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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2174(2017年7月9日号)

    [2017.7.7] -[門真民報]

    子どもの貧困対策として
    小中学校で朝食を提供できないか

    6月議会一般質問 亀井あつし議員

     6月 21日、亀井あつし議員は、「児童生徒を対象とした朝食の提供に対する支援」について質問しました。
     府下の全自治体に比べて朝食を食べている児童・生徒が少ないということについてどのように評価しているのか質問しました。
     市は、「朝食の頻度を見ると、『毎日又はほとんど毎日』食べている割合は、市の 79・ 5%に対し、府内全自治体では 88・ 0%など朝食の摂取に関し厳しい状況にある」と答弁しました。
     児童・生徒に対して「朝食」の取り組みを地域のみなさんが共同して学校のランチルームなどを活用し提供できないか、財政などの支援も含め答弁を求めました。
     市は、「子どもの貧困対策として、小・中学校内の調理施設やランチルームを朝食提供の場として活用することは、衛生面や施設のセキュリティー面から既存の施設での対応は課題が多いと考える」「今後、(財政や)学校施設の利用も含めて、関係部局と調査研究をしたい」と答弁しました。

    学校施設を活用した
    他市の取り組みを紹介

     亀井議員は、高知市立第四小学校の調理実習室を使った「お話モーニング」の取り組み。福岡市立中学校の家庭の事情で食べられない生徒を対象に週2回希望する生徒へパンやバナナ、牛乳、朝食の提供している活動。
    四條畷市が今年1月より市立四條畷南小学校に隣接する四條畷市立福祉コミュニテイーセンターを使い朝食を提供し、児童が教室の外で遊ぶようになり、勉強に集中するなど目に見えた変化が生まれている事例を示し、学校施設での朝食提供の必要性を訴えました。

    公文書管理条例制定の必要性は認める

     加計学園・森友学園疑惑や陸上自衛隊の日報隠ぺい問題など、公文書管理の在り方が注目されるなか、「公文書管理条例の制定」することについて質問しました。
     市は、「公文書は、市民共有の知的財産であるため、市民による文書管理をより一層実現するには、条例において規定することが望ましい」「しかし、公文書管理条例の制定に当たっては、国の動向を注視しつつ、他市の状況等の情報収集に努める」と、必要性は認めるものの、情報収集に努めるとの答弁に止まりました。

     

    安心して住み続けられる門真市へ
    施設整備と高齢者施策向上へ

    豊北ゆう子議員の一般質問

     高齢化率が年々高くなっている中、北河内においても2025年には、30・8%(現在、門真では 28・6%)と推定されており、年をとっても安心して暮らせる施策が求められています。
     豊北議員は、高齢者が集う老人福祉センター等の施設整備の安全・向上について市の認識を質しました。

    多数の壊れた机や椅子が機械室に放置

     門真市には、高齢者の健康と文化・交流を深める施設①老人福祉センター②高齢者ふれあいセンター③地域高齢者交流サロンがあり、たくさんの高齢者が利用されています。
     しかし、「老人福祉センター」では、壊れて使用不可の机や椅子が多数。健康器具のヘルストロンも4台中2台が老朽化。「地域高齢者交流サロン」では、駐輪場の屋根が無いので雨の日は利用しにくい。「高齢者ふれあいセンター」では、使っていない広場を駐車場にして遠くからでも通えるようにしてほしい。人気のカラオケ機器はDVDから便利な通信カラオケを導入するなど、設備を改善・向上させていく必要があると市の認識を質しました。

    実態にあった予算の増額を

     答弁では、施設・設備を充実することが満足度の向上に繋がることは認識しているが、予算も限られており、すべての要望に応えることは困難であり、安全性や緊急性の高いものから優先的に対応したいとしました。
     これに対し、豊北議員は今年度予算では、これら施設の修繕費はたったの 20万円、この額では充分な整備は無理だと指摘し、実態にあった予算の増額と高齢者の要望に応える施策の充実を求めました。
     また、市の役割について質すと、高齢者を取り巻く環境の変化に的確に対応しつつ、高齢者福祉の向上に努めること。元気で長生きのまち・門真を目指すことと答えました。

     

    35人学級の検証は、まだ時期尚早
    全学年実施が急がれる

    門真市魅力ある教育づくり審議会

     6月29日、第4回門真市魅力ある教育づくり審議会が開催され、議員団から豊北ゆう子議員が傍聴しました。
     「門真市魅力ある教育づくり審議会」は、「門真市教育振興基本計画」の理念に基づく教育のあり方について調査審議し、18年3月に教育長に答申する計画になっています。
     はじめの全体会では、「門真市の 35人学級事業について」「一貫教育を進める環境づくり」「新学習指導要領の改訂」について、事務局より説明がありました。

    35人学級の効果・課題

     門真市が2014年度から、独自で実施している「35人学級事業」については、全国学力調査の結果から、その効果を見るため、これまでの年度とどのような変化があったのかを比較したグラフが示されました。特に効果がみられないなどの説明もありましたが、そうとも言えないなどの意見も出されました。また、検証はまだ時期尚早との声も・・・。 今後の課題として、少人数学級編制から通常学級編制の学年に進級した際に集団が大きくなることに伴う環境の変化に対応できない生徒・児童や指導の問題があげられました。全学年での実施が急がれます。 

    小中一貫校の推進でどうなる

     「小中一貫教育の推進」については、義務教育9年間を連続した教育課程としてとらえ、児童・生徒・学校・地域の実状を踏まえた具体的な取組の質を高めるとしています。
     文科省のアンケートにより、一貫教育の成果として中学校への進学に不安を抱える児童が減少。中一ギャップが緩和された等。
     また、課題としては、教職員の負担感多忙感。小中教職員間の打ち合わせ時間の確保など。
     実際の一貫教育を昨年度から実施している守口市立さつき学園の校舎(小学校2校と一つの中学校を統合した新設の校舎)が紹介されました。

    35人学級はうれしい

     全体会の後、分科会が開かれ、「子どもの学ぶ意欲向上部会」では、「子どもの主体的な学びの育成」についてをテーマに、 35人学級についても議論されました。
    (出された意見)
    「 35人学級はうれしい」「少ないと感じる時もある」「学年によって増えたり減ったりは混乱する」「教室の密度が全然違う」「適度な人数は?学校では何クラスが適切なの?」「「授業アンケートを意識すると教師間でギクシャクする。」「つながりのある教育の創造部会」では、「小中一貫教育を進める環境づくり」についてをテーマに議論されました。
    (出された意見)
    「小中一貫校のイメージわかない、メリット、デメリットは」「1年でいじめられたら学校止めるかも」
     小中一貫校建設については、積極的な意見が多いものの、その理由は「きれい」など新設校舎ゆえのもので、教育としての理由は殆ど語られませんでした。
     次回は、中間答申について検討されます。

     

    お茶をしながら気軽に憲法談義

    「戦争の語り部」つないでいく大切さ

     6月24日、かどま九条の会は、門真団地バス停近くの「フリー工房」で、憲法カフェ「お茶しながら憲法談義」を開きました。

     70年もたった憲法は時代にあわない!特に憲法9条は、日本の防衛の面からも変えなければ!という声もあるなか、気軽に語り合いましょうとの主旨で取り組まれました。
     おしゃべりのきっかけにとして、「アフガニスタン・用水路が運ぶ恵みと平和」という、干ばつの地アフガニスタンに農業用水路を建設するペシャワール会代表の中村哲医師の活動を紹介したDVDを上映しました。

    参加者のみなさんの声を紹介します

    Aさん
     戦中生まれの私は、父の遺骨も帰ってこないし、どこで亡くなったかも知らない。
    Bさん
     食糧と着物と物々交換する「竹の子生活」の人がたくさんいた。自分たちも食べるものに困った。
    Cさん
     モノが無かったことは実感しなかった。教頭先生が、いつも同じズボンで、ひざが継ぎ接ぎだらけだったことが印象に残っている。
    Dさん
     自分は、平成生まれで身近かに戦争体験の人はいないが、戦争体験を語る皆さんの話しを聞き、あらためて実際に自分にも関係していることだと思った。
    Eさん
     長崎で被爆した。日本政府が核兵器禁止条約に日本が反対することに怒りを感じる。