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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2193(2017年11月19日号)

    [2017.11.17] -[門真民報]

    29億円のムダ遣いは許さない!
    高等裁判所は公正な判断を

    29億円問題住民訴訟控訴審 第1回弁論


    (大阪高等裁判所)

     中町地区の旧ダイエー(トポス)跡地をめぐり、門真市が光亜興産らに支払った 29億円の建物除却補償がムダ遣いだとして起こされている住民訴訟の控訴審の第1回弁論が9日、大阪高等裁判所で開かれました。
     7月6日の大阪地方裁判所の判決は、被告である門真市側の言い分を鵜呑みにし、「原告及び共同訴訟参加人らの請求をいずれも棄却する」という不当なものでした。
     原告は到底納得できないということで控訴し、第1回の弁論期日を迎えました。
     高裁では1回目の期日で結審し、次回は判決ということが少なくありませんが、被告からの答弁書に対し、原告が反論の書面を提出することが認められ、光亜興産や都市再生機構(UR)に対する証人尋問の申請については、具体の質問趣旨を提出するよう求められました。
     そして次回の期日が 12月 14日(木)午前 10時 30分からと決まりました。

    門真市が知らぬ存ぜぬなら、光亜興産らへの証人尋問で真相解明を


    (弁論後に弁護団から説明を受ける傍聴者)

     地裁では、被告門真市の当時の都市建設部長などへの尋問が行われましたが、「知らない」「確認していない」など、中町地区のまちづくりで、門真市と光亜興産らとの間でどのような協議が行われのかがほとんど明らかになりませんでした。
     門真市が中町地区のまちづくりで一番大切な時期の経過について「知らぬ存ぜぬ」なら、高裁では、光亜興産やURへの尋問で真相を明らかにする必要があり、その可能性が高まってきました。

     議会では、この住民訴訟について宮本市長は、なぜか自らの考えを全く示さずダンマリを決め込んでいます。
     裁判の行方は、門真市の開発会社言いなりのまちづくりを転換していくうえでも重要で、市民からも注目されています。
     高裁での公正な判断が求められます。

     

    シティーセールス戦略(戸田市)
    空き家対策(川口市)で行政視察

    総務建設常任委員会行政視察 福田英彦議員


     (担当者から説明を受ける視察団)

    総務建設常任委員会の行政視察が7・8日で行われ、福田英彦議員が参加しました。

    安易に委託でなく若い職員の能力発揮できるように

     戸田市(埼玉県)では「シティセールス戦略」について説明を受けました。
     戸田市は 35年連続で地方交付税の不交付団体で財政力指数も1・234、埼京線開通から 30年間人口が増え続けています。
     しかし、そこに安住することなく、2008年に市長直轄の政策秘書室内に自治体シンクタンク「戸田市政策研究所」を設置、様々な調査研究を庁内の各部署と連携し、「戸田市シティセールス戦略」の策定はじめ取り組みが行われています。
     あれもこれもではなく、ターゲットをしぼり、しっかりデータ分析を行うことは、門真においても重要です。 また、安易に「委託」するのではなく、特に若い職員の能力を発揮するように心がけていることについても注目しました。

    弁護士のプロジェクトチームで財産管理人制度マニュアル


    (説明に対し質問する福田議員)

     川口市(埼玉県)では「空き家対策」について説明を受けました。
     所有者や相続人が不明や不在などの空き家について、「財産管理人制度」を活用するためのマニュアルを策定されています。
     一つの事例をきっかけに、国のモデル事業制度を活用し、15人の弁護士のプロジェクトチームで策定されたとのことで、同様の空き家が多くある門真でも活用できるものです。
     空き家対策の条例も、国の特措法制定以前から制定し対策が行われ、特措法に対する課題も持たれていました。
     門真市においても空き家対策は重要な課題であり、これまでも「建築物等の適正管理に関する条例」の制定や実態調査が実施実施されており、空き家特措法に基づく計画の来年度策定に向け空家対策等協議会の設置等にも着手しています。
     視察内容を市政に活かしていきます。

     

    ごみを溶かし再資源化はかる処理施設など視察

    民生常任委員会 亀井あつし議員

     


    (溶融炉(ようゆうろ)の炉底部から流れ出る溶融物を取り出す作業)

    民生常任委員会は、7日・8日、愛知県岡崎市の「中央クリーンセンター(ごみ処理施設)」と同県大府市の「ウエルネスバレー構想(健康増進などの取り組み)」について視察を行いました。同視察に亀井あつし議員も参加しました。

    岡崎市の中央クリーンセンターは、ごみを焼却しないで、製鉄で鉄を溶かすように、ごみを高温で溶かしスラグ【人工砂】とメタル【金属】に変えて、ごみの全量を再資源化する「ガス化溶融炉」の施設です。

    再資源化以外に

    ①燃焼時に発生する、蒸気を活用して発電機を動かし電気をつくり、クリーンセンターを運転するために使い、余った電気は電力会社に販売。
    ②溶融炉から産出されるスラグ・メタルの資源化によって、処理は飛灰(すす、灰)のみとなり、最終処分量が削減(従来の約1/5)の結果、埋立場所の使用期間延長と搬出費用が大幅に削減。
     溶融炉は、石炭を加工したコークス・石灰岩とごみを一緒に燃やします。1200度の高温で処理するため、有機物はガス化し、無機物は溶融物となって炉底部から定期的に取り出します。

    周辺環境へ
    配慮と調和の施設

    同施設は、太陽光発電や風力を活用することによって、施設の電気利用に一部としてまかなっています。
     また、ビオトープや自然調節池の整備など周辺環境への配慮もしています。

    中央クリーンセンター事  業  概要  )

    総事業費:約183億円
    竣工年月日:2011年6月
    敷地面積:約77,800㎡
    工場棟:8階建 14,500㎡
    管理棟:4階建   1,600㎡
    処理能力:380t/1日

     

    県と連携した健康長寿の一大拠点

     大府市の「ウエルネスバレー構想」は、2009年に、隣接する東浦町と、あいち健康の森とその周辺エリアを「ウェルネスバレー」と名付け、この地区が健康長寿の一大拠点に発展することを目的に策定しました。
     「ウェルネスバレー」の中心施設の「あいち健康プラザ」は、公益財団(愛知県健康福祉部所管)とトヨタ関連グループが運営しています。
     敷地内に、1千人収容のホールやレストランなどもある健康宿泊館、体の仕組みについて学べる健康科学館、健康に関する書籍や資料、映像などを所蔵する健康情報館、体育館・プール・トレーニング室などを備えた健康開発館があります。

     

    図書館複合施設・読書推進など視察

    文教・こども常任委員会 豊北ゆう子・ほりお晴真議員


    (えんぱーく 図書館内)

    文教・こども常任委員会は7日・8日、行政視察を行ない、1日目の塩尻市では、「市民交流センター・えんぱーく」で、図書館運営や子育て支援センターの取り組みについて説明を受けました。
     この施設は、1階2階が図書館で3階4階が多目的ホールや会議室になっています。
     今年で開館8年目で計画段階から、県外の図書館の専門家が入り検討され、①役立つ情報を提供②意欲と活動を応援③進化する図書館を目指し運営されています。
     図書館の他に、子育て支援・青少年交流、シニア活動支援、ビジネス支援、市民活動支援が同施設で豊かに行なわれている様子を聞くことができました。
     また、作家や出版関係者などの講演を聞く「本の寺子屋」や、本の並べ方など工夫されている点について図書館副館長が熱く説明され、その後施設を見学しました。図書館とは渡り廊下でつながっている子どもの広場は、スーパー跡地を市が買い受けたもので、屋内公園として0歳~6歳とその保護者が遊べる場所となっていました

    「できる」サービスを


    (市立須坂図書館)

    2日目の須坂市では、読書が苦手な児童に、読書をはじめるきっかけづくりにと実施している「すざか子ども読書ちゃれんじ」の取り組みについて聞くとともに、市立須坂図書館を視察しました。
     読書チャレンジは児童が読んだ本の感想をコメントカードに書き、それを担任などから確認を受け、1冊1ポイントとしてポイントカードに貯め、貯まったポイント数により、「名人級」「達人級」「殿堂級」として認定しています。
     市立須坂図書館は、古い建物ながらも、今「できる」サービスをと市民の声に耳を傾け背伸びをせず、地域にあった図書館運営に尽力されていました。

     

    【お わ び】

    先週の門真民報のカジノ万博「夢洲」の記事に誤りがありました。

    ①「夢洲を見てみようツアー」は 24日実施。
    ②舞洲トンネル→夢咲トンネルの間違いです。訂正しお詫び致します