[2019.5.31] -[門真民報]
市民の願い実現
議会のチェック機能発揮に全力
第1回臨時会で新たな議会構成が決まる
第1回臨時会が 22・ 23日の2日間の会期で開催されました。
議長、副議長の選挙が行われ、議長に内海武寿議員(公明党)、副議長に五味聖二議員(大阪維新の会・緑風議員団)が選出されました。(党議員団は、議長に亀井議員、副議長に福田議員にそれぞれ投票)
監査委員については、松本京子議員(公明党)が賛成多数(党議員団は反対)で選任されました。
また、常任委員会委員、一部事務組合等の議員についても選出され、新たな議会の構成が決定しました。
議案審議では、市税条例の一部改正や補正予算など専決処分の承認案件3件が提案され、日本共産党は昨年度の一般会計補正予算( 2面記事参照)について反対しましたが、賛成多数で承認されました。
市政のチェック機能をしっかりと発揮し、議会の民主的運営とさらなる議会改革が求められます。
亀井 あつし 議員
民生常任委員会委員、守口市門真市消防組合議会議員、議会改革協議会委員。
福田 英彦 議員
総務建設常任委員会副委員長、議会運営委員会委員、くすのき広域連合議会議員。
許されない!府補助金の減額は
寄附者の思いを踏みにじるもの
臨時会本会議で福田英彦議員が問題点をただす
23日の臨時会本会議で提案された平成 30年度一般会計補正予算は、門真市が実施する「子どもの未来応援ネットワーク事業」に対し当初事業費総額2分の1の 733万6千円の府補助金を見込んでいたものを事業費総額から貧困対策に係るふるさと納税分 931万 3千円を控除した残りをの2分の1の 268万円が府補助金であるとして 465万6千円減額するといものです。
簡単に言えば、大阪府が予定していた補助金から門真市が受けたふるさと納税分に手を突っ込み、2分の1の 465万6千円を差し引いたというものです。
福田議員は、市のこども政策課と財政課がその根拠を説明できず、大阪府の子育て支援課と財政課、総務省の財務調査課への問い合わせでも根拠が明らかにならなかった経緯を踏まえ、補正予算提案までの経過について質しました。
「疑義」を持ちつつも大阪府の言うがままに補助金収入を減額
これに対し、ふるさと納税分を差し引く根拠について、大阪府に対する問い合わせでも補助要綱中の様式(総括表)しか確認できず、規則や要綱本文に記載が無いことに「疑義」を持ちつつも、最終的には大阪府の言うがままに補助金収入を減額する補正予算を提案したことが答弁で明らかとなりました。
「府に問題提起し撤回を求めるべき」の質問に宮本市長ダンマリ
この答弁に対し、一月下旬に府の考えが明らかになったにもかかわらず、3月に補正予算を提案しなったのか、府の担当課に要綱改正等ふるさと納税の取り扱いの明確化の検討を「お願い」したことに対する回答内容について質し、市長にはこの問題の認識と、大阪府に問題提起し(補助金減額の)撤回を求めることについての考えを質しましたが、答弁に立つことはなく、ダンマリでした。
福田議員は、討論で、府が行った補助金の減額は、自治体の財政自主権を侵すものであること、門真市がふるさと納税寄附金を「貧困の連鎖を断ち切り、子どもの夢や希望を支援」することに使うことを明確にしながら、府補助金の減額補正を行ったことは、「寄附者の思いを踏みにじるに等しい行為」であることを厳しく指摘し、今後の推移を注視すると述べました。