[2021.3.19] -[門真民報]
国いいなりのデジタル化問題、入札制度の問題点、
まちづくりの諸課題について質す
総務建設常任委員会 福田英彦議員
総務建設常任委員会が9日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
委員会に付託された案件は、条例改正や各会計予算など17件で、新年度の一般会計、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計予算は福田議員が反対し賛成多数、他の案件については、全会一致で可決すべきと決定しました。
情報システム等の統一化で市民サービス低下しないか
新年度一般会計予算の総務関係について福田議員は、「庁内ICT環境整備業務委託」など、市役所のデジタル化について事業概要、国における地方自治体の情報システム等の標準化・共通化による業務や市民サービスへの影響、地方自治が損なわれる点についてただしました。
答弁では、「市の負担が大きく軽減され、機能や帳票等が全国一律になることで市民サービスの向上が図られる」としながら、「標準化による業務プロセスの見直し」が必要との認識を示し、「処理する事務は創意工夫の余地が小さく、市民サービスが低下することはない」としました。
福田議員は、答弁の問題点を指摘し、導入は必要最低限とすることを求めました。
職員への働きかけ等弊害のある入札制度の試行の中止を!
公共事業の発注における入札について、最低制限価格の「事後公表」を試行実施している問題について、①市職員に対し最低制限価格を聞き出すための不当な働きかけ、②最低制限価格を1円でも下回ると失格となる、③内訳明細書を提出させることで、抽選となっても積算が確認できることを挙げ、最低制限価格の事後公表の試行実施を中止することについて質しました。
答弁では、「職員への働きかけはない」「国の通知で明細の確認まで求められていない」とし、問題だらけの入札制度を継続する態度に終始しました。
税や国保料等の滞納者への徴収強化やめよ
福田議員は、税や国民健康保険料、後期高齢者医療保険料の滞納者に対する差押えによる徴収強化の実態も質疑で明らかにし、生命保険や売掛金の差押え、75歳以上の高齢者への差押えなど徴収強化をやめるよう求めました。
子育て世代が住み続けられるまちづくり住民合意で安全・安心のまちづくりを
建設関係については、都市計画マスタープランの改定にあたり、本市の課題の認識について質し、「人口減少、高齢化の進行、子育て世代の転出超過が見られる」とし、「子育て世代が住み続けたいまちを構築することが必要」と答弁しました。
門真千石西町住宅第4期新築工事に関わっては、建替えによって生み出される余剰地について質し、当初の4万㎡から6万6千㎡の余剰地となることが明らかとなりました。
福田議員は、子育て層向けの住宅建設と入居基準の緩和について求めました。
北島東第2地区の区画整理事業については、進捗やまちづくりの評価等について質し、地権者の意向を踏まえつつ、農地の保全についても求めました。
元町、小路町の西部地域の南北道路(守口門真停留所線)の拡幅については、道路形態について質したうえで、住民への説明が十分ではないとの認識を示し、住民への説明を丁寧に行い住民合意で進めることを求めました。
このほか、泉町・松葉町地区、幸福町・垣内町地区の事業、空き家対策、公園整備等について質疑しました。
生活・福祉・環境の改善・充実を求める
水道民生常任委員会 亀井あつし議員
民生常任委員会が10日、開かれ、亀井あつし議員が出席しました。
審査された議案は、生活・福祉・環境に関わる令和3年度門真市一般会計予算(反対)、新型コロナウイルス感染症対策のワクチン接種などの令和2・3年度補正予算(賛成)、国民健康保険・後期高齢者医療特別会計予算(反対)、水道事業会計予算(賛成)・公共下水道事業会計予算(賛成)、門真市公民館審議会を廃止(反対)・国民健康保険条例の一部改正(賛成)条例について、要望や疑問点を問いただしました。
「公の施設」公民館審議会廃止
指定管理任せはダメ
門真市公民館審議会を廃止することに反対したのは、「公の施設」で市が主体として設置して、市としての基本的な考え方をもって運営すべき施設を、指定管理者任せにすることには問題があるため反対しました。
市は、「市と指定管理者で協議、調整をはかる」と答弁しましたが、やはり公の施設を指定管理者が肩代わりすることは認められません。
また、「利用者に身近な立場」が市ではなく、指定管理者ということも納得できません。それは、これまでも他の施設(市民プラザなど)で指定管理者は何度も変わってきました。変わらないのは、公の施設を有する本市こそ「利用者に身近な立場」そのものです。
同条例は、日本共産党以外の賛成多数で可決されましたが、今後の運営について推移を党市議団は見守ります。
新年度予算案
マイナンバー問題点を指摘し反対
令和3年度門真市一般会計予算と国民健康保険特別会事業計予算は、菅政権がマイナンバーカードの普及の狙いである個人情報の集約化は国家が個人情報の管理すること、個人情報漏洩の問題点などを指摘し反対しました。
飯盛霊園のバリアフリー推進
党議員団の質問が実る
亀井あつし議員と福田英彦議員は、飯森霊園組合議会議員の時、園内の過去の整備された区画ではバリアフリー化が進んでいない問題点を指摘し、計画的なバリアフリー化を求めていました。
令和3年度門真市一般会計予算審議の中で、その後の推移について質問しました。
市は、同組合が「令和3年度、『霊園整備計画』及び『公園整備計画』を策定し、国や関係市で定められているバリアフリー基本方針などに基づいた具体化を策定し、改めて霊園全体の点検を行い順次改善していく」 と答弁しました。
特別障害者手当等支給事業
もっと市民に周知して欲しい
災害見舞金条例の一部改正では、犯罪被害者など支援条例の制定を求めました。
他に、ジェンダー平等の立場からパートナーシップ宣誓証明制度を市として制定すること、生涯学習複合施設の開設に向けて、どのように市の担うべき「本館機能・基幹業務」の強化・充実をはかるのか、障害のある人が快適で住みやすいまちづくり等を推進すること、特別障害者手当等支給事業を市民に周知すること、高齢者補聴器購入費用助成制度を創設などについて質問しました。
日本共産党砂子脇田支部 南部・門真団地後援会
壁に絵のある「新事務所」
3月14日、日本共産党砂子脇田支部、南部・門真団地後援会の建替えられた「新事務所開き」が行われました。
地元の亀井あつし議員は、挨拶で「困った時の駆け込み寺として役割。地域のみなさんに愛される。地域から政治を変えていく砦を目指して頑張りたい」と思いを語りました。
コロナ禍の今こそ消費税5%へ
門真重税反対集会開く
3・12門真重税反対集会が、京阪古川橋駅南側にあるサンジョゼ広場で開かれました。
今回は、新型コロナウイルス感染症に対して、自己責任の押し付けと強権でもって対応し、消費税は社会保障の財源だと言って減税を拒む一方軍事費拡大や社会保障削減を強行する菅政権のもとでの集会になりました。
主催者挨拶をした豊北起一門真民主商工会会長は、「コロナ禍の厳しい状況下、皆さんと力を合わせて頑張りたい」と決意を語りました。
行動提起をした小椋事務局長は、「維新府政のもと、持続化給付金を申請しているが、給付されていない。給付に向けて頑張る」と現状の問題と今後の決意を語りました。
亀井あつし議員と福田英彦議員が参加し、亀井議員が激励の挨拶をしました。