[2020.12.4] -[門真民報]
市立図書館・CCC(蔦屋)が指定管理者?
12月市議会に向け議会運営委員会が開かれる
12月7日開会の 12月議会に向け議会運営委員会が11月30日開かれ、提出予定議案の取扱い等について協議されました。
提出予定案件は、条例案件3件、予算案件5件、その他案件の計18 件。会期は12月18日までとなっています。
精神病床への医療費助成拡大
条例案件では、重度障害者医療費の助成対象に精神病床への入院に関わる医療費の追加と住所地特例(入所する以前の市町村が医療費を負担する。施行日以前に入院している場合は、引き継ぎ期間があるので、来年11月1日から)に係る条例改正などがあります。
四宮小学校の給食 直営 → 民間委託
20年度一般会計補正予算(2億7315万6千円)では、放課後児童クラブ運営事業などの新型コロナウイルス感染症対策、市民税・保育料の徴収強化対策、マイナンバー制度導入に伴う戸籍総合システム改修費用、四宮小学校給食を直営から民間に委託する債務負担行為などがあります。
学校のICT 電子黒板など導入
他の案件として、公民館と市民プラザ・市立図書館(2面に関連記事)・市営住宅(6か所)・有料自転車場(7ヶ所)の指定管理者の選定4件。国による「学校ITC環境を早急に実現」施策の小中学校への電子黒板やプロジェクター設置に伴う動産取得。
市民から、「種苗法改正を求める請願」が提出されています。
党議員団から「新しい生活様式をふまえた少人数学級編制の実現を求める意見書」案を提案しました。 市民にとって重要な予算審議が行われます。
コロナ禍ではありますが、本会議や委員会審議の傍聴をお願いします。
門真市営住宅で指定管理者に管理を行わせる施設
①本町市営住宅 ②寿市営住宅
③新橋市営住宅 ④門真住宅
⑤門真千石西町住宅 ⑥門真四宮住宅
指定管理者に指定される団体
日本管財株式会社
期間 2021年4月~2024年3月31日迄
門真市営自転車駐車場で指定管理者に管理を行わせる施設
①門真市駅北 ②門真市駅南第2
③門真市駅南第3 ④古川橋駅
⑤大和田駅 ⑥萱島駅西
⑦門真南駅機械式 ①~⑦の各自転車駐車場
指定管理者に指定される団体
ミディ総合管理株式会社
期間 2021年4月~2024年3月31日迄
「種苗法『改正』中止求める請願」」
理由も示さず委員会付託否決
これでは議会改革に逆行
市議会に対して市民より提出された「種苗法『改正』の中止を求める請願」の取り扱いについて協議しました。
請願の紹介議員である亀井あつし議員は、請願者が子ども達の未来の為に提出した思いを訴えました。
議会運営委員の福田英彦議員は「市民から提出された請願であり、シッカリと委員会審査をすべき」と主張しました。
そして、各会派代表者に対して、「委員会付託をしない理由を聞かせて欲しい」と求めましたが、公明党の委員から「質疑は本会議でシッカリしたい」と述べるもの委員会付託についての考えは示しませんでした。他の委員は、だんまりを決め込みました。
福田議員は「この間、市民に開かれた議会を目指して議会改革協議会で議論してきたことと逆行する」と強く主張しました。
しかし、残念ながら同請願は、12月議会開会日に本会議で即決することになりました。
「負のスパイラル
民間賃金引き下げに直結する
公務員一時金の引き下げは認められない
11月30日 臨時市議会開かれる
11月30日、 20年第2回臨時会本会議が開かれました。
議案は、10月7日に人事院が国会と内閣に対して行った国家公務員の一時金削減の勧告に基づき衆参両院で給与法改定案が可決されたことに伴い提案されたものです。
今回の一時金削減は、公務員だけの問題でなく、全ての労働者の賃金を抑制する政権・財界の意向に沿うものです。新型コロナの影響で疲弊する地域経済に悪影響を及ぼします。
党市議団は、国民の命とくらしを守りきる公務公共の役割を発揮し、全ての労働者の賃金・条件改善の立場から、福田英彦議員が、質疑と討論をしました。賛成多数で可決されました。尚、議員の一時金引下げは、賛成しました。
門真市立図書館の指定管理
CCC(ツタヤ図書館)で本当に大丈夫?
12月定例市議会に提出予定の議案「門真市立図書館の指定管理者の指定について」で指定管理者に指定する団体にカルチャア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CDなどのレンタル大手TSUTAYA。英語表記CCC)が選ばれました。
小牧市では住民投票で指定管理見直し
全国各地で、同社が指定管理者になっている公立図書館について、報道された内容や図書館関係者団体の見解などを調べたことについて紹介します。
左記の表にあるように全国で同社が指定管理になっている図書館では、様々な問題が起こっています。
愛知県の小牧市では、2015年「図書館の質が下がってはダメ」と反対運動がおこり、住民投票の結果、同社が指定管理になることが見直されました。
本が探しにくいツタヤ方式の分類
同社は、児童・生徒に授業で教えている、全国の図書館で広く使われている日本十進分類法でなく「ライフスタイル分類」という独自の分類をしています。
例えば旅行ジャンルに「伊勢物語」など予測不能な棚への配列がされています。
図書館の変質は許せない
門真市は、図書館の指定管理者制度導入のために、図書館条例を全部変えてしまいました。
具体的には、「図書館に館長、分館長、司書、その他必要な職員を置く」から、「図書館に館長、分館長その他必要な職員を置くことができる」としました。これは司書や必要な職員配置の判断を指定管理者に任せ、図書館を変質させるものにほかなりません。
党市会議員団は、図書館が、市民にとって必要とする資料を自由に快適に利用できるように、これからも頑張ります。