[2008.10.24] -[門真民報]
20日、19年度の決算特別委員会が開かれ、党議員団を代表して、井上まり子議員が出席、建設・文教所管について質問を行いました。
街頭導員がいない土、日、祝日には不法駐輪が多いことを指摘し、土・日・祝の対策について質問。
また、我が党がこれまで、守口が駅周辺対策協議会を設置し百貨店・銀行等が駅周辺の美化について対策費用負担をしていることをあげ、門真での実施についての見解をただしました。
【答弁】
大和田駅や萱島駅なども古川橋駅の指導員の配置と交互に行っている。経費負担は難しいが商店街等協議会の設立を調査研究する。
これまで、わが党は道路の段差解消等は多額の費用を要するが、安全対策として待ったなしの課題でもあり、国の交付金、補助金制度の活用を図り、交通安全施設設置工事促進することについて、実施状況等についてただしました。
【答弁】
交通量の多い交差点を中心に実施。道路反射鏡、照明灯、自発光道路鋲等通安全交付金を活用した。今後も交付金補助金制度を検討していく。
道路には、多くの老朽化したコンクリートやレンガの排水桝があり、安全面からの対策が求められることから19年度の工事の概要、場所を質問しました。
【答弁】
老朽化等や破損による道路陥没等の緊急工事の対応については、
昭和50年代以前のものについて第1・2排水区で実施。マンホール等の取替えは交通量の多い府・市道部で工事を行った。
建築指導行政については、違反建築物の取り締まり状況、是正等について質問しました。
また、門真市は特定行政庁として建築物の調査や民間検査機関指導監督等などで専門的技術力が求められており、井上議員は、多くの職員が主事、一級建築士の資格を取り専門性を高めるように要望しました。
公園の砂場フェンス、手洗い場の設定状況等について質問。
【答弁】
幼児の保護者から大変喜ばれており、今後、設置していない公園についても引き続き工事をしていく。
門真市における緑化推進について質問。
【答弁】
毎年、夏に自治会及び団体に緑化樹配布申請書を送付し申請のあった自治会等は希望の樹木を翌年3月に配布し、緑化に携わり、樹木を大切にする意識を持っていただく意味で市民に植栽してもらっている。
公共下水道工事の一時借入金について質問。 利子だけで1465万円と多額。公共下水道工事の主な財源は、国の補助金となっており、国に対して入金の時期について要望することを求めました。
【答弁】
工事契約上前払い金の支払い及び工事に伴う負担金等の支払いで資金不足が生じ、その不足を補うため一時借入金を行っている。
国に対して、制度上の問題を精査し財源確保について検討し要望していく。
この他、小路中第一地区住宅市街地総合整備事業について、四宮土地区画整理事業の精算金についても質問しました。
就学援助制度について、経済的困難な児童、生徒が少なくない門真市で「行政改革」の名目で、19年度、就学奨励金を廃止しました。井上議員は「子どもを応援する施策の廃止は、今後これ以上削らないように」と強く求めました。
管理栄養士に対して、委託業務が衛生管理マニュアルにしたがって給食の提供が出来ているかの確認を行う業務報告書が、これまでの記述式からチェック式に変更されており、細かな問題点がわからず、今後の指導に役立たないことを指摘したところ、不十分さを認め、記述スペースを設けるとの答弁がありました。
委託校の管理栄養士は請負業務となっており、委託会社を通じての業務報告で栄養士本人が直接報告できないシステムが明らかになりました。また調理業務委託業者の社員・パートの入替えが多く、調理現場が混乱していることを報告書の内容を示して指摘しました。(表参照)
19年度、コンピュータ機器整備にかかた費用は、校内LANの整備及び機器のリース料を併せて、小学校9千100万円、中学校4千万円合計1億3100万円(コンピュータ機器の数については表参照)との答弁がありました。
コンピュータ設置における学習の到達度・成果、活用状況等を質問。年度末に学習成果を検証、年度当初に計画をたてる。小学校1クラス月平均2時間、中学校では1クラス月平均5・5時間の使用時間との答弁でした。 コンピュータの活用については、基本的な操作に習熟することにとどめ、多額の費用を費やすのではなく、教員の確保、施設改善等基本的な教育条件の整備に力点を置くべきべきと強く指摘しました。
また、21年度リース満了機器があることから、リース更新の場合、更新しない場合等、メンテナンス料について質問。答弁では、いずれも5千万円前後の費用が毎年かかることが明らかになり、業者の見積もりだけでなく、庁内的に検討することを強く求めました。
市はこれまで幼稚園アルバイト教諭を副担任と称し、担任同然の配置をしてきました。19年度も4園5クラスでアルバイト教諭配置があり、園長がクラス応援に入ることなどで「一定の支障が生じると思う」の答弁がありました。井上議員は園体制を改善するよう求めました。
わが党は、これまでトイレ整備で国の補助金の活用を提案。活用がされたかどうかについて質問。約200箇所のうち130箇所65%が改修。20年度に補助金活用で整備をしたとの答弁がありました。
本年の水質報告書で塩素濃度が基準値よりオーバーしている学校が8校、水の濁度(透明度)についての「見えない」が1校あったことから、塩素消毒剤の適正な量の投入、水の入替え、衛生管理を各学校に徹底するように求めました。
わが党は、これまで薬剤師が夏季学校プールの水質検査を実施していることについて、「水の入れ替え前の状態での検査」を提案。
また、浄化装置の設置促進を求めました。
学校内禁煙について、府教委の動向と市教委への禁煙を求める声などが出ているのかただしたところ、 「4月から、大阪府が全府立学校施設内を禁煙にすることを発表。市教育委員会と各学校に医師会から要望が出ている。検討する」との答弁がありました。