[2017.12.19] -[議会活動]
1.小・中学校の大規模改修について
現時点の大規模改造についての考え方であります。
私は、これまでから学校の大規模改造について、また学校プールの建てかえ浄化装置の設置について質問を重ねてきました。
まずはじめに、大規模改造についての現時点の考え方であります。平成27年度第1回定例会議、文教常任委員会に対し、一定の年数が経過することにより通常発生する学校建物の損耗、機能低下に対する復旧措置や建物の用途変更に伴う改装などをする大規模改造や修繕等について質問をしたところ「27年度には公共施設など総合管理計画の策定に着手」とあり、その後、大規模改造はしないで部分改修という方向性が示されました。どうして、大規模改造をしないのか、部分改修で済ますのか、部分改修とは具体的にどのような改修か答弁を求めます。
次に、大規模改造についての現時点の考え方を踏まえたうえで、今後の大規模改造についてお尋ねします。
部分改修ではどう考えても追いつかないくらい傷んだ学校施設の場合、例えば、校舎のあちらこちらが老朽化して躯体の鉄筋がさびたり、屋上の防水機能が低下して漏水する。あちらを直したと思ったらこちらが漏れる、何度も繰り返す、その都度、改修する、足場を組む、外壁をまもるための塗装をする、雨漏りだけでなく、トイレや水回りの配管が傷む、床が傷む、言い出したらきりがないほど繰り返す。そんなことをしているより全面的な改造をする方が財源も少なく済みます。場当たり的な部分改修先にありきではなく、大規模改造も視野に入れることを求めるものです。答弁を求めます。
次に、脇田小学校の危険なプールの建てかえ等についてであります。
脇田小学校のプールの具体的な建替えを質問するに当たり、門真市の学校プールに対してどのように臨んできたかについて質問します。これまでから何度も何度も私は質問してきました。その中で、一歩一歩前進してきました。教育委員会として頑張ってもらっていると思っています。しかしながら十分とは言えません。一層の改善を求める立場から質問します。
年の答弁で、プールも含めた大規模改造をする考えが示され、統廃合で校舎の建て替えられた、はすはな中学校、第5中学校、五月田小学校、沖小学校、門真小学校のプールが建替えおよび改造が実施されました。門真小学校のプールは大規模改造とは別にプールの建てかえられたものです。同小学校の新プールの建設費用の内訳、財源について、浄化装置のついていなかった昨年と浄化装置の設置された今年の7・8月合計の水道料金がどのように変化したか答弁を求めます。
市民や利用者に公共施設の現状を知らせることを目的に、門真市が保有している施設ごとに基本情報、財務情報、供給情報、建物情報などに関するデーターを集約した2016年度門真市公共施設カルテがあります。脇田小学校のデーターを見たところ、建物基本情報からプールの付属室は掲載されているのに、プール本体が掲載されていませんでした。どうしてプール本体は掲載されていないのか理由をお聞かせください。
H26年の9月一般質問で「躯体を支える基礎部分がぼろぼろで、コンクリートにつぎはぎらだけ」と指摘し、 年に改修してもらいました。しかし、わずか 年で、(写真を見せる)とすでにひび割れ傷んでいます。脇田小学校のプールは、プールサイドにそってひび割れています。プールサイドの床下は躯体を支える基礎部分が四隅しかありません。児童たちがプール授業中に床が崩れ落ちでもしたら大変です。来シーズンのプール使用時までに早急な対策をすべきと考えます。答弁を求めます。
脇田小学校のプールは、建替えしかありません。一日も早く建て替えるべきと考えます。答弁を求めます。
最後に、脇田小学校のプール施設以外の改善についてであります。トイレの改修であります。便器や扉、床のタイルの傷みも激しい状態です。そして、トイレの臭気の問題です。特に、校長室の隣のトイレの臭気はかなりのものです。天気のいい乾燥した日は、窓を開けておけばあまり匂いはしませんが、特に梅雨から夏にかけての湿気の多い日、窓を開けることが出来ない時はトイレの両方向の廊下一体に臭気が漂っています。雨漏り、体育館や教室の床、児童が体育館で怪我。一日も早く部分改修という考え方を改め大規模改造を強く求めるものです。答弁を求めます。 ちなみに、H26年の9月一般質問で指摘してきた、脇田小学校の、プール以外の教室や体育館など傷んだ床板やピータイルの床、手洗い場の改善、理科実験室や家庭科調理室の水回り、天井からの雨漏りはどうなったか答弁を求めます。
【答弁】
小中学校の現時点での大規模改修についての考え方についてであります。
小中学校の大規模改造につきましては、学校再編も含めた学校施設の在り方について、門真市魅力ある教育づくり審議会における議論を踏まえて検討してまいりたいと考えております。
また緊急性のある修繕につきましては、部分的な改修の検討を進めてまいりたいと考えております。
次に部分改修の具体的内容でありますが、洋式化も含めたトイレ改修や、校舎の屋上防水やプール、屋内運動場等の改修など国の補助金を活用できる改修を想定しております。
次に門真小学校の新設したプールの建設費用でありますが、建築・電気・機械含めまして207,137,694円になります。財源といたしましては、205,300,000円を起債とし、その残りの1,837,694円を一般財源としております。
次に、同小学校の浄化装置設置前後での水道料金の比較についてでありますが、平成28年7月分、8月分の水道料金の合計が3,575,965円、平成29年同月分料金の合計が893,408円となり、差し引き2,682,557円の削減効果があったところであります。
次に脇田小学校のプールの建替えについてであります。
平成26年第4回定例会で議員から指摘のありましたプールの老朽箇所については、教育委員会においても現地確認をし、学校の要望も伺いながら改修の必要性を精査したうえで、プール側面のひび割れの補修やプールサイドの一部修繕を行い、安全性の確保を図ったところであります。
今後につきましても、児童の安全性を最優先に、現地調査や学校からの修繕要望の把握を行い、緊急性・必要性を精査しながら、適切に対処してまいりたいと考えております。
大規模改造につきましては、先ほどご答弁申し上げましたとおり、学校再編も含めた学校施設の在り方について、門真市魅力ある教育づくり審議会における議論を踏まえて検討してまいりたいと考えております。
また、同定例会で同じく指摘のありました老朽箇所につきましては、校舎天井からの雨漏りやトイレの配管等の修繕、手洗い場や屋内運動場の入り口周りのほか、教室や給食棟の床の補修などを行っておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。