[2019.9.13] -[門真民報]
9月議会はじまる
みなさんの切実な願い実現 市政の問題点を正します!
本会議が6日開かれ、9月議会が 20日までの 15日間の会期で始まりました。
まず 25の案件について、報告や議案の提案説明が行われ、条例改正や補正予算の 17件については各常任委員会に審査が附託され、水道及び下水道事業の剰余金処分案と決算認定の5件については、決算特別委員会に審査を附託することが決定しました。
決算特別委員会の審査日程は、9月議会終了後の 10月3日、10日、16日と決定し、党議員団からは、福田英彦議員が委員として審査に臨みます。
人事案件では、9月30日で任期満了となる教育委員会委員の土川好子氏を再任することが全会一致で決定しました。
企業主導型保育施設を連携施設にしなくても3歳児の受入は可能
0歳から2歳児を受け入れている家庭的保育や小規模保育所等が、3歳児を受け入れる連携施設に「企業主導型保育施設」を新たに認認める条例改正について福田英彦議員が質疑に立ちました。
答弁で、連携施設として本来求められている「保育内容の支援」や「代替保育の提供」は、企業主導型保育施設には担えないことが明らかとなりました。
そして、門真市において企業主導型保育施設を卒園後(3歳児)の受け皿として連携協力を行わなければならない状況にあるのかとの質問に対し、「平成 30年度の卒園児については、いずれかの施設に入所できている」と答弁し、その必要性が無いことも明らかになり、条例改正の問題点が明らかとなりました。
この他、幼児教育・保育の無償化に伴う副食費の対応についてもただしました。
9月議会は、19・20日には一般質問が行われ、みなさんの切実な願い実現と市政の問題点を正すため、亀井あつし議員、福田英彦議員が質問に立ちます。
非正規職員へ新たな制度導入
まちづくりの諸課題について質疑
総務建設常任委員会 福田英彦議員
総務建設常任委員会が9日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
委員会に審査が附託された案件は 12件で、いずれも全会一致で可決すべきものと決定しました。
正規職員を基本としつつ非正規職員の待遇改善を
非正規職員の適正な任用や待遇改善等を目的とした「会計年度任用職員制度」導入に伴う関係3条例の提案について、労働組合との交渉状況、正規職員との待遇面での違い、休暇等は現在の制度から後退しないのか、正規職員と非正規職員の任用の考え方等について質疑を行いました。
そして労働組合との合意で非正規職員の待遇改善を進めていくことを求めました。
安全安心な水を安定して供給するよう制度運用を
水道法の一部改正によって給水装置工事事業者の指定に更新制を導入することに伴う条例改正については、現在の事業者の把握状況や事務の体制等について質疑を行い、安全安心な水を安定して供給するという点での制度運用を求めました。
モノレール新駅検討事業 市営新橋住宅について質疑
補正予算については、大阪モノレール門真市駅・(仮称)門真南駅間新駅必要性検討事業、新橋市営住宅(1期)入居者の他の市営住宅等への移転費用等が計上されました。
新駅検討事業については、大型商業施設等を予定している事業者との協議や開業時期をはじめとした課題についても対応するように求め、新橋住宅については、これまでの経過を踏まえ市営住宅入居者の意向を踏まえることを求め、今後の門真プラザ再整備に関する進捗状況について質疑を行いました。
入札制度のあり方検討を旧一中跡地の活用は事業手法確定も住民合意で
所管事項に関する質疑では、6月議会で50億円を超える市営住宅建て替え工事の入札で、一度不調の後、落札率が 99・69%で契約となった件で、応札しなかった業者への調査について質疑を行い、落札者から積算内訳明細書の提示を求めることや、予定価格等の事前公表等入札制度のあり方について改めて検討するよう求めました。
第一中学校跡地活用については、民間の事業参画意向等を調査する「サウンディング調査」の概要や調査結果を踏まえ事業手法を決定する過程について質疑を行い、事業手法決定の際にも地元地権者や周辺住民への説明や意見聴取を踏まえて決定し、住民合意ですすめることを求めました。
市民要望や行政指導のあり方を質問
民生常任委員会 亀井あつし議員
10日、民生常任委員会が開かれ、亀井あつし議員が出席しました。
印鑑の登録の要件に「旧氏」を追加する「門真市印鑑条例の一部改正」、市民文化会館大ホール・小ホール天井の配管工事などを含む令和 1年度門真市一般会計補正予算などについて審議し、全会一致で可決されました。
亀井議員は、生活保護費の国への返還の補正予算の質疑で、生活保護を利用する資格がある人うち、実際に利用している人の割合(補足率)は、イギリス5割、ドイツ6割、フランス9割となっているが、日本は2割前後であることを示し、制度が正確に知らされていない点を指摘しました。
火災ゴミ回収 今後検討したい
議案審議以外で各議員が質問できる所管質問で3項目の質問をおこないました。
保護司活動への十分なサポートを
1点目に、犯罪や非行をした人の更生をサポートする保護司についての現状や、策定を予定している「再犯防止推進計画」の施策の充実について質問しました。
現在市内には 56人の保護司の方が活動されていることが分かりました。また、計画策定に向けて、「犯罪や非行をした人が、再び社会の戻った際、就労や福祉サービスなど必要な支援が受けられるように検討している」と答弁しました。
火災ゴミ の扱いはどうなるの
2点目に、守口市で発生した工場の火災で周辺住宅が 21棟類焼したことを踏まえ、火災で発生したごみの受け入れについて質問しました。
市は、「建築関連以外の衣類や布団、家具、電化製品などの持ち込みは受け入れている」として、ごみ処理手数用減免等の説明をしました。
そして、「今後、他市の状況を勘案するとともに、実施体制や回収方法を整え検討したい」と答えました。また、大規模火災発生時のごみの回収は、数十件にも及ぶ火災によるごみの回収は、地域防災計画に基づき迅速かつ、的確に対応すると答弁をしました。
し尿処理問題
3点目は、民間事業者の都合で大型浄化槽の使用廃止により、し尿などの委託先である四條畷市の処理能力を超えたため、大東市に委託した問題について、行政指導のあり方から問題点を指摘しました。
市は、「今後は事前に連絡をしてもらい、浄化槽汚泥を計画的に処理出来るよう努める」と答弁しました。
二島小学校の隣接する部分歩道を広げて欲しい!
5日、亀井あつし議員は、府道深野寺方大阪線沿線に位置する二島小学校西側歩道の拡幅問題について現地調査を行いました。
同道路の東西は歩道整備が行われ歩道部分が充分に確保されています。しかし、二島小学校の植栽部分と門真警察二島交番(来年移転のため撤去を予定している)の隣接する箇所については、陸橋の階段があるため歩道が狭くなっています。
亀井議員は、この間、同道路を管理する府枚方土木事務所に出向き歩道の拡幅を要望してきました。同事務所は、要望された箇所は門真市の用地であり、府として対応できない旨の説明を受けました。
そこで今回、門真市に現状を認識してもらうために、現地調査を市職員と一緒に行いました。