[2021.4.23] -[門真民報]
感染急拡大と医療ひっ迫の大阪府
市はワクチン接種の体制づくりと
新型コロナ対策の独自施策推進を
新型コロナウイルスの一日当たりの感染確認者が18日には1220人と過去最高となり、府が確保する重症病床248を大きく上回る286人の重傷者となるなど、医療の現場では深刻な状況となっています。
こうしたなかで、一部の自治体では、医療従事者に続き12日から高齢者に対するワクチン接種がスタートしています。
門真市では、4月5日から対象となる高齢者に接種券が届けられ、14日午後から予約受付がスタートしています。
対象者に見合わないワクチンの確保数
しかし、予約受付の終了した4月28日と29日の接種人数は、それぞれ僅か70人で、連休明けの5月8日と9日はそれぞれ120人、5月に約2400人が一回目の接種を行う計画としていますが、各日程の接種人数は示されていません(4月18日時点、別表参照)。
感染の急拡大で、一刻も早くワクチン接種をと考える市民の予約が殺到し、電話がつながらないなど、多くの苦情や問合せがコールセンターや担当部署、党議員団にも寄せられています。
門真市内の対象者となる高齢者は約3万7千人で、早期の接種を望む高齢者に見合うワクチンが国から配分されていない状況です。
また、医療従事者へのワクチン接種も進んでいません。
ワクチン確保、感染抑え込みなど政府の対応の遅れは明らか
「日本はほかの先進国よりも遅れていて、失敗したことは明らか」「接種の準備なども自治体に丸投げで、スムーズな接種につながらず、政府としての方針を示すべき」との声も上がっています。
政府は、PCR検査の抜本拡充や医療体制の強化等の感染抑え込みなど政府の対応の遅れは明らかです。
市民への丁寧な説明と確実なワクチン接種を
ワクチン接種の実施責任を持つ門真市は、こうした現状を踏まえ、市民にていねいな説明を行い、確保されたワクチンに見合う接種体制をつくると同時に、市独自のコロナ対策と支援策を進めることが求められ、党議員団も実現のため力をつくします。
非認知能力向上、保護者の相談支援
公民連携で子どもの居場所づくり
「子どもLOBBY」内覧会に議員団が参加
4月末に開設の公民連携子どもの居場所「子どもLOBBY」の内覧会が行われ、亀井あつし議員、福田英彦議員も参加しました。
子どもLOBBYは、①保護者や子育て関係者を対象とした子どもの非認知能力向上プログラムの実施、②子どもの居場所及び保護者の相談支援の場としての活用、③キャリア教育イベントの実施を主な内容とし、門真市駅前のイズミヤ門真店3階に開設されるもので、広さは約60㎡、定員20名程度(コロナ禍で人数調整あり)となっています。
「公民連携」については、次の企業等と事業連携協定を締結しています。
〇㈱エイチ・ツー・オー 商業開発=敷地を市 へ使用貸借及びキャ リア教育
〇㈱海洋堂=隣接する 「海洋堂ホビーラン ド」と連携し、キャ リア教育の一環とし て子どもへのフィギ ア色塗り体験などの 実施
〇イケア・ジャパン㈱ IKEA鶴浜=内装 デザイン・家具等の 寄付及びキャリア教 育
〇有限会社たまご企画 ・有限会社スタジオ エッグ(漫画家ゆで たまご事務所)=イ メージキャラクター の作画
〇NPO法人全世界空 手道連盟新極真会大 阪東部支部=周知活 動及びキャリア教育
子どもLOOBYのイメージキャラクターデザインも募集され、市内の小学生から272作品もの応募があり、その中から選ばれた数作品から漫画「キン肉マン」の作者である「ゆでたまご」先生がリライトし、イメージキャラクターが誕生します。
子どもLOBBYを設置する建物は、耐震性が不足し、3月議会では移転事業を進めている建物に市の新たな事業を実施することの是非が問われました。
安全・安心に運営が行われるよう今後も注視していきます。