[2019.9.20] -[門真民報]
企業主導型保育施設を連携施設にする条例改正に、関係条文削除の修正案
保育の質を確保する観点から党議員団が提案
議会運営委員会が 12日開かれ、19・20日の本会議の運営等について協議しました。
まず、日本共産党議員団が2議案(議案第 42号 門真市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第 43号 門真市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について)に対する修正案を提出し、その取り扱いについて協議しました。
修正案の提案理由は、両原案が、家庭的保育事業や小規模保育事業等の「連携施設」に、企業主導型保育事業を認めようとするものですが、連携施設が本来担うべき「保育内容の支援」「代替保育の提供」ができず、3歳児の受入についても、門真市においては十分に可能であることから、保育の質を確保する観点から、当該条文を削除するものです。
この修正案については、19日の本会議で上程され、提案理由の説明、質疑、討論、採決が行われます。
党議員団は、保育の質を確保するために、修正案の議決に力をつくします。
本会議で行われる施政に対する一般質問には、議長を除く 19人の議員のうち、17人が質問通告を行い、様々な問題についてただしていきます。
党議員団も、この間みなさんから寄せられた様々な願いや要望、市政の問題点について一般質問でただします。
議員団の一般質問項目
福田英彦議員
1 非核平和宣言都市としての取組について
2 旧北小学校跡地周辺のまちづくりについて
3 市役所業務のAI(人工知能)、RPA(業務の 自動化)導入の問題点について
亀井あつし議員
1 府道深野南寺方大阪線沿線の歩道整備について
2 4年後に大阪府から市に移管される府営住宅 の補修について
3 「門真市自殺対策計画」の施策について
4 学校適正配置と学校トイレ整備について
5 「生涯学習複合施設建設基本計画の今後につ いて(図書館の直営を堅持することについて)
門真一番町生まれの宰相 幣原喜重郎の人と業績
幣原喜重郎生誕147年記念特別講演会
門真出身の第 44代内閣総理大臣、幣原喜重郎の誕生日の9月 13日、生誕 147年記念特別講演会がお墓のある御堂町の「願得寺」で開かれました。
幣原は1872年(明治5年)生まれで、2022年の生誕150年記念事業の一環として開かれたものです。
特別講演は、大阪国際大学准教授の佐藤史郎氏が、「門真一番町の宰相‐幣原喜重郎の人と業績」と題して70分余りお話しされました。
まず、幣原の生涯では、教育熱心な家庭の次男として生まれ、東京帝国大学教授や枢密院顧問官を歴任した兄の担(たいら)などについて紹介し、やんちゃでありながら、東京帝国大学法科を卒業し外交官となっていく過程をたどりました。
現実的に平和を模索した「幣原外交」を展開し、軍部からは「軟弱外交」と呼ばれていたことなどが紹介されました。
アメリカの原爆投下により戦争が終結し、再びこのようなことが起こらないよう「戦争の放棄」との考えに至ったこと、米国との良好な関係や戦争責任が無いことが評価され首相となり、マッカーサーに憲法9条を提案したとする考え(平野文書)や諸説について紹介したうえで、「9条は押し付けなのか」について考えました。
そして、「永久の平和とは何か?」と幣原の「日本の生きる道は、軍縮よりも正義の本道を辿って、天下の公論に訴える、これしかないと思う」との言葉を紹介しました。
記念事業では来年1月に実行委員会制作の映画「しではら」が公開予定です。
ご存知ですか?
さわやか訪問収集
ふれあいサポート収集
門真市では、平成 18年度から「さわやか訪問収集」、平成 29年度から「ふれあいサポート収集」を実施しています。
市民の方からお問い合わせがありましたので、ご紹介します。
さわやか訪問収集
https://www.city.kadoma.osaka.jp/kurashi/gomi/sawayaka_houmon.html
ふれあいサポート収集
https://www.city.kadoma.osaka.jp/kurashi/gomi/sawayaka_houmon.html
安倍改憲、社会保障改悪を許さない!
門真社保協が年次総会
門真社会保障推進協議会(門真社保協)の第 14回総会が14日開かれました。
門真社保協は、1998年 12月に、「医療・年金改悪反対、公的介護保障制度の実現、老人医療費助成制度の復活」などの諸要求を掲げて結成されました。
2009年には、「門真国保実態調査」が行われ、多くの方が「国保料は高い」と考えていることや、 60歳未満の比較的若い世代に受診を抑制、中止している人が多いことをはじめ、門真の国保加入者の実態がデータから浮彫となり、その後の運動につながりました。
この間は、アウトリーチ活動(出かけて訪問相談・調査)、議会や関係機関への要望に基づく懇談会等に取り組んでいます。
総会では、今後の方針と新たな体制が決定しました。
記念公演では、労働組合の専従職を 30年余務めた後、庶民を励ます笑いを創造する笑集団・(株)笑工房を設立し代表取締役社長の小林康二(コバヤン)さんの憲法漫談「これがアベさんの本音だ」で、憲法の前文や9条をはじめ諸条項に込められている内容を自民党の改正草案と比較し、安倍首相の危険な狙いをユーモアを交えて鋭く告発しました。
会場は笑いに包まれながらも、憲法改悪や社会保障制度の切り捨てを許さない運動を門真市内でさらに進め、制度改善などを勝ち取ろうという決意に溢れていました。