。
門真市職労役員不当処分許さない
裁判闘争勝利をめざすつどい
「門真市職労役員『だまし討ち』不当処分許さない!裁判闘争勝利をめざすつどい」が、3月22日門真市内で開かれ会場に多くの支援者等が集まりました。
岩下門真市職労執行委員長が、「市当局のだまし討ちは許せない。納得していない。これからが勝負。勝利のためにみなさんの支援をお願いしたい。」とあいさつ。大阪自治労連坂田執行委員長、大阪労連北河内地区協議会田中元議長が連帯の挨拶をしました。
不当処分・公平委員会裁決の取り消しを求め提訴
門真市職労の2人が、不当な懲戒処分の取り消しと公平委員会裁決の取り消しを求めて3月1日に大阪地方裁判所に提訴しました。今回の裁判に至る経過は、2020年10月に宮本一孝市長が門真市職労西本執行委員長(当時)と東副執行委員長(当時)の2人に対して「正当な理由なく勤務時間中に職場を離脱した」として不当にも懲戒処分を行ったことです。
注意も指導もせず、秘密裏に観察・記録
2人の役員は専ら業務に従事しながら、労使間での協議など必要な範囲で組合活動を勤務時間に行うことを認めた労使間の取り決めに従って、上司の承認のもと、勤務時間内に組合活動を行っていたものです。ところが、2019年4月に「組合員が時間中に組合活動を行っている」という市民からのメールを受けた市当局が、直ちにメール内容を組合に確認も注意もせず、約半年にわたり秘密裏に離席状況を観察・記録し、それを基に懲戒処分をしたものです。
二人は懲戒処分の取り消しを求め門真市公平委員会に審査請求を行いましたが、23年9月に公平委員会は不当にも棄却しました。門真市に対する厳正な判決が求められます。
弁護団から、人間の尊厳がかかった裁判
団結を強めよう
つどいでは、弁護団報告が行われ、富田弁護士が懲戒処分に至る経緯や公平委員会での闘いについての問題点や委員の構成の問題等について報告し、大阪地裁での闘いの要点についても述べました。
また、今回の懲戒処分は維新市政の下、組合の役員を狙い撃ちにしたものであり、職場での団結を強めることが重要と述べました。 豊川弁護士は、今回の処分は組合員一人一人にかけられた処分だとし、団結権の保障について述べるとともに、懲戒処分については慎重でなければならない、人間の尊厳がかかった問題だと強調しました。
最後に、原告の2人が裁判に対する決意と支援の挨拶を述べ、会場から連帯の大きな拍手が贈られました。
集いでは、竹伏トリオによる演奏と各団体から激励と連帯のスピーチも行われました。
大阪地方裁判所での第一回口頭弁論は5月9日(木)13時10分第810法廷で行われます。不当処分取り消し裁判勝利に多くの傍聴をと訴えられています。
大阪地方裁判所第一回口頭弁論
日時:5月9日(木) 13:10
場所:大阪地方裁判所第810法廷
裁判所前宣伝(大阪地裁東門)12:15~12:45
地方債活用についてただす
消防職員の確保と待遇改善を
守口市門真市消防組合議会 福田英彦議員
守口市門真市消防組合議会定例会が3月26日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
議会で審査された案件は、公平委員会委員の選任、令和5年度補正予算、条例の一部改正3件、令和6年度予算の計6件で、いずれも全会一致で可決されました。
福田英彦議員は、令和6年度の予算について質疑。
消防施設整備事業債については、①借入先の選定の考え、②起債の条件(充当率、交付税措置)についてただしました。
答弁では、公的資金や全国市有物件災害共済会を優先し、その他の銀行については見積合わせで選定、充当率100%、交付税措置70%の施設整備事業債はじめ起債を予定しているとのことでした。
また、公債費(地方債の返済)については、元金が減額の一方で利息が増額となっている理由についてただし、答弁では、元金は据置きの兼ね合いで減少、利息は既借入分の増額との答弁がありました。
人件費では、消防職員の確保と待遇改善を求めました。
守口市の日本共産党の寺本けんた議員は、研修負担金の内容についてただし、災害対応車両運用のため大型自動車運転免許等取得の公費負担を求めました。
平和とジェンダー平等の社会を総選挙で日本共産党を大きく
日本共産党大阪女性後援会総会開かれる
日本共産党大阪女性後援会が3月16日、「総選挙勝利で平和とジェンダー平等の社会を」と総会・記念講演会を開き、会場いっぱいの参加者とオンライン参加で約400人がつどいました。
東京から駆けつけた山添拓参院議員が講演し、府内の女性後援会の運動を交流する等「日本共産党を伸ばして政治を変えよう」の熱気にあふれました。
総会では、はじめに、たつみコータロー元参議員が登壇。「腐りきった自民党政治を変え、大阪の女性のみなさんの声をまっすぐに国会に届けるために全力尽くす」とし、裏金事件を起こし、かたくなに同性婚を反対する自民党と万博を強行に進め第2自民党と自認する維新を厳しく批判。
比例代表で日本共産党を大きく伸ばしてほしいと訴えました。
山添氏は被災地支援で訪れた能登の様子を報告し、「政治の冷たさが」浮き彫りになっている」と指摘。「生活と生業の再建、能登で生きる希望が示せるよう全力で望みたい」と語りました。
自民党の裏金問題については、「企業団体献金禁止には、政治とカネに最もクリーンな日本共産党が伸びる必要がある」と強調。「失われた30年は自民党にとってはがっつり稼いだ30年」だとし、企業や団体にたかるように献金を求め、法人税を下げて消費税を上げ、雇用を破壊」、社会保障を後退させてきた30年だったとし、「政治はカネでなく一票に託された民意で動くべきだ」と強く述べました。
ジェンダー平等については、昨年フランス政府の研修に招聘されたことを報告し、フランスでは女性議員を増やすために、男女同数の候補者名簿を義務付けていることなどを紹介。選択的夫婦別姓制度を実現できない自民党政治は「変えるべきだ」と述べました。
今起こっている2つの戦争については、「2つの戦争を深刻にしているのはアメリカだ」と指摘。国連憲章のルールに基づき国際社会が団結することの重要性を指摘し、大軍拡に突き進む岸田政権を批判しました。戦争をさせないためには、外交を進める対話のビジョンが重要」とアセアンの取り組みを紹介しました。
最後に「人間の自由こそ社会主義や共産主義の目的であり特質だ」と述べ、「作家の小林多喜二が殺された百年前から多くの努力で今がある。」「希望ある未来を切り開き、総選挙では2議席から3~4議席に増やすために頑張ろう」と呼びかけました。
総会では、川本幹子事務局長が活動報告と行動提起を行いました。
総会には豊北ゆう子議員も参加しました