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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1558(2005年1月9日号)

    [2005.1.9] -[門真民報]

    合併問題を教訓とし、市民参加と説明責任果たし、市民の願いに応えた予算編成を!-2005年度予算要望提出

     昨年12月26日、日本共産党議員団は東市長に対し、05年度門真市予算と施策に対する要望書の提出と回答の申入れを行いました。要望はイラクへの自衛隊派兵の強行、憲法改悪の動き、地方財政に大きな影響を与える三位一体改革で財政赤字を地方に押し付ける小泉政治を批判したうえで、門真においては合併問題を教訓とし、「住民が主人公の立場に徹底して立脚し、住民の福祉の増進に資するという自治体本来の立場、簡素で効率的な行政、市民参加と説明責任を満足する新しい門真の行財政運営が強く求められている」として5つの柱、150項目にわたるものです。
     懇談では各議員が国保や介護保険での改善、浸水対策の強化や市民合意での行財政運営の改善などについて最近の状況も紹介しながら施策の充実について求めました。要望には土井祥道助役が対応しました。

    前納報奨金削減の市税条例の一部改正、問題点検証されない学校給食の委託継続に反対-12月議会終わる

     12月議会は、10日からはじまり21日の本会議で閉会しました。議案の採択にあたって、日本共産党を代表して中西みよ子議員が討論をおこないました。
     同議員はまず、放課後児童クラブ条例について、賛成の立場から討論。1998年に国が放課後健全育成事業を児童福祉法に位置づけて6年経過し、門真市での条例化が待たれていた。
     今回、施設の整備や時間延長・土曜日休日も開設する画期的な内容であることを評価するとともに、定員の100名を1クラスとせず40~50名定員の複数学級にすべきこと。クラブ費4500円の徴収にあたって、非課税世帯や第2子にまで減免制度を充実することを求めました。
     次に、市税条例の一部改正で、個人市民税・固定資産税・都市計画税の納期を年内に完了させ、現年度課税分の徴収率向上をはかるものだが、市民にとっては納期が早まることや前納報奨金が削減されることを指摘。大阪府下でも翌年納期も少なくない中、より慎重にすべきと指摘しました。さいごに、一般会計補正予算で、5中・7中の債務負担行為が計上されている問題をとりあげました。
     日本共産党は、民営化は、調理員の入れ替わりによって調理技術が一定しないこと、栄養士が直接調理員に指導できないことなどを指摘してきた。今回の審議の中でも、今年10月までで民間委託された6校で、正社員2名・パート14名の入れ替わりが明らかになったと指摘。
     民間委託後3年経過したが、何ら問題点も検証せず継続することは認められないと反対討論を結びました。

    門真プラザへのパチスロ店出店は、プラザの趣旨に反するもの。市は態度を明確に!-中西みよ子議員が一般質問

     門真プラザのパチスロ店出店問題について
    今年2月、門真プラザにパチスロ店出店の問題が浮上し、市民4団体などから出店反対の要望書が出されたにもかかわらず、未だに解決していません。この問題について次の点を質しました。

    (1)門真プラザは、住宅地区改良事業として良好な住宅環境を作るために行われた事業であり、規約に風俗営業の禁止を明記しているのになぜ、パチスロ店出店のための管理規程の見直しを提案したのか。

    (2)この問題について、門真プラザの分譲住宅・改良住宅自治会、門真小学校・第3中学校からそれぞれ反対の要望書が、そして、9自治会・2PTAで構成する「門真プラザ風俗営業問題協議会」から門真プラザを風俗営業街にしないようにと要望書が出されたが、こうした住民・PTAの心配や不安をどう受け止め検討されたのか。

    (3)店舗管理規程はどのような手続きで行うのか。また、規約改定にあたっては、市も区分所有者として判断を求められるが、その時は、はっきりと反対の立場を明確に示すべき。

    (4)門真プラザ代表者集会会議に、改良住宅の代表として市の担当者だけでなく、改良住宅自治会の代表も同席させるべき。

    (5)市が住宅と店舗をもった新しい街として開発した以上、商店の誘致などもっと積極的に関わるべき。

    (答弁)
    (1)空き店舗所有者よりパチスロ店として使用することの申し出があり、門真プラザ店舗管理規程等にもとづき、提案したもの。

    (2)住民から出された要望を参考に、門真プラザのすべての区分所有者、入居者、商業者などの意見を聞いて総合的に判断していきたい。

    (3)管理規程の変更の手続きは、全体集会あるいは、分譲住宅・一般店舗集会による特別決議による。この場合、区分所有者の4分の3の決議の上、代表者集会の同意が必要。

    (4)改良住宅の代表は、管理規約上、代表者集会出席は認められない。

    (5)門真プラザ商店会などと連携し取り組む。

    (再質問)
    市の答弁は、以前と同じ答弁で、はっきりとした態度を示していない。この問題は、市が態度を明確に示し、商店の誘致に取り組むことしか解決方法はない。市長の見解を求む。
    (市長の答弁)
    住民の意思を尊重してそれなりの行動をとるよう申し上げている。私も、門真市民の安全を預かる最高責任者であり、何で市民の負担を考えるか。ただ、いろんな条例があり、これをどうやってクリアするか苦慮している。

    学校の暑さ対策ついて
    今年9月議会で、小学校2校・中学校1校にクーラーを設置する補正予算がついたが、他の学校についてはどうするのか。

    (答弁)
    今後のクーラー設置については、さらに研究し努力していきたい。
    男女平等条例制定にあたってパブリックコメントの実施を

    (答弁)懇話会で、市民の代表としての意見は聞かせて頂いた。

    第二京阪・ダイオキシン問題は法律等に基づき、最善の対策を-井上まり子議員が一般質問

     【質問】第2京阪道路事業地内でダイオキシン類が検出された問題について、ダイオキシン類は、最近環境ホルモンとして問題があり、残留対策工事、廃棄物土の飛散・分散防止、住民への説明等、経過と現状、また国への働きかけについて質しました。
    また、汚染区域付近の井戸水と水路の低質検査について、汚染区域以外のダイオキシン類の調査状況と対策についても質しました。

    【市答弁】焼却残渣は「廃棄物処理及び清掃に関する法律」の処理基準以下、水路・井戸は「ダイオキシン類対策特別措置法」の規定基準を上回った。農作物は低濃度で問題ない。
    現場管理・対策を強く申し入れ、今後広報やチラシで市民に知らせる。
    公定法の結果、府・関係部署と調査区域、調査方法等周辺区域調査について協議する。
    浸水対策、第2中学校の校庭貯留・北島市住跡地に貯留施設設置を求める。

    【質問】近年、農地が減り雨水の吸収が悪くなり、都市型浸水が増えている。
    都市型浸水は国・府レベルの下水・河川整備対策だけではなく併せて貯留施設等が効果的。寝屋川流域での校庭貯留状況について。
    既に答弁している第二中の校庭貯留についてどう検討しているのかについて。

    【市答弁】13~15年度で5市13校、16年度設置予定は3市4校。第二中の校庭貯留は引き続き庁内合意の基に効率的な活用について検討する。

    【質問】北島市住跡地は、現在第二中学校のサブグラウンドとなっている。
    大雨が降るとグラウンドの土と雨水が低いほうの道路に流出。
    排水施設が整備されているのか、また改善策について。以前、質問した当住宅跡地の貯留施設設置計画等について。

    【市答弁】敷地内に溝を掘る等、雨水の流出抑制に努める。当住宅跡地の貯留施設設置計画等は、市営住宅ストック総合計画が具体化の際、検討する。