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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2212(2018年4月8日号)

    [2018.4.6] -[門真民報]

    大阪府下3番目に高い保険料
    全ての基金を使い軽減を!

    くすのき広域連合議会 福田英彦・ほりお晴真議員

     3月 29日、くすのき広域連合の3月定例会が開かれ、福田英彦議員、ほりお晴真議員が出席しました。
     提案された案件は、条例改正2件、補正予算、平成 30年度予算の4件でした。
     介護保険条例の改正については、新たな介護保険料を決定する、質問検査権の範囲を第2号被保険者の配偶者等に拡大するものです。
     新たな介護保険料は基準保険料が年額8万970円で第6期から4460円の引き上げとなり、大阪府下で4番目から3番目となる高い保険料であることなどから反対しましたが、賛成多数で可決されました。

    「我が事・丸ごと」無批判な姿勢は問題

     福田英彦議員は、来年度予算について国庫補助金である調整交付金、地域ケア会議推進事業費について質しました。
     地域ケア会議の状況などを質した上で、地域ケア会議推進による「我が事・丸ごと」の意識の醸成について質しました。
     答弁では「障がいや子育てなど家族の複合的な課題を有する高齢者の増加を踏まえ、地域ケア会議を有効活用し、サービス提供機関等と共通認識を持ち、縦割りや分野を超えて『我が事・丸ごと』の包括的支援が可能となる地域づくりに向け、意識醸成を図る」としました。
     福田議員は医療・介護のみならず障がいや子どもに関わる問題まで地域に押し付けようとする国の「我が事・丸ごと」地域共生社会の推進に無批判な姿勢だと問題点を指摘しました。

    「自立」強要の道具にしてはならない

     また、地域ケア会議を「自立」を強要する道具としている自治体があることを紹介し、対応について質しました。
     答弁では「作成したケアプラン原案のサービス内容や到達目標を利用者と共有し、同意を得たうえでのサービス利用となる」としました。

     ほりお晴真議員は、来年度予算について生活支援体制整備事業費、介護給付適正化システム導入事業、介護認定調査費について質しました。

    法律を順守し、30日以内に認定決定を

     門真市では現在5名の認定調査員が配置されていることを質疑で明らかにし、研修、決定が出るまでの期間、改善の考えなど質しました。
     答弁では都道府県の研修を受ける必要があるが6月、12月、3月の年3回しか実施されていないこと、申請から認定まで平均日数で56日も要していることが明らかとなりました。
     改善に向けて「認定調査員退職の補充について速やかな確保に努める。来年度から調査員を1名増員する。他自治体等の認定調査の実施方法等について調査研究をすすめ、遅れを解消するため取り組んでいく」としました。
     ほりお議員は、府には研修の回数を増やすよう要望していくこと、約2か月もかかる認定調査は介護保険法に違反している、30日以内に決定が出せるようにと厳しく指摘しました。

    不十分な保険料軽減策
    の予算は認められない

     来年度予算について、ほりお晴真議員が討論を行い、「我が事・丸ごと」地域共生社会の推進に無批判な事業計画は問題であること、新たな介護保険料は独自の減免制度もなく、大阪府下で3番目となる高い保険料であること、8億6千万円も基金がありながら、保険料軽減に充てた金額は5億円で、基金全てを充てて保険料軽減をするべきと指摘し、反対しましたが、賛成多数で可決されました。

     

    消防職員の給与に関する条例案は欠陥条例で認められない

    守口市門真市消防組合議会 豊北ゆう子議員

     3月 26日、守口市門真市消防組合議会定例会が開かれ、豊北ゆう子議員が出席しました。
     付議案件は、①平成   29年度守口市門真市消防組合会計補正予算(第1号)②消防職員の給与に関する条例の一部を改正す条例案③守口市門真市消防組合手数料条例の一部を改正する条例案④平成30年度守口市門真市消防組合会計予算の4件です。

    給与条例「改正」は問題だらけ

     ②の消防職員の給与に関する条例改正は、人事評価制度を給与に反映させるための条例改正です。
     豊北議員は、命を懸けて人命救助にあたる職場において、人事評価によって給与に差をつくるような制度はなじまないこと。また、改正前の本条例に明記されていた評価期間が改正案では削除されており、条例として成り立たない欠陥条例であることが質疑で明らかになったこと。
     このような問題だらけの条例改正は認められないと反対しましたが、賛成多数で可決しました。この議案には守口選出の大藤みつ子議員、無所属の戸田久和議員も反対しました。

    職員数は足りているか?国基準より131人も少ない・・・

     ④の新年度会計予算では、職員数が前年度より 13人も減少していることについて、減少の理由について質しました。
     答弁では、「退職者が 13人出たが新規採用はしていない。消防整備計画に基づき統合庁舎の建設と人員管理を実施している」と答えました。「職員の減少で何も支障はないのか、国の消防力の整備指針では、どのような基準になっているか」と質すと、「国の消防力の整備指針上の計算では、本消防組合の人員は465人ですが、実情として334人です。」また、「単純に当該基準から見ると不足しているが、現場人員を最優先に考え、人員管理し安心安全に最善を尽くしている」と答えました。
     豊北議員は、「本消防組合の整備計画では人口減少に合わせ財政規模を縮小していくとある。両市も人口増の施策を打っているところ。両市の負担を軽減することを重視するあまり、職員を減らし、消防力が落ちることがあってはならない。」と指摘するとともに、「国の基準に合わせ職員数を増やすこと」を要望しました。

     

    2025年問題、地域包括ケアシステムの課題は山積

    議員セミナーに福田英彦議員が参加

     ㈱地方議会総合研究所主催の議員セミナーが3月 28日東京都内で開かれ、福田英彦議員が参加しました。
     仙台大学教授の千葉喜久也氏を講師として招き、「高齢者介護と地域包括ケアシステムの課題」をテーマに、4時間余り講義しました。
     千葉氏は、「老いるということは耐えるということではない」と前置きし、介護の現場などで、食事や入浴・掃除・運動など、生活に主体的に参加してもらっているか、生活の中で選ぶことをしてもらっているかについて問いました。
     「変わる介護保険制度」では、制度創設時には喜ばれていた介護保険制度が、利用者拡大で財政が圧迫され、国(財務省)が利用制限を求める中で、介護サービスが利用できない状況があることを指摘しました。
     さらに、今後の国の動向として、特に都市部で急速に高齢化が進む中で、医療では必要なベッド数の抑制、介護では施設入所者数の抑制が「社会保障改革に関する集中検討会議」で議論されてきた経過についても紹介しました。
     「認知症施策~予防と対策~」では、認知症についてよく理解すること、早期診断・早期対応、地域で支える医療福祉サービスや生活支援、人材育成が必要だとしましたが、2025年を目標に構築するとしている「地域包括ケアシステム」については、総合事業における市町村格差や責任の所在、サービス削減、在宅ケア移行についても様々な課題があることを指摘しました。
     門真市においては、議会が「2025年問題調査研究特別委員会」、市が「門真市2025年問題対策検討委員会」を設置しており、今後の議論が注目されます。

     

    門真消防署
    南部出張所完成披露式

     3月 28日、守口市門真市消防組合「門真消防署南部出張所」の完成披露式が開かれ、亀井あつし議員、豊北ゆう子議員、ほりお晴真議員が出席しました。
     この庁舎は、門真市南部の消防力の充実強化を目的に、ひえ島出張所と千石出張所を統合するものとして千石西町 10番 16号に建設されました。(2か所の出張所は廃止)
     敷地面積は、1200㎡、3階建。1階は、車庫・出動準備室等、2階は職員スペースで更衣室兼仮眠室等、3階は事務室・研修室・待機室兼食堂、屋上は訓練スペース・屋上緑化・自家用発電機等、建物外周には訓練スペース等設けられています。
     当日は、地域の自治会の方々もたくさん新庁舎の内覧に訪れていました。隣接の砂子みなみこども園とともに、4月から運営がスタートします。

     

    待機児童の解消は切実
    子育て支援の拠点に

    門真市立砂子みなみこども園が開園

     門真市立砂子みなみこども園の開園式が2日開かれ、党議員団全員が出席しました。
     砂子みなみこども園は、市立南保育園と市立南幼稚園を統合し、門真市で初めて整備された公立の認定こども園です。
      定員は260人(保育園190人、幼稚園70)の大規模園で、議会でも問題点の改善や待機児童解消について求めてきました。
     こどもの健やかな成長の場、子育ての拠点となるよう今後も注視していきます。