[2009.2.27] -[門真民報]
2月20日、議会運営委員会が開かれ、09年度第一回定例会に提出予定の新年度予算案・条例案などの説明が行われました。
条例関係では、これまで事業用施設として管理していた「リサイクルプラザ」の指定管理者制度への移行を目指し「公の施設」とする条例の制定、「文化振興基金」や「環境保全基金」、「教育振興基金」を新たに設置する基金条例の一部改正、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の施行に伴う認定手数料の新設や審査手数料の引き上げを伴う手数料条例の一部改正、新たに創設された小規模住宅型児童養育事業」に伴うひとり親家庭医療の助成に関する条例の一部改正、保健福祉センター内の障害者福祉センターにおいて日中一時支援事業を行うための保健福祉センター条例の一部改正、介護納付金の賦課限度額を9万円から10万円に引上げる国民健康保険条例の一部改正など8件。字の区域の廃止及び変更並びに町の新設は、大字上馬伏、大字下馬伏、大字上島頭、大字岸和田及び大字北巣本の区域の廃止、大字下島頭の区域を変更などを行い、四宮一丁目~四宮六丁目が新設されます。
08年度補正予算では、国の補正予算に伴う「定額給付金給付事業」「子育て応援特別手当事業」に関する事務費、退職者の増に伴う退職手当の追加、「地域活性化・臨時交付金」(総額1億1千5百万円余)を活用しての大和田小学校放課後児童クラブ整備工事費や、学校教育施設(給食棟)改修工事、西三荘へのエレベーター設置に伴う補助事業費などが計上されています。
09年度当初予算では、一般会計で職員給与の削減や行革での経費削減など約17億円減の441億円余、市税は景気悪化で10億円余の減を見込んでいます。
4月からの4園の保育所民営化に伴うものやゴミ収集委託や学校給食調理業務委託を拡大する一方で、住宅市街地総合整備事業は約8億円となっています。また、市民要望を反映し妊婦健診補助が拡充されます。
教育では自習教室「かどま土曜自学自習教室サタスタ」を全小中学校で順次実施するとしています。子どもたちの教育に何が必要か、議論が必要です。
意見書では、国が保育制度の大幅な改悪を進めようとしていることから、直接契約制度の導入など、制度改悪を行わないよう「保育制度改悪に関する意見書(案)」を党議員団として提案しました。
請願では「議員の『隠れ報酬』的な役職報酬の全廃や大幅削減を求める請願」が議長に提出され、取り扱いを協議しました。「請願」は各常任員会の委員長および副委員長に対して支給されている手当ての全廃や議長や副議長などの「一般の議員報酬への上乗せ分」をせめて半減させることなどを求めています。
福田英彦議員は委員会に付託し審査することを求めましたが、各派持ち帰り検討することとなりました。
市長の施政方針説明に対する代表質問は11日・12日に行われ、議員団を代表し、亀井あつし議員が質問に立ちます。(11日午後予定)
また、常任委員会でも各議員が予算案や条例案について、市民の暮らしを守る立場からただしていきます。
会 計 名 |
2009年度A |
2008年度B |
増減額C(A-B) |
一般会計 |
44,123,000 |
45,818,000 |
△1,695,000 |
国民健康保険事業特別会計 |
17,213,689 |
16,053,516 |
1,160,173 |
四宮土地区画整理事業特別会計 |
87,403 |
70,408 |
16,995 |
公共下水道事業特別会計 |
6,416,481 |
6,646,833 |
△230,352 |
都市開発資金特別会計 |
783 |
500 |
283 |
公共用地先行取得事業特別会計 |
1,020,061 |
984,055 |
36,006 |
老人保健事業特別会計 |
5,589 |
1,972,586 |
△1,966,997 |
後期高齢者医療事業特別会計 |
1,023,989 |
976,123 |
47,866 |
水道事業会計 |
5,207,798 |
4,484,329 |
723,469 |
総 計 |
75,098,793 |
77,006,350 |
△1,907,557 |
2月18日、交野市立保健福祉センターで河北市議会議員合同研修会が行われました。
今回の研修会では、60万部以上のベストセラーとなった「食品の裏側」の著者である、安倍司氏が講演をしました。
安倍氏は、「食品の裏側」(食の本当の豊かさとは?)というテーマで、①「食」の現状を知る、②添加物が日本の食文化を壊していく、③これからの食生活をどうするかについて講演を行いました。
講演の中で実演も行われ安倍氏が、植物油・水に乳化剤と香料を混ぜてコーヒーフレッシュを作ったり、ブドウ糖果糖液糖類にアスコルビン酸(ビタミンC―1gでレモン50個分)、着色料を入れてジュースが作られると、会場から驚きの声が聞かれました。
また、食品添加物が使用される背景に経済と密接に関係していることについて、日本の工業製品を輸出する引き換えに、国内で許されていない防腐剤の付いたレモン等が輸入されている現状などの紹介もありました。
党議員団より、亀井あつし議員が参加しました。
① 無駄遣いを減らそう
「あれば便利、なくてもいい」を買いすぎていませんか。
② 添加物を摂っていることを認識する
仕事で手作りで料理をする時間がない、わかります。少しでも減ら す努力を。
③ 一週間のスパンで考える
週初めは、忙しく加工品、せめて週末は、手作りで。
④ 自分で出来るものは作ろう
緑茶500ミリ作るのに必要な茶葉は、3グラム。
⑤ 優先順位を決める
調理済み食品の材料費は、大体2割から3割です。
⑥ 料理を薄味にする
糖分・油・塩分「とりすぎ3兄弟」に要注意。
⑦ 「おいしくない」で判断してもいい
素材本来の「おいしさ」を知る
⑧ みんなで家事を手伝おう
お母さんの家事の負担を減らし、手作り料理の時間確保。
⑨ 便利な調味料を作っておこう
⑩ あわてずにゆっくりと進める