[2021.10.29] -[門真民報]
陽性者把握しコロナ対策と支援
市民の暮らし、子育て施策充実を
福田英彦議員が問題点ただし改善求める
決算特別委員会が20日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
【環境水道部関係】
環境水道部関係では、1月から36パーセント引き上げられた下水道料金について考え方、今後の推移についてただし、「平成7年度から25年間据え置いていた料金の適正化を図る改定」と答弁しましたが、福田議員は、「改定については一定理解はするが、コロナ禍で1月からの改定は認められない」と述べ、公共下水道事業会計決算について反対しました。
一般ごみ収集運搬の民間委託の現状についてただし、22台中17台(77・3%)ということが明らかとなり、災害対応も含め今後の考えをただしました。
答弁では、「災害発生時における直営収集の必要性など行政が果たすべき役割等を含め、ごみ収集体制の確立について検討していく必要がある」としました。
この他、水道配水管の耐震化、府域一水道の動き、飯盛霊園のバリアフリー化、第2京阪道路環境監視などについてただしました。
【市民文化部関係】
市民文化部関係では、男女共同参画プラン改定に係る意識調査、女性サポートセンター運営事業についてただしたうえで、「ジェンダー平等」の取組状況についてただしました。
ジェンダー平等、選択的夫婦別姓国に求めよ
答弁では、各種セミナー、就労相談、女性のための相談等に取り組んできたとしました。
福田議員は、「選択的夫婦別姓」について決めれない政府や与党について批判したうえで、市長会等を通じ要望するよう求めました。
この他、NPO設立支援事業、南部市民センタートイレ洋式化、1人10万円の特別定額給付金、マイナンバー利用の戸籍事務、農業振興、図書館等指定管理者選定などについてただしました。
【保健福祉部関係】
保健福祉部関係については、新型コロナウイルス感染症対策において、市内陽性者の情報を把握しておくことが必要との認識を示したうえで、保健所への申し入れの内容等についてただしました。
答弁では、令和2年3月の感染発生当初から守口保健所に問い合わせたが、個人を特定できる情報が提供されることはなく、昨年7月の保健福祉部長と教育部長の口頭での申入れについても、個人情報保護の観点から、個別の状況は本人等より直接収集されたい、保健所は陽性者に対し行政機関等へ必要に応じて報告するよう指導を行っている、現在は支援が必要な方に関する情報は本人等からの連絡により個別に把握しているとのことでしたが、全く不十分です。
検体採取センター委託保健所との対応は問題
大阪府から委託されたPCR検査体制拡充のための検体採取センター設置について、実施に至る経過と概要についてただしたうえで、業務に関する委託料(補助金)が減額された経緯と対応についてただしました。
答弁では、配置していた2名の看護師を予約の検体採取業務が終了次第帰ってもらい報償費全額を支払ったことについて、保健所が仕様書に定めるとおりに従事させていない時間については委託料を支払う対象と認めないとして委託料請求減額の指示があり減額修正したが、府に対し本年7月に本市が誠実に事務を履行していたことを伝えるため申入れを行ったとのことでした。
福田議員は、この申し入れは、市長名で行われ、委託料請求の減額指示について「遺憾」だとして精査することを府健康医療部長に求めるもので、文書での回答の有無についてただしました。
答弁では、「当初から回答を要請することはしていない」としましたが、文書の内容からも回答を求めていることは明らかです。
この他、障がい者等支援給付、生活保護行政、ワクチン接種、国保のコロナ減免・滞納者への差押え問題についてただしました。
【こども部関係】
こども部関係については、摂津市での痛ましい児童虐待死亡事案に関連し、本市での通告から一時保護に至った事案についてただしました。
答弁では、父親からの暴力により一時保護に至った事案など9件とのことでした。
福田議員は、子どもの命を守ることを最優先に対応することを求めました。
こども発達支援センター専門施設の職員配置を
こども発達センターについては、施設の機能、職員体制についてただし、直営が問題ではなく、専門施設としての職員配置について問題があったことを指摘しました。
この他、放課後児童クラブ、公立保育園の統廃合、子ども医療費助成制度などについてただしました。