[2010.1.15] -[門真民報]
吉松正憲議員は、12月議会の一般質問で、(1)年の瀬、新年に向かって、市民が直面する住居・生活費・生活苦などの困難を取り除く問題(2)中小企業・中小商工業者・地場産業育成のための対策(3)市の将来に関わる環境・地域整備に関わる第2京阪道路問題について質問を行いました。
(1)昨年を上回るほどの雇用不安・景気悪化のもとで、市長が市民に向けて、市民生活を守る、中小企業を支える、雇用を確保にしっかり取り組むというメッセージを発信すべきだ。①そして、全庁一丸となってこの問題に取り組む姿勢を明確にする意味でも、雇用・経済対策本部を設置せよと求めました。
②次に、市内の大企業に対して、雇用確保に全力をあげること、派遣ぎり、期間工ぎりを行わないよう、市長自ら申し入れること。
また、③生活支援として自治体が担っている生活保護・国民健康保険・就学援助等の生活支援に係る担当部署による生活支援対策会議を設置し、的確な対応を行うよう求めました。この他、国による雇用対策・生活支援策として行われている住宅支援等緊急特別措置事業、総合支援資金貸付事業、ワンストップサービスの実施状況をただし、現場の実態に合っていない面の改善を図るよう国に求めるべきと指摘しました。
【答弁】
①深刻な経済危機が続く中、平成21年11月発表のハローワーク門真管内の平均求人倍率は0・32倍の状況等は認識しており、雇用確保の施策をすすめ、その充実が市民へのメッセージになると思料。対策本部については、近隣市の動向踏まえ検討するとともに推進を図る。
②市内企業が雇用の確保を行うよう、働きかける。
③現段階で対策会議の設置は考えていないが、市民の暮らしをトータルに捉え、施策を考える視点は重要であり、随時、関係部局との意見交換を図るなど対応したい。
(2)中小企業・中小商工業者・地場産業育成のための対策では、①門真市産業振興ビジョンの位置づけについて、②我が党はこれまで、門真市が全国有数のものづくりの工場集積地であることにもっと光を当てた施策を推進すべきだと指摘してきたことなどあげ、商業・工業の今後の施策展開について、③本市における産業振興の重要性をしっかり位置付ける意味でも「中小商工業振興条例」の制定を求めました。
【答弁】
①担当部署のみで検討していくものではなく、門真市全体の計画として取り組むべき課題、②工業振興としては、門真のナンバーワン、オンリーワン企業を発掘するとともに、そういう情報検索サイトなどの事業も検討。
③振興条例については、八尾市に続いて吹田市が制定しており、産業振興ビジョン基本方針(案)の下に、産業振興施策を実施していく過程の中で、中小商工業振興条例の制定も懸案と考え、引き続き、研究していきたい。
(3)第2京阪道路問題については、①環境監視施設について、環境基準にPM2・5が加えられたことについての認識、PM2・5の測定法についての環境省の取り組み状況、PM2・5を測定項目に加えることについて質問。
②供用開始後の交通量調査等交通安全対策について、第2京阪道路の開通が市内交通にどんな影響を及ぼすのか心配、交通量調査を実施して対応を、通学路等の交通安全対策、管理区分・管理協定の締結はどうするのかただしました。
③高架下公園等の整備について、高架下利用計画のあらまし、計画具体化の見通し、沿線自治会や住民からの要望の取り扱いについて見解を求めました。
【答弁】
①PM2・5がSPMに比して粒径が小さく健康への影響が懸念されていると認識。環境省においてPM2・5の測定法の確立に取り組んでおり、測定方法及び予測手法の早期確立を国・府に要望。確立されれば、適切に対応する。
②供用後には必要に応じて、交通量調査等を行い、交通安全対策が必要な路線は、順次改善を行う。
③四宮地区の水路蓋については、2ルートで2・7キロもあるが、老朽化も見られ、今後の取り扱いについて検討したい。今後も沿線住民からの要望には、適切に対応する。
昨年12月定例市議会で亀井あつし議員は、府営門真団地建替え問題について一般質問をおこないました。
亀井議員は、①市が府に提出した「『府営門真団地建替えに伴う行政課題』に対し府からどのような回答が示されたのか。②府と基本計画策定にあたって消防出張所・公園・バスターミナル・自転車駐車場などについて、どのような協議が行われたのか質問をしました。
関連して住棟配置をするに当たって、電波障害、日照権、ビル風問題、歩道整備など交通安全対策など周辺住民への配慮について府に要望することを求めました。
また、建替えに伴う工事車両、騒音、粉塵などの対策を十分に行うことについて市より申し入れることを要望しました。
答弁(要旨)
「消防署など公共施設等の整備は、可能な限り市の希望に沿ったものとなるよう協議を行っていく」「高齢者世帯や若年世帯をはじめコミュニティーバランスに配慮した募集に努める」
「今後、基本計画、基本設計へと進むが、各段階において、府営門真住宅の建替えは本市の南部地域におけるまちづくりに大きな影響を及ぼすことから、引き続き地元市として要望したい」。
亀井議員は、門真団地建替えに伴うバスターミナル整備に関連して、JR学園都市線の住道駅と門真団地、岸和田方面を巡回するバス路線開設することについて提案しました。
答弁(要旨)
府営門真住宅の建替えを好機ととらえ、「門真市公共交通体系にかかる路線バス再編等意見交換会」を設置し、具体的改善へむけた企画・実施内容の検討や情報交換等を行っている。本市南東地域の市民の中には、JR学研都市線の住道駅を利用される方も多いという現状もある地域の実情に合った交通体系のあり方について、調査・検討を進めたい。
岸和田・4中校区住民がJR住道駅利用のメリット3点
①交通費(大阪駅までの料金)が安い
京阪電車を利用すると420円、JR住道駅からは210円で済む。
②駅まで近い
千石東町と江端町との境目から京阪大和田駅とJR住道駅までの距離を計測すると約500~600メートル住道駅の方が近い。
③時間的に早く到着する
JR住道駅から快速に乗ると大阪駅まで、約20分、京阪大和田駅から区間急行に乗ると大阪駅まで約30分かかる。
亀井議員は、昔ながらの景観が失われてきている北島町の水郷の面影(「舟溜り」「石造りの太鼓橋」)が残した水路整備について質問しました。
答弁(要旨)
(北島地区の)公共下水道整備により、水質の向上を図ったのちは、門真市水路整備全体計画並びに門真市水路整備調整会議設置要綱の主旨に基づき、水路整備景観会議を設置し、将来の北島地区における水路整備計画を策定したい。
1月11日、ルミエールホールで「門真市成人祭」が開催され、多くの新成人が参加しました。
全国では127万人が新成人となりましたが、門真市でも昨年より35人多い、1212人が成人となります。
日本共産党市会議員団は、古川橋駅前で、恒例の成人祭宣伝を行い、成人祭に参加する青年や道ゆく市民に、「若者や国民の1票で自公政権を退場させたが、今年は、新しい政権のもとで、政治の中身を問う年にしよう」と呼びかけました。