[2019.11.29] -[門真民報]
宮本市政の問題点、市政の課題、安全安心のまちづくりで懇談
日本共産党門真市議会議員団が市政報告・懇談会
日本共産党門真市議会議員団主催の市政報告・懇談会が、 12月 18日開かれました。
懇談会では、亀井あつし議員団長の挨拶の後、福田英彦議員団幹事長が報告しました。
まず、誕生から3年余り計画する宮本市政が、IR・万博に期待し、国・府言いなりで、民間委託推進や問題のある機構改革をすすめようとしていることについて報告しました。
高い国保料や介護保険料の滞納者に対する差押えでの徴収強化の実態、給与の差押について違法と判断された9月 26日の大阪高裁判決を紹介、人権問題では、ジェンダー平等、性的マイノリティの権利保障についても取り組みを進めていくと述べました。
まちづくりでは、府営住宅の市への移管や市街化調整区域に物流施設建設など南部地域の課題、古川橋駅北側の旧第一中学校跡地活用や門真市駅前など駅前の開発の現状、昨年の北部地震や台風を教訓にした災害に強いまちづくり、道路・歩道の安全確保でのこの間の取組、8年前の事故以来設置を求めてきた大阪モノレール門真市駅への可動式ホーム柵が設置されたことについて報告しました。
子育て・教育では、子ども医療費助成制度の拡充や、幼児教育・保育の無償化、子どもの未来応援ネットワークj事業などについて報告し、定員 260人の公立認定こども園、小中学校の統廃合や公立園の「最適化」について議論されていることについても課題や問題点について述べました。
また、少人数学級の拡充、「無償化」の財源で給食費の無償化など、子育て・教育施策のさらなる充実を求めていくとしました。
差押え強行、保育・学校統廃合、まちづくりの課題など要望
報告の後、参加者からは様々な意見や要望、質問が出されました。
滞納者への差押問題では、国保や介護保険料に留まらず、年金保険料についても強化されている実態が出され、高い国保料については、せめて協会けんぽ並みに引き下げてほしいと要望がありました。
門真市では、産業振興施策が乏しいことも出され、最低賃金が引き上げられたもとで、中小零細企業に対する支援が必要との意見が出されました。
また、小規模園から連携施設への入所が不透明だとして、門真市がしっかりと関わることや、無償化に伴う副食費の取り扱いについて質問が出されました。
また、病児保育の充実や学校給食の無償化、教員の変形労働制への危惧、障がい児への支援、学校統廃合の問題点についても意見が出されました。
まちづくりでは、古川橋駅北側の生涯学習複合施設の「民営」の危惧、市南部のまちづくりの課題、0~2歳児も遊べる公園整備、寝屋川大東線拡幅の計画や萱島駅周辺の道の安全確保について要望が出されました。
今後 12月議会や予算要望に反映させます。
教員の過労死促進はアカン!
脇小・4中街頭から教員 OB訴える
11月 22日、門真教職員組合元委員長の石原幸一氏が、脇田小学校と第4中学校の教員に、「『公立学校教員給与特別措置法(給特法)改定案』は廃案に」と街頭から訴えました。 宣伝行動に亀井あつし議員も参加しました。
公立学校教員は、小学校で3割、中学校で6割が過労死ラインに達するほどの異常な長時間労働を強いられています。
原因は、勤務時間内には終わらないほどの過剰な業務量を放置する一方で、必要な教員増をしてこなかったためです。
法案は、1年間の平均週労働時間を 40時間内にすることを条件に、いわゆる「繁忙期」に1日8時間を超えて働かせることができるようにするものです。 1年単位の変形労働時間制は、1年間という長期間にわたり8時間労働制という原則を崩す、重大な労働条件の不利益変更です。公務員である教員には、労使協定さえ結ぶことなく、条例で導入を可能として、どうして労働者としての権利を保護することができるのでしょうか。
法案は衆院で強行されましたが、労働者保護の仕組みをも教員から奪い、無権利状態におとしめることは断じて許されず、廃案しかありません。
地域公共交通やごみ処理施設について視察
民生常任委員会 亀井あつし議員
民生常任委員会は、11月 20日・ 21日にかけて、神奈川県秦野市で地域公共交通と地域包括ケアシステム構築に向けての移動支援、東京都三鷹市ではふじみ衛生組合新ごみ処理施設整備運営事業について視察しました。同視察に亀井あつし議員が参加しました。
交通空白地域対策としてデマンド型乗合タクシー活用など
秦野市は、道路運送法の変更によって不採算バス路線は廃止や減便によって公共交通空白地域が点在するようになりました。
同市は対策事業として、路線(乗合)バスではカバー出来ない地域への対応に乗合タクシーを基本に新たな地域交通の導入に踏み切りました。
具体的には、2008年計画を策定しテスト運行後本格導入。民間事業者が、①路線固定型乗合タクシーの運行( 14人乗りワゴン車両を使い、対象地域内で距離に応じて料金を設定して平日運行)、②デマンド型乗合タクシー(対象地域内で事前登録・事前予約制で平日運行)、路線固定型(14人乗りワゴン車両で平日運行)しています。
また、高齢者の買い物や通院など外出・移動を支援する事業を、社会福祉法人や交通事業者と連携して取り組んでいます。
施設建設にあたり粘り強い話し合いで合意
ふじみ衛生組合は、三鷹市と調布市のゴミを共同処理する組合で、両市の施設が老朽化する中で効率的な処理を目的に1999年に新ごみ処理施設整備覚書を締結し現在に至っています。
新しい施設の建設にあたり、当初は住民の強い反対運動がありましが、住民合意に粘り強く取り組み、いまでは地元協議会と「花いっぱいプロジェクト」などの取り組みが出来るまでになったと説明がありました。
焼却施設などは、民間事業者に業務委託しています。
委託先と対等に交渉できる力が必要
焼却施設などの技術職員の配置状況について質問しました。
同組合職員は、「同組合職員の仕事は、市民の安全・安心を確保するため、民間事業者の管理、監督や情報公開などです。そのためには、対等に交渉できる能力が必要です。将来的には専門家の活用が必要になることも考えられます」と述べました。
国の悪政と日本共産党の役割
維新府・市政の問題点を報告
古川橋地後援会が市政報告・懇談会
日本共産党古川橋地域後援会は 11月 17日と 24日に市政報告・懇談会を開催しました。
まず、福田英彦議員が報告。
国政問題では、「桜を見る会」や消費税増税の強行、9条改憲など安倍政権の問題点と日本共産党の果たしている役割、党創立 100周年を目指し、その役割にふさわしい強く大きな党づくりをすすめていることについて述べました。
また、「都構想」・IRカジノに突き進む維新大阪府・市政の問題点について詳しく述べ、大阪市を解体した後は周辺にも「特別区」を広げることを構想していて、門真市もよそごとではないことについて説明しました。
門真市政では、古川橋駅北側のまちづくりや高い国保料・介護保険料滞納者に対する差押え強化、小中学校の統廃合や公立保育園・幼稚園の統合等の動きについて報告しました。
参加者からは、まちづくりの計画に公営住宅を盛り込むことや昨年の地震や台風などを教訓にした災害への対応など様々な意見や要望が出されました。
秋晴れのもと
弁天池公園ふれあい感謝祭
だんじり・太鼓台パレード
秋晴れのもと、11月23日、弁天池公園で「ふれあい感謝祭」、古川橋駅ロータリーと速見小学校間で「だんじり・太鼓台パレード」が行われ、多くの市民が参加しました。
ふれあい感謝祭は、「人生 100年時代」をテーマに、メインステージでは、ダンスやよさこいソーラン、民舞など、マーケットやお楽しみコーナーなどでにぎわいました。
だんじり・太鼓台パレードでは、古川橋駅ロータリーに 10基が集結し、練り歩きなどに多くの聴衆の拍手や歓声に包まれました。