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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    2018年6月議会 ほりお晴真議員の一般質問・答弁

    [2018.6.21] -[議会活動]

     

    1.インターロッキングブロック舗装の補修・改善について

     インターロッキングブロック舗装とは、道路舗装などに用いるコンクリートブロックの一種で、コンクリートをお互いかみ合うような形にし、レンガ調に組み合わせた舗装方法です。

     インターロッキングブロックはスタンダートタイプと言われるものの他、緑化ブロック、リサイクルインターロッキング、遮熱性透水ブロックなど様々な種類があります。

     緑化ブロックとは芝の上にブロックを敷設したもので、各自治体における「緑化制度」に対応した駐車場舗装用ブロックです。ヒートアイランド現象の緩和にも役立つようです。

     遮熱性透水ブロックとは、太陽から届く光で暑いと感じる赤外線を反射し、舗装の表面温度を最大約15℃も低下させる舗装ブロックです。

     カラーやデザインパターンもバリエーション豊かで、駐車場や玄関までのアプローチとして一般家庭でも見られるようになりました。

     市内では古川橋駅前、大和田駅前など様々な場所で舗装されています。

     市内のインターロッキングブロック舗装の特徴、メリット、デメリットについて答弁を求めます。

     次に、インターロッキングブロック舗装の安全点検についてです。

     市内のインターロッキングブロック舗装は、段差が生じている個所、くぼみなど補修の必要な個所が多々見受けられます。

     つまずきによる転倒でケガをするなど危険な状態であることは言うまでもありません。

     段差が生じる要因は、街路樹の根っこがブロックを押し上げるなど様々な要因があるようですが、安全点検についてはどのように行っているのか答弁を求めます。

     次に、滑り止めなど安全対策についてです。

    段差の解消とともに、雨の時など滑りやすくなっている場合、滑り止めなどの対策が必要と考えます。滑り止めなどの安全対策はどのように行っているのか答弁を求めます。

    次に、補修などの考えについてです。

     インターロッキングブロック舗装は、ガムのポイ捨てなどによって、黒ずんでいる箇所もあり、先日古川橋駅前で、市民の方から「見栄えが悪い。直してほしい」といった声を聞きました。

     また、前述したように段差が生じている箇所、くぼみなど補修が必要な個所があります。インターロッキングブロック舗装は歩道に使用されている場合が多く、歩行者、自転車はもちろん、車いすやベビーカーでは段差にタイヤが取られるなど通行の妨げ、障害となっています。バリアフリーの観点から言っても問題だと考えます。

     市内では、車道にもインターロッキングブロック舗装がされている場所もあり、特に野里町やルミエールホール裏の道路など、大型車両が通行する道路などは傷みがひどく、早急に補修する必要があると考えます。

     現状の認識、補修、改善の考えについて答弁を求めます。

     

    【答弁】

     まず、本市のインターロッキングブロック舗装の特徴としては、歩行者が多い道路や、開発行為、区画整理事業など、景観に配慮した街並みを構成する道路に設置しており、メリットとして、景観性等に優れた舗装であるものの、デメリットは、車両の通行等によるブロックのずれ等があります。

     次に、インターロッキングブロック舗装の安全点検につきましては、職員が日々、市内各所にある現場への行き帰りに通行している道路について状況を確認しており、必要に応じて近接での調査を実施し、異常の内容を確認しております。

     次に、滑り止めなど安全対策につきましては、インターロッキングブロック舗装は、雨天時においても滑りにくい材料で製造されており、本市ではその製品を用いて施工しております。しかしながら、市内の一部において雨天時に滑りやすいタイルの歩道があり、順次インターロッキングブロック舗装などへ取り替えております。また、古川橋駅北側につきましては、今後予定されているまちづくりを視野に入れ、取り替え工事を検討してまいりたいと考えております。

     最後に補修等の考え方につきましては、段差等があった場合の補修の必要性は認識しており、職員が発見したり市民から連絡があった際は、順次、ブロックの取り替えや清掃等を行っておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。

     

    2.公園の安全管理について

     現在、共産党議員団が行っている市民アンケートの意見では、子育て支援の項目で「公園施設や自然環境」が一番多く、まちづくりの項目でも「公園・みどりを増やす」が多い結果となり、市民からは公園環境に対する要望が高いことが伺えます。

     市内の公園は、大阪府福祉のまちづくり条例他、門真市まちづくり基本条例整備基準の第5条公園についての中で定められた事項に基づいて整備されていると思います。また、「公園施設整備基準」が定められ、その基準を標準とすること。なお、詳細については市長と協議することとも記されています。

     この「公園施設整備基準」を見てみると、例えば、植栽帯は、「緑視効果の観点から道路側に原則設けること」や遊具等では「必要に応じ遊具の下部、周囲に安全対策及びくぼみ防止のために安全マットを設置すること」などなど定められています。

     以上の点を踏まえつつ、先日市内の公園をいくつか見て回り、公園遊具のサビの状況、色が剥げているもの、日陰、ゴミの状況など、いくつか気になる点がありましたので、以下質問していきます。

     まず、公園の種類と役割についてです。

     市内には公園が163か所ありますが、一口に公園と言っても、自然公園や防災公園、児童公園など多種多様な公園があり、その役割も様々です。

     例えば防災公園は、その名の通り地域の防災構造を強化するために整備され、非常時の防災拠点、避難地、避難路としての役割を持つ都市公園です。

     児童公園とは、都市公園法に基づき児童の遊び、スポーツ、レクリエーションに供する公園施設です。

     市内にはどのような公園が何か所あるのか、またその役割は何なのか答弁を求めます。合わせて、そもそも公園とはどういうものか、どういう役割を有していると認識しているか答弁を求めます。

     次に、公園の安全管理・点検基準についてです。

     子どもたちが公園で楽しく元気に遊ぶためには、遊具等の安全管理をしっかりと行っていくことが必要だと考えます。

     少し調べてみると、一番事故が起きやすい遊具はすべり台だということです。

     平成28210日付で消費者庁から「遊具による子どもの事故にご注意!」という注意喚起が公表されていますが、その中で遊具の種類が特定できている1369件中、「滑り台」が440件と最も多く、次いで「ブランコ」「鉄棒」「ジャングルジム」など、様々な遊具で事故が起きています。また、入院を要する又は治療期間が3週間以上となる事故の約3割が「滑り台」によるものです。

     滑り台の事故は①階段から足を踏み外す②滑り台付近を通って滑り台に衝突③滑り台を逆から登って転落ということが多くなっているようです。

     子どもたちの事故を予防し、安全に遊べる環境づくりのためにも、安全点検が重要です。

     公園の安全管理基準についてどのようになっているのか、マニュアルなどが作成されているのか答弁を求めます。

     また、ゴミが散乱している状態の公園も見受けられます。特に、砂場は柵で囲われている公園もあり、その柵によってゴミが砂場内に溜まってしまうというのを度々見かけます。

     自治会で掃除を行っているところもあると聞いていますが、掃除の状況はどのようになっているのか答弁を求めます。

     次に、日陰についてです。

     市民アンケートの中で、公園の木が伐採され日影がなくなったとの意見もありました。

     これからの季節、熱中症など気を付けなければなりません。

     屋根付きで雨もしのげる場所がある公園もありますが、日陰の無い公園もあります。

     子どもとともに、その保護者、大人たちが憩える公園となるように日陰の設置は必要と考えます。

     日陰は熱中症対策にとどまらず、鉄製遊具の熱さ対策にも寄与するものだと考えますが、日陰の設置について答弁を求めます。

     次に、遊具の安全管理についてです。

     冒頭述べたように、「公園施設整備基準」には「必要に応じ遊具の下部、周囲に安全対策及びくぼみ防止のために安全マットを設置すること」とされています。

     この「公園施設整備基準」は新たに整備される公園の基準であると思いますが、見て回った公園では、滑り台やブランコといった遊具に安全マットが設置されていない公園もありました。特にブランコは、雨が降った後などくぼみがあることで水たまりができますし、くぼみにつまずいて遊具にぶつかるといったことも予想されます。

     また、ジャングルジムの土台部分のコンクリートがむき出しになっていたり、公園内にマンホールが盛り上がっていたり、滑り台の終わり部分にマンホールが設置されていたりと安全に遊べる公園となっていないと感じるところもありました。

     全ての公園で滑り台やブランコの下に安全マットを設置し安全を確保するなど、安全に遊べるよう補修などはしっかり対応する必要がありますが、市の考えについて答弁を求めます。

     

    【答弁】

     まず、公園の種類と役割につきましては、本市には、都市公園法に基づき市民の休養や運動に供する公園として整備された都市公園が64箇所有り、その内、都市計画法にも基づき防災や避難場所及び緑地の確保を目的とされた都市計画公園が13箇所あります。その他、児童の健康増進等を目的に安全かつ健全な遊び場を提供する児童遊園等が99箇所あり合計で163公園ございます。

     また、公園は、小さなお子様からお年寄りまで様々な方が立ち寄り、憩い、くつろぐ場所であり、地域のコミュニティの増進などの様々な役割があると認識しております。

     次に、公園の安全管理・点検基準につきましては、本市独自の安全管理マニュアル等はございませんが、国土交通省において公園施設の安全点検に係る指針(案)及び都市公園における遊具の安全確保に関する指針が策定されており、それらの指針を参考に毎月1回、職員において点検をしております。

     また、清掃につきましては、本市や公園愛護会等で行っております。

     最後に日陰につきましては、公園利用者の熱中症等に効果があるものと認識しており、樹木の剪定方法や時期に配慮するとともに、遊具の安全管理につきましては、これまでも遊具の補修や取り替え、マットの設置等必要に応じて対応しており、引き続き実施してまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。

     

     【再質問】

     公園の安全管理・点検基準について、「本市独自の安全管理マニュアル等はないが、国土交通省において公園の施設の安全点検に係る指針(案)及び都市公園における遊具の安全確保に関する指針が策定されており、それらの指針を参考に点検をしている」との答弁でした。

     公園施設の安全点検に係る指針(案)に目を通すと、はじめに「都市公園のさらなる安全性の向上を図るため、安全対策の一環として公園施設の安全点検を適切かつ確実に行う必要がある」「都市公園における安全・安心を確保するため、公園施設の安全点検の前提となる考え方及び安全点検の実施に関する事項について整理した」ものとされています。

     また、位置づけとして安全点検の基本的な考え方及び安全点検を実施する際に配慮すべき基本的な事項を示すものとされ、安全性の確保その向上の考え方として、「公園施設利用における事故防止事例や軽微な事故を含む事故情報の収集、記録、蓄積、活用に心がけ、事故につながる危険性を予測することが望ましい。公園管理者は、これらを踏まえて安全点検を行い、事故を予防するための対策を講ずることが望ましい」などと書かれています。

     こうした指針、考え方のもと月1回の点検が実施されていると思いますが、事故への備えとして賠償保険への加入の状況、また、もし万が一事故が起きた場合の対応など、どのようになっているのか答弁を求めます。

     また、この指針では公園利用者に対する公園利用の安全意識に関する啓発も書かれており、「事故につながる危険性を予見する考え方や公園利用者・地域住民に期待される役割などについて共通の認識を持つことが望ましい」「公園利用者・地域住民に対し、公園施設を安全に利用するための啓発を行うことが望ましい」なども書かれています。

     また、意見交換の有効性として、「情報提供の際には公園の安全管理についてどのような対策を講じているか示した上で、公園管理者側からの一方的な働きかけとしないように意見交換などを行い、公園利用者・地域住民の知識や経験を活用することは、安全対策上有効であると考えられる」とされていますが、啓発や意見交換など、どのように行っているのか答弁を求めます。

     

    【答弁】

     まず、保険の加入状況ですが、市民総合賠償補償保険に加入しており、本市の管理瑕疵による事故の際には、当該保険にて賠償することとなっております。

      次に、事故が起こった際の対応ですが、まず負傷者への適切な対応を行うとともに、公園施設を使用中止にするなどの応急措置を行います。

    また、事故の状況等を把握、分析、記録し再発防止に努めてまいります。

      最後に、遊具を安全に使用するための啓発につきましては、一部の遊具には使用方法等の啓発を行っているものの、必要に応じて安全に利用するための啓発方法を検討してまいりたいと考えております。

     また、意見交換につきましては、利用者や自治会等から随時ご意見を頂いており、必要に応じて対応しております。引き続き、安全、安心な公園となるよう努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。