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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2392(2021年12月26日号)

    [2021.12.24] -[門真民報]

    まちづくり、学校適正配置はじめ
    市民要望取り上げ施策の改善求める

    第4回定例会(12月議会)が閉会

     本会議が15・16日に開かれ、11月30日開会の第4回定例会(12月議会)が、全ての日程を終了し閉会しました。
     15日の本会議では、各常任委員会に審査が附託されていた案件について、委員長報告の後採決が行われました。

    格差拡大の申請等のオンライン化は認められない

     採決にあたっては福田英彦議員が、申請等のオンライン化を進める「門真市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定」について、情報通信技術(パソコンやスマートフォン)利用の格差是正の記述が不十分であること、マイナンバーの有無による格差の拡大、市独自サービスが更に困難になることを挙げ反対の討論を行いました。

    やるべきことせず子ども発達支援センターの指定管理者制度導入は認められない

     また亀井あつし議員は、門真市立こども発達支援センターに指定管理者制度を導入する条例改正について、運動機能訓練など質の高い療育や療育時間の延長、時間外預かりなどサービスの拡充など、これまで市としてやるべきことをせず、指定管理者制度導入で行うことは本末転倒であるとして反対の討論を行いました。
     討論を行った2議案は賛成多数、他の議案については全会一致で可決されました。

    政府迷走の給付金門真は年内10万円

     続いて、追加上程された18歳以下を対象に10万円相当を給付する国の事業に伴い、まずは一人当たり5万円を現金で給付する「子育て世帯への臨時特別給付金」 約8億2千万円の補正予算については、国の迷走に翻弄されながらも、児童手当受給者に対し年内に10万円を支給する方向性が示されたことから、福田英彦議員が、賛成の立場で討論に立ち、政府が所得制限を撤廃し財政措置を講じることを求めつつ、市として先行して所得制限をなくし、先ずは独自財源で現金10万円を支給することを求めました。
     その後は、市政に対する一般質問が行われ、16日にかけて18人が登壇しました。
     福田英彦議員、亀井あつし議員も一般質問に立ち、市政の問題点を厳しく指摘し、市民のみなさんから寄せられた要望を取り上げ。施策の改善等を求めました。
    (概要は別記参照)
     一般質問後は、議員提出議案3件(「女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書」、「選択的夫婦別姓制度の法制化に関する意見書」、「北朝鮮による日本人拉致問題に対する理解を深めるための取組みを推進する決議」)が上程され、それぞれ全会一致で可決されました。

     

    商業施設計画の対応、浜町保育園再整備、ジェンダー平等について

    福田英彦議員 一般質問で問題点質し、施策充実求める

    総務建設常任委員会が2日開かれ、福田英彦議員が出席しました。

     松生町のパナソニック工場跡地約16万4千㎡の広大な敷地に商業施設や分譲マンション等が建設される「松生町商業施設計画」に関する①これまでの経過②本市への影響③諸課題への対応についてただしました。
     答弁では、①大阪モノレール新駅設置での合意、市道門真中央線北側一方通行化でアンケート実施、開発事業者と事前協議、関係機関との協議、確認済み書が交付。②人の流れや賑わいに大きな変化が生まれまちの活性化や人口減の緩和、各種税の増、新たな雇用創出や経済効果が期待。③渋滞解消に向けた取組を進め、その他の課題も各担当機関と調整するとしました。

    商業施設の東・南側の渋滞は地域の納得を得て万全に

     福田議員は、再質問で、①商業施設の東側と南側の道路への影響への懸念の声が地域から出されているとしてその対応、②新駅設置に対し「無駄遣い」との声があるがその効果と費用負担等についてただしました。
     答弁では、①道路計画については、道路管理者と警察と車両の出入口の位置や進入用車線の増設等計画し誘導員の配置など開発許可の手続きの中で確認。②新駅機設置に係る費用は約77億円で、国費50%、残りを守口市と等分に負担、駅単体で人口増加率17・3%、地価上昇率13・1%と試算結果が出されており、市税等の増収など一定の効果が得られると考えるとしました。今後の推移等をしっかりチェックする必要があります。

    保育の需要が高まる市北西部には浜町保育園再整備を

     福田議員は、①来年3月末で浜町保育園が廃園となる市北西部の保育所の入所状況。②新たなまちづくりに伴う子どもの推計。③浜町保育園を再整備し、国道163号以北の公立園を2園とすることについてただしました。
     答弁では、①利用定員908人に対し、市外利用50人を合わせて888人で20人の空きがある。②新たなまちづくりで子育て世帯流入の可能性あるものの、推計は指定ない。③現在市北西部の待機児は発生しておらず、今後も未就学児の減少が見込まれ困難としました。
     福田議員は、浜町保育園の廃園と近隣市の利用者を考慮すると充足率は97・5%でぎりぎりであることを指摘し改めて答弁を求めましたが、「困難」との答弁に終始しました。

    パートナシップ制度導入など、ジェンダー平等の施策充実を

     SDGsが掲げる目標の一つ、ジェンダー平等について、①男女共同参画プランの進捗と課題。②「性自認と性的指向を理由とする差別等の解消」に関する施策の実施状況と「パートナーシップ制度」導入の考え等についてただしました。
     答弁では、①市民意識調査から相談の重要性、更なる周知が必要。②性的マイノリティ当事者を講師に招き職員研修、市民や企業に向け出前講座、教育委員会では指針の一部改訂、教職員研修、児童生徒に対しては発達段階に応じた様々な取組でお互いの自分らしさを尊重する態度の育成に努めている。大阪府が「パートナーシップ宣言宣誓証明制度」を実施しており、(市の制度導入について)現時点では想定していないが、府内市町村の動向や先進氏を参考に調査研究していくとしました。

     

    門真団地建替え余剰地
    四中・脇田・砂子小の統廃合について

    一般質問 亀井あつし議員

     門真団地建替えに伴う余剰地活用について6・9月議会に引き続き質問をしました。
     当該校区・近隣自治会への説明と要望の聞き取りについて、年内に庁内で決め、来年3月末までに完了するとの答弁がありました。

    防災公園以外にさまざまな活用を


      門真千石西住宅の建替え予定対象区域

     亀井議員は、①計画している防災公園に、現千石西町住宅の樹木の一部を移植して欲しい。②幅広い年代が利用できるコミュニティ施設を。③住民票の移動など市民サービス業務に対応できる支所の開設。④近隣の三ツ島4丁目6丁目は買い物に不便な地域であるので、商業施設の誘導。⑤隣接する北島東地区に建つ物流倉庫との間の水路沿いに、高木を植栽し倉庫の圧迫感を緩和させる工夫。⑥砂子水路沿いの桜並木を結んだ親水公園。⑦市営千石西町住宅南側に隣接する地域住民の生活環境に配慮する。
     門真団地建替えに伴う余剰地は、今後の南東部市域のまちづくりにとって大切な用地です。
     将来に禍根を残さないまちづくりに向けて、市民のみなさんの声をしっかり受け止めて頑張ります。

    4中校舎を残し脇田小の建替えを

     

    隣接する第四中学校(左側)と脇田小学校(右側)

      第4中学校と脇田・砂子小学校を統廃合(砂子小学校は廃校)して、小学1年生から中学3年生までが同じ施設で教育を受ける”第4中学校区の新しい学校づくり(小中一貫校)”について質問しました。
     全国各地の開校した小中一貫校で、「授業がマンネリ化し学びが受け身になっている」などの矛盾についての事例を示し、発達段階に応じた教育の進め方などについて質問しました。

     小学校と中学校の施設を一体にすると、授業時間の違い、体格差の違いなどの弊害を示し、7年生から9年生は現在の第四中学校を使い、砂子・脇田小学校の1年生から6年生までは脇田小学校の建替えられる校舎で学ぶことを提案しました。
     また、児童・生徒が登下校する際の通学路の安全対策、砂子小学校跡地は防災やコニュニティーの拠点として活用することを求めました。
     市は「学校運営における諸課題は、科学的根拠に基づき、対応や解決方策等をしっかりと検討」「施設一体型の小中一貫校が望ましいと考えている」「通学路の安全確保について対応策等を検討したい」「砂子小学校跡地活用は、地域の意見を踏まえつつ検討」と答弁しました。