[2019.7.12] -[門真民報]
4園の公立園(保育園、認定こども園、幼稚園)を民営化・統合で2園に!
公立園最適化検討委員会で「市の考え」示す
「門真市公立園最適化検討委員会」の第2回目が3日開かれ、福田英彦議員が傍聴しました。
まず前回の議論を踏まえ、小学校区別就学前児童人口の推移や幼稚園の障がい児の入所状況、地域子育て支援の状況、公立幼稚園・認定こども園の通園バスについての追加資料の説明と質疑が行われました。
「小学校区別就学前児童人口の推移(5年間)」では、国道163号以南で市平均より減少率が高い校区が多く、特に砂子校区が 55%を超えている要因等について議論が行われました。
また、障がい児の入所状況については、公立園の1施設当たりの受け入れ人員が、私立園の3.5倍となっていることについて、保育状況等様々な議論が行われました。
次に、「公立園の最適化にかかる市の考え方」を説明しました。
「考え方」では、人口減少による利用者の減少や公立園の施設の老朽化、厳しい財政状況、私立園での地域における子育て支援の取組の増加など「市の現状」を示したうえで「公立園の果たすべき役割」3点を挙げました。
①門真市就学前教育・保育共通カリキュラムに基づく教育・保育実践の先導的な役割
②地域子育て支援を実施する拠点の一つとしての役割
③適切な対応や配慮を必要とする障がい児保育などを充実させるための先導的な役割
そして、「教育・保育提供区域の考え方」では、2015年策定の「門真市子ども・子育て支援事業計画」において国道163号を境として南北に区割りした2区域を設定するとしました。
公立園の「最適化」の定義あいまい
財政優先で公立園減らしは大問題
そのうえで、公立園の配置の考えとして、2区に設定した「教育・保育提供区域」それぞれに1園ずつ公立園を配置し、これまでの4園(保育園2、認定こども園1、幼稚園1)から2園にするとの考えが示されました。
現在、就学前児童人口は、国道163号北部で2316人、南部で2180人と北部の方が若干多くなっているうえに、就学前児童人口の減少率も市全体の率よりも北部の方が低くなっています。
市の考えでは、国道163号の北部に公立園3園を1園にしようとしていますが、今後の就学前児童の推移をみるならば、国道163号の北部を1園にしていいのか、大きな疑問です。
委員からは、公立園の果たす役割と現状について様々な質問が出されました。
また委員長からは、「最適化とはスケールのことか、スケールだけでは」と問題提起が行われました。
市の財政状況を優先し「最適化」の名のもとに公立園を減らそうというのなら問題です。
次回は8月上旬に開催し、事務局がこれまでの議論を踏まえ「答申」案を提示するとしていますが、拙速に結論を出すとすれば大問題です。
2019国民平和大行進
被爆 75年に向け廃絶の声を世界に!
「核兵器の禁止」を訴え行進する、2019年原水爆禁止国民平和大行進(同実行委員会主催)は、2020年・被爆 75年へ:非核・平和の日本、核兵器のない世界のために共同し、ともに歩こうと呼びかけ、全国各地で平和行進が行われる中、大阪市内から守口市に入った行進は、7月5日の朝、守口市役所を出発し、門真市役所に到着。門真市役所に集まったたくさんの参加者が大きな拍手を送りました。
開会式では、主催者あいさつの後、市長と議長のメッセージが代読されました。
日本共産党は、無制限の海外での武力行使を許す安倍9条改憲をストップ、憲法9条を活かして北東アジアに平和に共同体をつくる立場で頑張ります。
亀井あつし議員と福田英彦議員が集会に参加しました。
消防組合議会臨時会
火災予防条例等議案等可決
4日、守口市門真市消防組合議会(臨時会)が開かれ、亀井あつし議員が出席しました。
まず、はじめに議長副議長の選挙が行われ、新しい議長に守口市の坂本長三議員、副議長に門真市の池田治子議員が選出されました。 監査委員には守口市の服部浩之議員が選任されました。
今議会に付託された案件は、AED機器借上事業費の消費税率及び地域消費税率引き上げ分 10千円追加の令和元年度補正予算。「民泊」に対して、民泊部分が300㎡未満である民泊施設は、特定小規模施設用自動火災報知機設備を設置することで住宅用防災警報器などの設置を免除することが可能になるなどの内容の火災予防条例の一部改正が提案され、2議案とも全員一致で可決されました。
くすのき広域連合のあり方を真剣に検討するとき
くすのき広域連合議会臨時会開かれる
くすのき広域連合議会の7月臨時会が5日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
まず正副議長の選挙(指名推薦)が行われ、議長に後藤太平議員(門真市)、副議長に小原達朗議員(四條畷市)が当選しました。
次に監査委員の選任、公平委員会委員の選任、選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙が行われ、全会一致で議決されました。
くすのき広域連合は、3市(門真市、守口市、四條畷市)で構成され、介護保険事業を運営していますが、地域の実情に応じた運営をこのままくすのき広域連合が担っていくのかどうかが大きな課題となっています。
議会においてもくすのき広域連合のあり方の真剣な検討が求められています。