[2009.2.20] -[門真民報]
門真市教育委員会は、1月27日委員会を開催し、市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部改正を行い、来年度から市内のすべての小学校、中学校で夏休みを6日間短縮し、新しい学習指導要領の授業時間数増に対応する方針を明らかにしました。
これは授業時間数を大幅に増やす新学習指導要領が来年度から一部前倒しで実施されることに伴うもので、門真市以外にも、枚方市、大東市で門真市と同様の形で実施され、大阪狭山市や堺市でもそれぞれ実施されると報じられています。
市教委の説明では、授業時間数を増やすとすれば、平日に増やすとともに、始業式の日などにも授業を行ったり、試験日にも通常授業を行うか。あるいは、夏休み、冬休み、春休みを短縮して授業時間を確保するか、いずれかになる。しかし、平日に授業数を増やすとなると、非常に窮屈になり、突発的な事態で、授業できない場合、たとえば、インフルエンザで学校閉鎖になった場合など、対応が難しくなることや総合的な学習の時間なども大事にしたいこと、冷房設備など夏の暑さ対策が整備されていることなど、総合的に判断して今回の措置を決めたとのことでした。
新学習指導要領に対しては、さまざまな問題点が指摘されています。とりわけ年間35時間もの授業時間数の増加は、子どもたちに一層の学習負担を強いるのではないかとの懸念が出されています。
そして何よりも、欧米では20人学級が当たり前となっているのに、いまだに30人学級でさえ実施しないまま、授業時間数だけ増やすのは、拙速すぎるのではないかという思いをぬぐえません。
改正後 |
現行 |
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1学期 | 4月1日~7月31日 | 4月1日~8月31日 |
2学期 | 8月1日~12月31日 | 9月1日~12月31日 |
3学期 | 改正なし | 1月1日~3月31日 |
改正後 |
現行 |
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夏季休業日 | 7月21日~8月25日 | 7月21日~8月31日 |
2月6日締め切りの市営住宅空き家募集は、募集戸数6戸に対し263件の申し込みがあり、競争率は43.83倍でした。廉価な木造賃貸住宅が次々と取り壊され、建替えられるとともに、急速な景気悪化の中で、安価な公営住宅に対する市民の要望は依然として、きわめて強いものがあります。
また、橋下知事を含めてこの間、大阪府は府営住宅の新規建設をストップしており、老朽化した住宅の建替えに当たっても、戸数を減らすなどしており、この意味でも市営住宅の果たす役割は大きいものがあります。
募集戸数 | 申込者数 | 倍率 | |
新橋2期(3K) |
1 |
22 |
22 |
本町2期(2K) |
2 |
78 |
39 |
本町3期(2K) |
2 |
120 |
60 |
本町3期(2DK) |
1 |
43 |
43 |
合計 |
6 |
263 |
43.83 |
10日、飯盛霊園組合議会は議員全員協議会を開催。党議員団から井上まり子議員が出席しました。
まず、昨年10月作成の飯盛霊園組合あり方検討会の「今後の飯盛霊園組合のあり方」(報告書)組合事務局より報告がありました。
報告書には、墓地の拡張工事を終了したことから構成市民(門真、守口、大東、四條畷)の墓地需要に対応できる体制が整い、今後、維持管理時代になるので中長期的な経営戦略の策定が急務とうたわれ、19年11月正副管理者会議において、当組合の会計方式や運営形態について検討を開始するよう指示があり、組合と構成市を代表して四條畷市が検討したとなっています。検討会として19年度から12回開催。会計方式や運営形態を検討。一定の方向性を確認したとしています。
守口共産党の大藤議員と井上議員は、重要な課題(下記表参照)が盛り込まれているにもかかわらず一度も議会に対して「あり方検討会」の存在すら知らせていなかったことを厳しく指摘。今後の「あり方検討会」の位置付けについて明らかにするよう強く質しました。他党議員からも拙速な進め方について疑問の声が相次いで出されました。
組合事務局は、「今回の『報告書』は、事務局案としてまとめただけ」と繰り返し答弁。今後、検討委員会に学識経験者、四市担当者、市民等の参加を検討し議会と相談するとし、配布した「報告書」を事務局(案)に差し替えました。
「報告書」には、今後の方向性として「分担金のあり方をより明確にする」と書かれ、今後、コスト削減、ひいては霊園利用者の負担増も危惧されます。党議員団として今後しっかり議会のチックをしていきます。
次に、低所得者にも配慮した低廉な葬儀の新設として、これまでの委託方式(公営葬儀)を廃止。新たに市民と組合指定業者による直接契約方式、「飯盛霊園組合葬儀」を創設するとしています。それに伴って「飯盛霊園組合葬儀条例」の廃止条例を上程するとしています。
葬儀の種類について、現行の特別29万円、標準26万円、略式16万円を廃止。標準葬26万円、家族葬12万円の2種類(希望によりオプション料金を追加)に移行。
井上議員は、低廉な葬儀の新設には同意できるが、条例廃止ついては公的責任の後退が危惧されると指摘しました。
巣本交差点は、国道163号と府道八尾枚方線、府道守口門真線が交差し、交通量も大変多い交差点です。ですから、当然のことのように交通事故も多発し、死亡事故も少なくありません。
この間、地元自治会や交通事故の被害にあわれたご遺族の方などから、交差点の安全対策について多くの要望が吉松正憲議員の下へも寄せられていました。
すでに、2008年4月には、歩道部分を従前より広く確保する形でガードレールの位置を変えて設置する工事が行われていました。
当時、歩道上の移設なども要望していましたが、現状では困難との回答でしたが、今回の工事では、信号が南側に新設されました。
それとともに、従来、横断歩道が北側にあり国道163号を四条畷方面に東進し、八尾枚方線を左折する自動車からは、横断歩道に気づきにくいという問題点がありました。
今回、横断歩道も合わせて、南側に寄せる形で整備が行われたもので、市民の要望が実現したものです。