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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    2018年9月議会 豊北ゆう子議員の一般質問・答弁

    [2018.9.20] -[議会活動]

     

     弁天池公園のリニューアルについて、通告に従い順次質問をさせていただきます。

     1)開設27年を経過する弁天池公園の課題について

     現在の弁天池公園は1991年(平成3年)に開設され27年余が経過しました。

    これまで私は何度も弁天池公園についての質問をさせていただき、市民にとって喜ばれる公園となるよう要望してきました。

     市立養護老人ホーム跡地売却の案が持ち上がった時も住民の皆さんと一緒に「売却でなく公園として、地域のコミュニティとして、使用できるように」と訴え売却をストップさせてきました。

     現在の弁天池公園の指定管理者の委託期限が今年度までとなっていることから、今、本市においては、次期の委託業者選定の準備がすすめられています。先日、募集要項を見せていただいたところ、「指定期間内に弁天池公園の施設の老朽化に伴う大規模改修が入る可能性があります。」と記されていました。

     市としてもリニューアルの必要性を認識されているものと感じました。

     そこで質問ですが、現時点で設置後27年が経過する弁天池公園のどのような点が課題と考えておられるのか、どのようにリニューアルしていこうと考えているのか具体的な答弁を求めます。

     また、実施年限が明確にされていないのは、財政面での見通しが立たないためでしょうか、それ以外の理由もあるのでしょうか、募集要項で実施年限を明らかにしない理由についても答弁を求めます。

     また、本市の「門真市緑の基本計画」の中では、弁天池公園の充実については一定認識されているのは承知しています。しかし、本来ならいつ頃どのように充実、リニューアルさせていくかについても盛り込まれるべきと考えますが、そのような記述は見られません。本計画の中で「公園の整備後相当の年月を経過した公園について、リニューアルを推進します。」とありますが、そうであるなら、具体的なリニューアル計画を時期も含めて示していくべきではありませんか。答弁を求めます。

    2、防災機能を持った公園整備についてです。

    わが党は、これまでも弁天池公園を防災公園としての位置づけや、そのための整備を行うよう要望してきました。

    地震・豪雨・台風など自然災害が多い昨今、弁天池公園においても早急に防災機能を充実させていくことが求められています。

     これまでも、防災機能を持った公園整備については、「公園のリニューアルの際に検討していく」との答弁でした。

     弁天池公園のリニューアルにあたっては、防災機能を持たせる整備計画を策定すべきと考えます。具体的には、かまどベンチ、マンホールトイレ、災害時の電源確保、防災パーゴラ(緊急時などテントになる)、風力発電や太陽光の照明塔、ソーラー時計、簡易水道用井戸、飲み水兼用の防火水槽などを設置することを要望するとともにその必要性をどう考えているのか、防災機能を持たせる整備計画策定の必要性についても答弁を求めます。

     3、市民の声を反映させた整備計画の策定をすすめることについてです。

      門真市が今年度実施した「市民ご意見番」では、公園についての重要度が高く、満足度が低いのが特徴です。例えば「公園維持管理事業」については重要度が4.15、満足度が2.87です。「公園整備事業」については重要度が4.02、満足度が2.87と満たされていないことが示されています。

     弁天池公園のリニューアルにあたっては、こうした市民の声をふまえ整備していくことが求められます。

      今、弁天池公園の横にあった旧市立養護老人ホームの建物が撤去され、その跡地が多目的広場として活用されています。市民の声を取り入れてこのフラットに使える跡地を生かして、防災機能を備えた多目的広場としてボール遊びもできるスポーツ広場や、市も認めている東部地域の住民が集える施設の建設等地域コミュニティの場所としても活用していくべきと考えます。

     また、四季折々の花の充実、健康遊具の設置などの市民要望も聞いています。こうした市民の声を整備計画に反映させていくことは重要と思いますが、その認識とどのように市民の声を反映させていこうとお考えか答弁を求めます。

     

    【答弁】

     まず、弁天池公園の課題でありますが、

     平成3年に供用を開始していることから、施設全体の老朽化が進んでおり、とりわけ木製のデッキなどについては腐食が顕著に見受けられます。

     市としましてもこのような施設の老朽化は把握しているところであり、今後、施設を改修する必要性は認識しておりますが、具体のリニューアルの方法や時期などは未定となっております。

     次に、実施年限についてでありますが、今年度の指定管理者募集要項において指定管理期間内にリニューアルが入る可能性があると記載しておりますが、現在のところ具体の計画は無く、今後5年間の可能性として募集要項に示したものでございます。

     次に、緑地の保全及び緑化の推進の基本計画となる「門真市緑の基本計画」では、個々の公園のリニューアル計画について記載していないものの、現在、改訂作業中の計画においては、都市公園の整備及び管理の方針についても検討してまいります。

     次に、防災機能を持った公園整備についてでありますが、弁天池公園は広域避難地として指定しており、災害時には多くの市民が避難されることが想定され、防災機能を有する施設の設置は有効であると認識しております。このため、施設改修やリニューアルなどの際には、関係部署と連携を図りつつ、マンホールトイレなどの設置についても検討してまいります。

     次に、市民の声を反映させた整備計画についてでありますが、今後の養護老人ホーム跡地活用も視野に入れたうえで、弁天池公園のリニューアルの際に検討してまいりたいと考えており、地域の意見聴取の方法をはじめ、緑の基本計画との整合性、防災面など様々な観点から検討し、今まで以上に多くの皆さまに親しんでいただける公園となるよう整備してまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。