[2018.8.3] -[門真民報]
原発も核兵器もない世界を 子どもたちに!
第24回ピースフェスタ門真
7月 27日、28日とルミエールホールで「第24回ピースフェスタ門真」が開かれ党議員団も参加しました。
28日は、レセプションホールでピースステージが開かれました。
門真なみはや高校フォークソング部の演奏で開会し、演劇部の寸劇も行われました。
門真市PTA協議会副会長で、七中校区学校支援協議会の川村早余子氏が「福島原発事故の放射能と子どもの未来」をテーマに報告を行いました。
東日本大震災・福島原発事故から8年目を迎えた今も、バリケードが張られ、中に入ることが許されない地域があることや福島産の食べ物は基準値以上に厳しい検査を行い出荷されていること、なにげない日常が幸せだと感じること等を報告しました。
原子爆弾はとんでもなく恐ろしい
寝屋川市原爆被害者の会副会長の松山五郎氏は「ヒバクシャの語り部として、代わりに生かされて」と題して講演が行われました。
広島に原子爆弾が投下されたときは、16歳でした。
兄弟が赤紙で徴兵され、たった1日で亡くなったことや自身も学徒動員により、三菱造船広島機械製作所の工場で働いていたときのことなどの話がありました。
原爆が投下され、友達の背中には、おぶっていた先生の皮がはりついた状態になっており、家も吹き飛ばされ着替えることもできず、そのままの状態であったこと等、原爆が投下されたときのリアルな状況も話がありました。
松山氏は「原爆というのは、とんでもなく恐ろしいものだということを分かってほしい」と語りました。
中学校の「特別教科 道徳」教科書 「東京書籍」に決まる
門真市教育委員会第7回定例会
7月 26日、門真市教育委員会第7回定例会が開かれ、豊北ゆう子議員が傍聴しました。
主な議案は、来年度から中学校の「特別教科 道徳」が教科化されることに伴う教科書の選定についてです。(小学校は今年度から道徳の教科化が始まっています。)
教科書選定には、国の検定を通過した8社の出版社から道徳の教科書が出されており、教育長が教育委員(4人)に、意見を求めました。
各委員からは、東京書籍、光村図書等の推薦が多く出されていましたが、最終的に「東京書籍」に決定されました。
道徳観の押し付けダメ!
子どもたちが自由に考えられることが重要
【各委員からの意見】
〇道徳観の押しつけでなく、子どもどうしの対話を重視できる教材を ○長い文章があるが、時間が足りなくなるので家庭で読んでくることが必要になってくるのでは 〇一方的でなく子どもたちが考えられるものに 〇生徒目線で読んでみたら 〇現場の先生が使いやすいものがいい 〇自己責任に持っていくのでなく、オープンになるような授業に 〇子どもたちが自由に考えられるものに
道徳の教科化は安倍政権が過去の戦争を美化し、現行憲法を変え子どもたちに「愛国心」を植え付けようとするねらいがあり問題となっています。また、教科化によって子どもたちの内面を評価することは憲法の思想信条の自由に抵触するのでは等の問題も含んでいます。
生涯学習複合施設変更点を詳しく聞きたい
今回の委員会では、諸報告として「門真市生涯学習複合施設の報告」がありました。
内容は、この間の生涯学習複合施設建設計画の配置の変更や機能の縮小などについて、公民館運営審議会(6月29日)、社会教育委員会議(7月2日)が開かれ、各会議で出された意見の報告と「既存施設との連携や機能分散等についてのプラン」が教育委員に紹介されました。
プランに対しては「商業施設には子育て支援と連携する施設がいい」など活発な意見がかわされました。
また両会議で出された意見については、変更点を積極評価する意見が多かったことから、委員から「もっと詳しく聞きたい」とのことで、次回は、両委員会の長である萩原雅也氏への出席を求めることになりました。
憲法をくらしに生かすをテーマに
第60回自治体学校に亀井あつし議員
7月 21日~ 23日、福岡市で開催された自治体学校に亀井あつし議員が参加しました。
今回は、「憲法を くらしにいかす地方自治体」をテーマに社会保障や災害、教育、地域経済など地方自治体のさまざまな問題について、地方議員や、自治体職員、市民ら 850人が学び合いました。
1日目の全体会では、「憲法はいきているか」をテーマに、学校給食費など子供の貧困、憲法に保障された生活権、多数の引上げ者を受け入れた博多港の歴史から平和の大切さなどのリレートークをしました。
3日目の全体会は、水俣病訴訟やじん肺訴訟、「よみがえれ!有明訴訟」携わってきた久留米第一法律事務所の馬奈木昭雄弁護士が「くらしの現場で国民主権を守ろう」をテーマに講演をしました。
馬奈木氏は、「民主主義、国民主権の一番基本に地方自治がある」と述べ、「合意形成が同じ問題(例えば、原発)が、全国的に取り組まれることで、国の政策を根本的に変えて行くことになる」と語りました。
大規模災害の分科会 復興施策の充実を!
熊本地震2年目の経験から
2日目、亀井議員は、大規模災害の分科会に参加し、熊本地震による被災者の現状などについて学びました。
熊本学園大学社会福祉学部教授の高林秀明氏は、「被災者の健康・生活実態と自治体の役割―熊本地震2年の経験から」と題して災害復興施策の充実の必要性について講義をしました。
高林氏は、自らが被災者として避難所ボランテェア活動に参加した体験など具体的で実践的な内容を語りました。
具体的には、①避難所ボランテェア体制について、食料・雑用・救護・女性・地域班を組織。避難所内を校舎・体育館・駐車場など区域割のブロック体制を取り、班長・世話人を決め、配食をはじめ物資を円滑に配ることが出来た。②ボランテェア受け入れ体制について緊急時は、いろんな形で受け入れ、社会福祉協議会の体制が整うまで、いろいろな人にまかせて組織していけばいいなど、示唆に富んだ内容でした。
梯川分水路・手取川ダムの治水対策視察
東部大阪治水対策促進議会協議会
7月 24日、25日、他都市治水対策事業視察が行われ、ほりお晴真議員が参加しました。
1日目は、小松市の梯川分水路で説明を受けました。
梯川の川幅を、洪水を安全に流下させるため 80mから 120mに拡幅する計画が策定され、その計画に合わせて、小松天満宮神門と本殿を移転させる必要がありました。
しかし、国の重要文化財に指定されており、歴史的・文化的シンボルとして現位置で保全する「分水路方式」が採用されたとの説明を受けました。
2日目は手取川ダムでビデオを見た後、操作室で説明を受けました。
手取川ダムは岩や土でできた「ロックフィルダム」と呼ばれるダムで、洪水調節や都市用水の供給、水力発電などを行っている多目的ダムで、7月上旬の降雨の際にも急激な川の増水を抑え、水位を約 68㎝低減させる効果があったとのことでした。
地震被害で門真消防署本署が移転
守口市門真市消防組合議会が臨時会
守口市門真市消防組合議会は、7月 26日、臨時議会を開催しました。
議案は、6月 18日に発生した大阪府北部地震により、築 50年が経過している門真消防署本署の壁体などに損傷を受け、崩落の危険があり、使用不能の状態になりました。対応として、門真消防署本署を閉鎖し、本署を閉鎖し、本署機能を消防本部へ移転させる費用の補正 985万4千円について審議しました。
審議の結果、全員異議なく可決されました。
門真国際映画祭
「門真国際映画祭」が27~29日に門真市公民館で開かれました。
200の応募作品の中から11作品が上映されました。
初日には門真市初のオール門真ロケの映画「あんぱん盆栽ドッチボール」も上映されました。
グランプリは若葉竜也監督「蝉時雨」でした。