[2021.9.3] -[門真民報]
門真市長・教育長に対して
コロナから命を守るための緊急要望
PCR検査・夏休み明けの学校での対策など
党市議員団は、27日、全国各地で、新型コロナウイルスの新規感染者数が急増し、感染爆発、医療崩壊が深刻になる中、宮本一孝市長と久木元秀平教育長に対し、国への要望とともに、市独自の対策や市民への支援策をさらに拡充することを求める「新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急申し入れ」を行いました。
申し入れには、教育委員会邉田副教育長と宮内企画財政部長が対応し、懇談しました。
具体的な要望項目
(1)国に対する要望
①「原則自宅療養」の方針を撤回し、政府が責任をもって医療機能を強化した宿泊療養施設や臨時の医療施設などを増設し、症状に応じて必要な医療をすべての患者に提供すること。
②行政検査を抜本的に拡充するとともに、事業所学校保育園、放課後児童クラブなど自治体が行う集団検査に対する補助を行うこと。
③東京五輪の反省にたって、今からでもパラリンピックを中止し、命を守る対策に全力を集中すること。
④ワクチンを確保し、必要量を自治体に配分すること。
(2)市独自の対策
①PCR検査
〇検査を希望する市内在住者、在勤者、在学者に対し低額負担でのPCR検査の実施、または助成 制度を創設すること。
〇市役所職員の感染がこれまでになく確認されていることから、保健所が「濃厚接触者」と認定 しない職員に対してもPCR検査を実施すること。
②ワクチン接種
〇希望する高齢者への接種を漏れなく行うこと。
〇64歳以下の市民への接種をいっそう促進すること。
③小中学校での対策
〇学校の状況に応じ、登校見合わせの選択・分散登校オンライン授業などを柔軟に組み合わせて 対応すること。
〇濃厚接触者を狭くみず、実態に応じ、学級・学年全体など広めのPCR検査を行うこと。
〇教室でのエアロゾル感染防止のため、短時間での常時換気、効果の高い不織布マスクを児童・ 生徒に支給すること。
教育施策の後退「奨学金条例廃止」
9月定例市議会 議会運営委員会開く
議会運営委員会が1日開かれ、8日から開会予定の第3回定例会(9月議会)に提案予定の議案等の取扱いについて協議しました。
第3回定例会に提出予定の案件は、報告2件、承認1件、条例5件、5件、認定案件3件、人事案件2件の計19件です。
子育て応援に逆行 浜町保育園 廃園前倒し
条例議案には、門真市立浜町保育園の廃園日を変更する条例の一部改正があります。
同園の廃園は、昨年の9月議会に、「門真市公立園最適化基本方針」に基づく公立園の再編計画を策定することもなく、突然、浜町保育園を2025年4月、廃園を決めるという内容でした。それを2022年4月に変更するものです。子育て施策の充実の立場から、同園の廃園による影響など問題点を明らかにしていきます。
また、教育の充実に逆行する「門真市奨学条例の廃止」を、国及び大阪府の就学支援金制度の拡充を理由に上程しています。
コロナ対策・モノレール駅舎等21年度補正予算
21年度門真市一般会計補正予算では、新型コロナワクチン接種などのコロナ対策や大阪モノレール門真市駅・(仮称)門真南駅間新駅設置事業(期間22年度~23年度、限度額4007万円)、個人番号カード申請サポート事業なども上程されています。
党市議団は、施策の後退を許さず、切実な願い実現の立場で頑張ります
維新府政の実態と日本共産党
日本共産党大阪府議会議員 内海公仁
府のコロナ対策の問題点
背景にあるのは吉村知事の明らかな失政です。
根本に「行革」の名の下に体制を縮小させてきたことが問題です。一部で体制強化したと言ってますが、一時しのぎでしかありません。
病床削減と公的病院の役割を低下させてきたことへの反省もなく、さらに削減しようとしているのは、国も維新府政も同罪です。全国で2025年までに20万床近く急性期病床を減らす計画です。
大阪府も国の方針に従い、急性期病床を中心に削減しようとしています。
大阪のコロナ対策には、検査の拡大で感染を最小限に食い止める姿勢は初めからありません。特に、大阪市内は、陽性者が特別多く、行政区ごとに状況をつかんで集積地の対策が必要です。しかし、大阪市内のどの地域で感染が広がっているか、科学的に明らかになっていません。
高齢者施設、福祉施設などでの定期的、頻回の検査も、国の方針の範囲内だけです。ここも検査に対し消極的です。変異株の検査も、国の水準の範囲しかやらない。しかも大阪独自でゲノム解析もしない。人流対策とワクチンだけに頼るだけでは、無症状者を野放しにし、いつまでも感染拡大の無限ループに陥るだけです。
府政を動かす日本共産党
日本共産党は府民の命と暮らしを守る立場で、現場の実態を繰り返し示し、コロナ対策の根本にかかわって府政を動かしてきました。
その一つは一貫した検査体制の拡大です。福祉施設へのマスク・消毒液など感染防止対策のための補助も実現しました。
また、飲食店などへの支援金は、昨年2月当初は否定的でした。さらにその時点で「休業要請外」事業所への支援を求めたのは、日本共産党だけでした。これが実現したのは重要です。
教育分野でも、子どもの不安に寄り添い、授業の詰込みだけにならないように常に要求し続け、スクールカウンセラー拡充が実現しました。
府議会での日本共産党の議席の値打ちは光っています。この議席を守るために、力を合わせて、頑張りましょう。(2021年8月8日・15日付大阪民主新報参照)
「五輪より命」と訴える
門真女性後援会が古川橋駅前で
8月28日、日本共産党門真女性後援会は、京阪古川橋駅前で定例の女性宣伝を行ないました。
「長雨後の猛暑と相次ぐコロナ感染で過去最高を更新する日々が続く中、みなさんお元気でしょうか?『お困りごとは日本共産党へ』」と呼びかけると、何人もの人が振り向きました。
野党共闘で新しい政権に
日本共産党は、「五輪より命」の立場で「コロナから命を守るための緊急提案」を8月19日に行なったこと。全国で医療崩壊が起こっているもと、野党共同で国会を開くことを求めているが菅政権は一向に開こうとせず、国民の命より自らの総裁選にしか関心が無いこと。など訴え、10月に行われる総選挙で「野党共闘で、アベ・スガ政権と維新政治から新しい政権に変えましょう。」と訴えました。
日本共産党支持してるよ!
自転車を止めた高齢の男性に「選挙が近いですね~」と話しかけると、「共産党を支持してるよ。野党共闘はしなあかん」と返ってきました。また、子育て世代の女性に「子どもの感染者も増えているし、自殺者も増えています。コロナ対策強化してほしいですね」と声をかけると、「そうですね~」と共感と共に心配な表情。この日、女性後援会は、「門真の小中学校の給食費無償化を求める署名」にも取り組み5筆が集まりました。宣伝には、女性7人が参加しました。