[2024.1.12] -[門真民報]
民間バス路線縮小の中で
求められる公共交通の充実
門真市地域公共交通会議開かれる
門真市地域公共交通会議が昨年12月25日開かれ、福田英彦議員が傍聴しました。
議論された案件は、①前会議での意見への対応、②門真南ルートについて、③乗合タクシーについて、④答申書(案)、⑤乗合タクシーの運行区域の拡大についてでした。
門真南ルートワゴン型バス有料へ
9月から運行が開始された「門真南ルートワゴン型バス」については、利用者数等について報告があり、どういうターゲットにアプローチ(周知)するのか、まちづくりで利用が増加することが望ましい、今後データ取りが必要等の意見が出され、令和6年4月から運賃を大人250円、小学生、障がい者手帳所持者100円、未就学児無料とすることをはじめ、運行日や運行本数などについて答申案が了承されました。
乗合タクシー同乗者の拡大を議決、運行区域の拡大や休日運行の協議へ
令和5年度から運行が開始された「門真市乗合タクシー」については、利用登録者や利用者数とも目標値を下回っているものの利用者は少しずつ増えていること、運行開始時に比べ乗合率が低下していること、乗合タクシーから路線バスへの乗り継ぎは行われていないことなど利用状況について報告されました。
また、乗合タクシー等に関するアンケートでは、「高齢者の介助者、未就学児の兄弟姉妹の同乗を認めてほしい」、「駅まで行きたい」、「運行区域を拡大してほしい」、「土日祝にも運行してほしい」との要望があったとの報告がありました。
あわせてサービスの改善では、「復路の予約ができない」ことや「予約が集中している時間は前日に埋まっている」、「バス路線を復活させてほしい」との要望が出されています。
このようなことから、高齢者の介助者や未就学児とその兄弟姉妹となる小学生の同乗を可能とすることについては答申として決議、運行区域の拡大や休日運行については次回の決議に向け協議することとなりました。
議会ではワゴン型バスの市役所等への拡充の議論もあり、さらなる充実が求められます。
次期障がい福祉計画素案
医療的ケア児者支援の強化へ
門真市障がい者地域協議会開かれる
令和5年度第3回門真市障がい者地域協議会が昨年12月25日開かれ、豊北ゆう子議員が傍聴しました。
今回の議題は、①次期計画である第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画の素案について、 ②両計画(案)に対するパブリックコメントの実施と今後のスケジュールについてでした。
第7期障がい福祉計画の計画期間は、2024(令和6)年度から2026(令和8)年度までの3年間です。
この福祉計画は国の基本方針及び府の考え方を踏まえた成果目標、活動指標を設定し、その達成に向けた方策を定めるとしています。
医療的ケア児等に対する支援の拡充」が明記
計画素案では、昨年9月議会で採択された「門真市障がい児者親の会」の請願項目の「医療的ケア児等に対する支援の拡充」が第2章の「今後の施策推進に向けた課題」、第3章の「成果目標と活動指標」の項目に明記され、次のような内容が盛り込まれました。
「大阪府や近隣自治体との連携、医療機関に対し短期入所事業の実施を働きかける、既存サービスの拡充、新規事業誘致等を検討し医療的ケア児者の支援体制整備に努めます。」
今後、具体的な施策の実施が求められます。
本市の障がいのある人(障がい者手帳所持者)の状況では、人口総数に占める割合が全国平均の5・9%に対し7・3%と「全国平均より多くの障害のある人が暮らすまちと言える。」との記述があります。障がいがあっても誰もが安心して暮らせる施策の充実が図られるよう党議員団も引き続き頑張ります。
計画素案に対する
パブリックコメントが実施されています
【期間】
1月5日(金)~1月24日(水)
【閲覧場所】
障がい福祉課、市役所別館1階市情報コーナー、市役所本館入口、南部市民センター、その他市内の公共施設、市ホームページ等
【意見提出方法】
閲覧場所の提出箱に投函、障がい福祉課に直接または郵送・FAX・メール
消防本署整備に補助金は無いのか
定数より少ない職員数で大丈夫か
守口市門真市消防組合議会 福田英彦議員
守口市門真市消防組合議会が昨年12月26日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
消防組合議会に提案された案件は、条例案件5件、決算認定1件の計6件で、いずれも全会一致で可決されました。
福田英彦議員は、令和4年度守口市門真市消防組合会計歳入歳出決算の認定について、2点質疑を行いました。
守口消防本署整備のの概要・経過、整備総額と財源等ただす
1点目は、本年5月に竣工した守口消防本署の整備費について、①施設の概要と竣工までの経過、②整備費総額と財源構成、③国庫補助金が全くない理由についてただしました。
答弁では、①6階建て延面積が2643・77㎡、出場準備室を始め、研修室・救急訓練室を設け、令和2年7月に契約を締結、着工から契約変更を経て約2年8か月をかけ、令和5年5月に竣工。
②整備費総額は15億4289万3437円、財源構成は、一般財源及び地方債で、整備費総額の内、12億9210万円に地方債を充当し、うち5億4120万円を充当率百%、交付税算入率70%と有利な起債「緊急防災減債事業債」を充当。
③消防防災施設・設備のための補助金は、「消防防災施設整備費補助金」及び「緊急消防援助隊設備整備費補助金」があるが、守口本署新築工事には該当する補助金メニューがなかったため、国庫補助が0となっているとのことでした。
定数は367人で、現職員330人との乖離の考えと今後は
2点目に福田議員は、
総額30億円余の人件費にかかわって、①条例定数と規則の定数及び各定数の根拠、②現状の職員数の推移、③定数との乖離に対する認識、④今後の定数の考え方についてただしました。
答弁では、①条例定数は市民800人に1人で385人以内、規則定数は367人。
②平成31に336人、令和5年度に330人で推移。
③規則定数と開いているが、人口減少に合わせ、消防力を維持しつつ、財政規模を縮小していく必要があり、消防整備計画において最終的な職員規模を326名とし、現行の災害対応力を低下させず効率よく活動できる消防体制整備が必要であると認識している。
④育児介護休業法、地方公務員法の一部改正により導入された定年延長制度など、地方公務員を取り巻く環境が大きく変化し、今後の定数について検討するとのことでした。
決算認定では、日本共産党の守口市選出の寺本けんた議員が賛成の立場で討論を行い、現在の職員体制の見直しを求めました。
暮らし応援の施策充実
総選挙で日本共産党躍進を
元旦から党議員団が市内で訴え
日本共産党門真市議会議員団(福田英彦議員、豊北ゆう子議員)は1月1日、門真市内を宣伝カーで回り、新年の決意を述べました。
豊北ゆう子議員は、府営門真上島府営住宅でマイクを握り訴え。
昨年4月の統一地方選挙で三選を果たして以降、今年度で解散するくすのき広域連合の議会で介護保険サービスが後退している問題について取上げ、新年度から門真市が介護保険事業を運営するにあたり保険料の引上げやサービスが後退することのないよう求めたこと。パーティ券の裏金疑惑、「戦争する国づくり」など自公政権の問題を厳しく批判し、来たるべき解散総選挙で日本共産党の躍進をと力強く訴えました。
「門出の言葉」では感謝と社会貢献への決意
門真市二十歳のつどい」開かれる
門真市、門真市教育委員会、門真市二十歳のつどい実行委員会主催の「門真市二十歳のつどい」が8日に開かれました。
第一部の式典では、「つどい」が7月に結成された実行委員会を中心にミーティングが重ねられ企画立案されたこと、企業・団体にも協力して頂いたことなどが紹介されました。
その後、宮本一孝市長が式辞を述べ、市議会を代表し岡本宗城議長、門真市選出の泰江まさき府議が祝辞を述べました。
そして、実行委員会の2人が「門出の言葉」で、成長に寄り添った方々への感謝と「微力ながら社会に貢献していきたい」と決意を述べました。
第二部では、二組の漫才が披露されました。