[2003.2.9] -[門真民報]
門真・守口両市の議会代表者と助役など理事者で構成し、合併問題について協議する「両市合併問題協議会」が3日、開催され、党議員団から福田英彦議員が出席しました。
協議会では、理事者より両市合併問題協議会で出された主な意見、確認された事項についての報告がされました。
日本共産党守口市議団の真崎求議員は報告に対する質疑で、2月12日の法定合併協議会設置のための臨時会開催日程に関する経過説明について、法定合併協議会規約に関連して、法定合併協議会では「合併の是非も含めて議論されるのか」と見解を求めました。
臨時会の日程設定については曖昧な答弁でしたが、法定合併協議会での協議事項については「合併の是非も含めて協議される」との明確な見解が示されました。
福田英彦議員は2月1日付けの「広報かどま」で、法定合併協議会が「合併するかどうかを含めてあらゆる協議をする場」と書かれていることを示し、法定合併協議会における合併の是非の判断に当って、合併理由の大きな一つとなっている財政問題については、合併後20年間のシュミレーションを行なうことの必要性について理事者の認識をただしました。
答弁では合併後20年のシュミレーション策定は困難で、新市建設計画の中では10年程度で考えているとの認識を示しましたが、「できるだけ努力したい」旨の見解が示されました。
財政シュミレーションに関わって守口市の自民党議員は、「どれだけ行革をすすめるか」という立場から「5~6年のシュミレーションは必要」との意見が出されました。
この他、幼保一元化やゴミ処理などの環境問題についての質疑、意見などが出された後、臨時市議会開催との関係で、両市合併問題協議会は今回をもって終了することが確認されました。
閉会に当って両市長が「(合併は)地方公共団体の『構造改革』」(喜多市長)、「(合併は)結果として必然的に求められる」(東市長)と挨拶し、合併への意欲をあらためて示しました。
門真市議会に設置されている「合併問題等特別委員会」が3日、開かれ、党議員団から福田英彦議員が出席しました。
委員会では冒頭市理事者から「両市合併問題協議会」の概要と合併に関するこの間の主な経過についての報告がおこなわれました。
福田議員は資料として提出されている「守口市・門真市の現況」の修正版について説明を求めるとともに、保育所の待機児童数については、守口市と定義が一致しているのかどうかとただしましたが、「確認していない」旨の答弁がされました。
つづいて昨年行なわれた市民に対する「ミニ懇談会」の開催状況についてただしました。
「ミニ懇談会」については、20名程度の希望する団体等に対して、合併問題についての懇談会の開催は7回で、自治会関係、ソロプチミスト、パルコープなどを対象におこない、約140名の参加であることが報告されました。
市が行なった懇談会は市内4ヶ所で開いたものとあわせて約250人の参加者となっています。法定合併協議会が設置が2月12日に設置されようとしているもとで、市民に対する情報公開の徹底、市民参加の議論の場を保障することなどが強く求められています。
生涯学習の充実が求められる中9年連続で府下最低の社会教育費
|