[2023.12.8] -[門真民報]
まちづくりの無駄遣い認められない
学校給食調理業務の委託拡大は問題
第4回定例会(12月議会)始まる
門真市議会本会議が11月29日開かれ、12月15日までの日程で、第4回定例会(12月議会)が始まりました。
最初に、閉会中に審査が付託されていた案件について決算特別委員長の審査結果報告があり、その後採決が行われました。
採決にあたっては、福田英彦議員が「令和4年度歳入歳出決算認定」について反対の立場で討論に立ちました。
討論では、計画等の位置づけなく16億円も支出し買収した大和田駅南側の銀行跡地、門真住宅建替に伴う余剰地を国の補助金20億円を受けることなく民間に建物付きで売却しようとした問題、マイナンバーカードの取得促進と健康保険証への紐づけ問題、自衛官及び自衛官候補生募集のための自衛隊へ個人情報提供問題、昨年の広報かどま9月号1・2面が、松生町の大規模商業施設の広告記事ともいうべき内容となっていた問題、市税・国民健康保険料・後期高齢者医療保険料滞納者に対する差押え問題、相談者を委縮させる生活保護の面談室問題、就学援助事業における入学準備金を入学前でなく門真市だけ9月末に支給する問題について指摘、早期の改善を求めました。
豊北ゆう子議員は、党議員団が委員会で質疑できない文教こども常任委員会所管の議案のうち3点について質疑しました。
「門真市教育センター条例の一部改正」については、「適応指導教室」が削除されているがどこに配置するのか、
条例等の位置づけについてただし、「市民プラザ内で事業を継続し、教育委員会規則等で必要な改正を行う」と答弁しました。
「門真市立幼稚園及び門真市立幼保連携型認定こども園条例の一部改正」については、通園バスの廃止理由についてただし、「令和5年は5名の利用で、450万円の費用を支出、来年度募集要項で終了を明記しており、影響はない」とのことでした。
一般会計補正予算の
「債務負担行為」で、来年度から東小学校の給食調理を委託するとしていることから、直営校を一定残し災害対応するべきとただしましたが、「事業者に協力要請できる災害時の炊き出し等業務に関する協定」を締結していると答弁しました。
市役所まで運行して欲しい
ワゴン型バスの周知を
党市委員会が「門真南ルートワゴンバス」拡充を要望
日本共産党門真市委員会は11月28日、「コミュニテイバス廃止後の門真南ルートワゴン型バスを市役所まで運行することを求める要望書」を600筆の署名を添えて宮本市長宛に提出しました。
吉松正憲市委員長が、経緯と趣旨を伝え、参加者が、「市役所までのバスが無くなり舟田町まで茨木市から来てくれていたボランティアの方が歩いて来ている」「門真市のどこに住んでいても移動しやすくしてほしい」「門真市作成の時刻表の字が小さくて見えにくい」「舟田町の停留所は乗り降りが危く場所を変えて欲しい」「ワゴン型バスの周知が不足している。全市民に分かるように」など切実な思いが出されました。
担当課は、出された切実な要望も受けて、今後検討していきたいと答えました。
市民の命と暮らし守る施策を
介護保険は後退のないように
党議員団が2024年度予算要
日本共産党門真市議会議員団は11月28日、「2024年度門真市予算及び施策に関する要望書」を宮本一孝市長宛に提出、大矢宏幸企画財政部長が対応しました。
要望書では、物価の高騰に対し、市民の命と暮らしを守る施策の推進、市内各地ですすめられているまちづくりの課題についても要望しました。
また、市独自で運営する介護保険事業でのサービス後退が起こらないように強く要望しました。
市民の税金支出は、しっかりチェックし予算計上を!
総務建設常任委員会 福田英彦議員
総務建設常任委員会が1日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
総務建設常任委員会に審査が付託された案件は11件で、いずれも採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定しました。
「門真市営門真千石西町住宅第4期新築工事請負契約の一部変更」については、当初の契約金額72億3695万2800円から、1割超の7億7千万円を増額し、80億1031万2296円とすることから、変更の主な要因と変更額の算定根拠についてただしました。
答弁では、労務単価及び建設資材価格の高騰が主な要因で、国の算定方法に準じ、当初工事の予定価格積算方法と同様の方法で物価変動後の単価を用い積算したとのことでした。
「令和5年度門真市一般会計補正予算」で、門真住宅建て替えにより実施している市道の歩道拡幅工事による電柱移設に伴い、各通信会社への移転補償として約700万円を支払う予算計上について質疑により二つの問題が明らかになりました。
①一般的に道路等の占用許可を受けたものが道路の拡幅等を理由に移転が必要となったときは占用している事業者の負担で移転しているにもかかわらず、なぜ補償費を支払うのかについてただし、事業者と協議したが補償することとなったとの答弁でしたが、その理由が全く分かりませんでした。
②仮に補償費の支払いが必要だとしても、なぜ特定財源(補助金等)が全くなく、補償費全てを一般財源(市民の税金)で賄っているのかについてただし、「大阪府に確認したところ、補助対象とすることは可能と回答」との答弁がありました。
予算計上までのチェックが財政部局も事業部局も不十分だったと言わざるを得ず、福田議員は議案には賛成しましたが、次の議会には二つの問題点を踏まえ予算計上するよう強く求めました。
所管事項に対する質問では、4点についてただしました。
(1)京阪バスの大幅減便については、11月1日に京阪バスが発表した大幅減便の内容と影響、600筆の署名を添えて提出されたワゴン型バスの市役所までの運行や今後の公共交通確保について質し、「新たな交通手段等の導入について地域公共交通会議に図りたい」と答弁しました。
(2)他市からの民間総合病院の移転に伴う庁舎エリア整備への影響と今後の検討内容については、「現時点では影響は未定で、保健福祉部など関係部署と調整を行いながら病院と連携を図れるよう検討をすすめる」と答弁しました。
(3)北島西・北周辺地区土地区画整理事業における市有地活用方針については、これまでの経過や地権者等への移行把握、立地適正化等への反映について質し、「施設再編の方向性を定めた後、パブリックコメントの実施、計画の令和5年度内の反映を予定している」と答弁しました。
(4)北部地区優先主要生活道路事業については、小路、元町、本町を通る南北道路を拡幅(狭い一方通行から2車線の道路へ)する事業の地元説明会がようやく行われたことから、説明会の概要と出された意見、今後の考えなどについてただし、「参加者からは交通規制や交通安全対策の意見が多く、警察等の関係機関と協議を進める」と答弁しましたが、福田議員は、その後の地元説明会も開催するよう求めました。
日本共産党を伸ばして
希望ある政治に変えよう
たつみコータロー元参院議員迎え「つどい」
「たつみコータローさんと語るつどい」が11月25日、門真市委員会で開かれました。
たつみコータロー元参議院議員は、日本共産党の「経済再生プラン」を紹介しながら、「この30年の間、実質賃金が上がっていないのは日本だけ」と、まず目先の利益優先・財界中心の自民党政治を批判しました。
教育では、自民党政治の下で国立大学の初年度納付額が50年前の1・6万円から50倍になる等、他国と比べても学費が高すぎること。 天井知らずに事業費が増える大阪万博・カジノは中止しかない。一番物価高騰対策になる消費税の減税を絶対に言わない岸田自公政権を変えて希望ある政治にと、来る総選挙では日本共産党を伸ばしてほしいと訴え、参加者が拍手で答えました。