[2003.5.18] -[門真民報]
介護保険制度導入から3年経過し、平成15年度からの新介護保険料が決まりました。くすのき広域連合の新保険料は、4%値上げで下記のとおりとなっています。大阪府下平均では3318円(第3段階)、値上げしない自治体が、泉南市・河内長野市・能勢町の3市で、田尻町ではマイナス17円となっています。
高齢者は、昨年10月より医療費負担が引き上げられ、今年の4月からは、年金が約1%引き下げられ、そのうえ介護保険料まで引き上げられトリプルパンチです。
くすのき広域連合では、当初10.5%の値上げとしていましたが、4億円取り崩して4%に値上げ幅を縮小しました。しかし、まだ、4億円の基金がありその内の2億6千万取り崩せば値上げしなくてもすみます。
日本共産党は、くすのき広域連合3月議会で「基金を取り崩して値上げすべきではない」と迫りましたが、「基金は何かあった時に使うもの」という冷たい態度に終始しました。しかし、何かあった時のために、大阪府の「財政安定化基金」があるのです。他市では、何とか保険料を少しでも低く抑えようと基金を全額取り崩しているところもあります。
くすのき広域連合は、大阪府下で介護保険料の減免が27市(平成15年度実施も含む)と広がる中、依然として保険料の減免も実施していません。
日本共産党は引き続き、保険料減免・利用料助成の実現めざして全力で頑張る決意です。
「門真の未来とまちづくりを考える市民の会」(略称「未来の会」) のニュースに添付したはがきによるアンケートの中間結果が出されました。
「市からの情報提供は」の問いに対し「あまりない「まったくない」が合わせて89%、「市民意向調査は」の問いに対し「必要」が91%、「市民投票は」の問いに対し「必要」が83%となっています。
この結果からは市の徹底した情報公開、情報提供と合併の是非については住民の意向を反映して決定してほしいという市民が多数を占めていることが示されています。
また「合併について」は50%が「議論や検討は行なうべき」とし、「必要でない」が「必要」を上回っています。
8日、局地的な大雨によって、床上・床下浸水が95戸(市民からの連絡のあったもののみ)、また、18町で約3.8キロにわたり道路冠水が発生しました。
門真市役所に設置されている降雨観測データーによると、午前8時から9時までの1時間の降雨量が43ミリを記録しました。特に、午前8時57分から9時までの3分間は、時間換算すると降雨強度が100ミリに達しました。
今回の浸水被害は、国道163号線以南を中心になっています。府自動車試験場地下調整池・三ツ島調整池・古河調整池によって被害の拡大は押さえられました。
しかし、浸水が多発している、第2中学校周辺地域の沖町や、南部市民センター周辺の島頭地域をはじめ下水道未整備地域、脇田町など下水道整備の完了した地域でも、雨水が下水道管から溢れ床上・床下浸水などの被害が発生しました。
一方、下水道整備のほぼ完了している163号線以北は、浸水対策として中央環状線や163号線の道路地下の増補幹線によって被害はほとんどありませんでした。浸水による被害を受けた市民から、「いつも被害を受けるのは私たちばかり。どうなっているのか」と怒りの声がだされました。
党議員団は、引き続き163号線以南の下水道・増補幹線の整備、学校グランドに保水機能を持たせるなど個別地域の治水対策などの改善に向けて取り組んでいくものです。