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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2404(2022年3月27日号)

    [2022.3.25] -[門真民報]

    不透明な事業推進ではなく
    コロナ対策と市民の暮らし応援を

    第1回定例会(3月議会)が閉会

     本会議が22日開かれ、2月24日開会の第1回定例会(3月議会)の全ての日程が終了し閉会しました。
     まず、各常任委員会に審査が付託されていた案件について委員長報告が行われ、その後の採決に当たり福田英彦議員が3議案について反対の立場から討論を行いました。

    計画なしの銀行跡地取得は問題、余剰地活用は見直しを!

     2022年度(令和4年度)一般会計予算では、「二つの大問題」があるとしました。
     一つ目は、大和田駅南側の旧銀行跡地を「駅前広場」とするための用地購入費と建物補償費の総額約16億5千万円の予算計上については、「アクションプログラム」にも位置付けられず、交通事業者との協議もないことが代表質問や予算審議で明らかとなったこと。加えて、「公有地の拡大の推進に関する法律」に基づき買取希望した昨年4月の提示額11億円の1・5倍になっていることについてもまともな答弁がなかったことを挙げ、「不透明な予算計上」だと厳しく指摘しました。
     二つ目は、門真住宅建て替えに伴う6・6㌶の余剰地活用で国の補助金と地方債制度を活用し市が建物を解体撤去することなく、民間に建物付で売却することで20億円も損をして市民の貴重な財産を「たたき売り」しようとしていた問題で、公共施設等マネジメント戦略会議や余剰地活用検討ワーキンググループで財政措置について全く議論されなったことについて厳しく指摘。
    財政措置の活用によって、余剰地活用検討の制約が取り払われたとして、ゼロベースで見直すことを強く求めました。
     この他、浜町保育園の廃園、子ども発達支援センターへの指定管理者制度導入等について問題を指摘しました。

    滞納者への差押えではなく、親身な相談と支援を!

     2022年度(令和4年度)国民健康保険事業特別会計及び後期高齢者医療事業特別会計予算については、滞納者への差押え推進ではなく、SOSと受け止め、親身な相談と支援に繋げることが求められると指摘しました。
     次に、3月31日で退任の三原淳子副市長の後任に、古澤智昭氏が提案され、賛成多数(日本共産党議員団は反対)で選任されました。

    市民の審査請求権を保障し議員政治倫理条例の更なる改善を

     次に、議員提出議案「門真市議会議員政治倫理条例の一部改正」が議題となり、全会一致で議決されました。
     これは、「議員の責務」に法令等の遵守と自ら疑惑の解明に当たる等の追加、「政治倫理基準の遵守」にハラスメント等の行為をしないことや暴力団等反社会的勢力に関する項目を追加するとともに、文言等の整理を行ったものです。
     現行の条例では、市民の審査請求権が保障されないことや、審査会の構成が議員のみという問題があり、引き続き改善が必要です。
     定例会は閉会しましたが、引き続き新型コロナ対策と市民の暮らし応援の施策充実に頑張ります。

     

    門真市の特性生かした交通戦略の策定を

    第4回総合交通戦略策定協議会

     第4回門真市総合交通戦略策定協議会が18日開かれました。
     「総合交通戦略」は、「近年の人口減少や高齢化の進行、地球環境問題などの社会情勢の変化に対応するため、過度に自家用車利用に依存することなく、徒歩、自転車、公共交通等の各モードが連携し適切な役割分担のもと、望ましい都市・地域像の実現を図るためのもの」としています。
     門真市は、市域全体が平坦で市域面積が12・3平方キロとコンパクトであることから、平日の市内の移動は、自転車と徒歩が約8割で、「自転車分担率」は全国トップレベルとなっており、自転車通行の環境整備が求められています。
     また、交通不便地域の解消を目的に運行されているコミュニティバスの利用者数が減少するなか、バス事業者と連携した路線の再編も課題となっています。
     さらに、新たなまちづくりが進展するもとで道路の渋滞対策と安全の確保、歩道や駅舎の更なるバリアフリー化も求められています。 会議では、これまでの議論を踏まえた「門真市総合交通戦略(案)」が確認され、4月12日から5月12日まで実施予定のパブリックコメントを経て、5月30日に第5回目の会議開催が確認されました。
     策定会議は、福田英彦議員が傍聴しました。
     門真市の特性を生かした交通戦略策定で、安心安全ですべての世代にとってやさしいまちづくりが求められています。

     

    大規模商業施設建設の影響危惧
    事業者任せでなく門真市も対応を

    工場跡地16万㎡に設置される商業施設の住民説明会

     松生町の工場跡地(約16万㎡)に商業施設を新設するにあたり、事業者が3月3日に門真市に対し行った「大規模小売店舗立地法」に基づく届出に伴う住民説明会が18日、19日にルミエールホール小ホールで開かれました。

    店舗面積6万㎡超、休日の予測交通量1万7350台で周辺への影響危惧

     商業施設の設置者は三井不動産株式会社及びコストコホールセールジャパン株式会社で、門真市駅から南に約500mに位置し、中央環状線と国道163号に面した敷地で、物販店舗面積の合計が6万767㎡、車の収容台数4530台、自転車等の収容台数が1810台と大規模な施設で、開店時刻は午前7時から午後10時、荷さばき施設の利用時間は24時間となっています。
     商業棟は2棟で、来年春と夏の開業が予定されています。
     届出の具体的な内容が書かれている届出書の縦覧期間及び意見書を提出できる期間は4か月間、門真市の問合せ先は産業振興課となっています。
     説明会では、商業施設の概要、予想される周辺交通への影響(予測)への対応などについて説明がありました。
     大店立地法に基づく計算式による休日一日の予測交通量は、約1万7350台、平日一日で約8700台としています。
     周辺交通への影響を考慮し、施設の北側(国道163号)、西側(中央環状線)を中心に誘導経路を設けているとの説明でしたが、ピーク時に対応できるのかどうか危惧されます。

    通学する子どもの安全危惧、車優先の計画が浮彫りに

     事業者の説明を受け、短時間の質問時間に7人の参加者から質問や意見が出されました(18日説明会)。
     駐車場の出入りが午前6時からできることについて、近くの中学校に通う生徒など、通行の安全確保について質問が出されました。
     回答では、オープン時や繁忙期以外の通常は8時から開けて事故が起こらないように適宜誘導するとのことでした。
     また、守口市側からの車による渋滞についても心配の声が出され、車線の増設や計算値は許容範囲に収まっている、「警察と協議中で意見は伝える」との回答でした。
     また、西側の入口については車中心に考えられており、中央環状線沿いは自転車や歩行者が歩道橋を渡る事しかできないことも明らかになりました。
     この他、東側の住宅密集地、南側の住居や会社への影響に対する対応についても質問が出されました。
     事業者任せでなく市の対応も求められます。