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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1490(2003年8月24日付)

    [2003.8.24] -[門真民報]

    03年度国民健康保険料・介護保険料決定
    所得400万世帯で年間約3万円値上げ
    健康保険料所得割が10%から10.8%へ、介護保険料も約0.3%アップ


     8月中旬、03年度国民健康保険料・介護保険料の決定通知が国保加入世帯に送付されました。

    所得割の引き上げで、保険料がアップ
    03年度は、保険料の所得割が10%から10.8%に引き上げられ、(均等割り・平等割は昨年と同じ)年間保険料が約5千円から3万円もアップされています。これは、昨年度より、70才から75才までの高齢者が国保扱いとなったことや加入者増・高齢化などに伴い、療養給付費(一般で7割・高齢者で9割が国保負担)が増加となったことが大きな要因です。

    介護保険料も値上げ
    03年度は、介護保険料も、均等割りで560円の値上げ、所得割が1.01%から1.30%に引き上げられ、年間最高で約1万4千円の値上げとなっており、国民健康保険料とあわせて請求されています。
    さらに、控除が給与所得者で2万円、65歳以上高齢者で17万円減
    昨年、地方税法の改正で03年度から、給与所得者で、最高2万円、65歳以上の高齢者で17万円の控除が廃止となり、所得割の引き上げ、介護保険料の引き上げに加えて保険料引き上げになりトリプルパンチとなっています。

    市民の負担能力を 超える高い保険料
    国保は、所得に対する割合が10%から19%と高く、(健康保険組合では、本人負担が約4.2%)長引く不況により売上や賃金が大幅に落ち込んでいる中、限界を超える保険料となっています。そのため、門真市の国保収納率は、一般世帯で01年度76.07%、02年度74.37%と年々低下しています。

    国の補助率を元に戻し、当面一般会計からの繰り入れを
    高い保険料の背景には、国が補助金を医療費の45%から38.5%に削減したことが、大きな要因です。国の補助金を元に戻す、また、収納率の低い自治体へのぺナルティ(現在、門真市は調整交付金が15%カットされている)をやめさせると同時に、当面市が、市民の命と健康を守る立場から、一般会計からの繰り入れを行い、払いやすい保険料にすべきです。ところが、門真市は保険料を一年間滞納すると保険証の取り上げをおこなっています。しかし、これでは市民の命と健康が脅かされ根本的な解決になりません。高い保険料にこそ、メスを入れるべきです。

    不登校、全国で依然として小・中学校で13万人超
    門真でも、小学校で22人・中学校で134人も

     8日、文部科学省の基本調査で、02年度不登校を理由として30日以上、学校を欠席した小・中学校の児童・生徒は、13万1211人で前年度より8千人減少したことが報道されました。
    しかし、児童・生徒数が全体で12万7千人減少しており、不登校の児童・生徒が減ったとはいい難い状況となっています。
    門真市においても、中学校では、不登校の生徒数は、前年度より6人減っているものの、生徒全体の人数も24人減っており、生徒全体に占める不登校生徒数の割合も、昨年4.3%でしたが、今年は4・1%とほとんど変わらない状態です。また、全国では、中学校の不登校児童数は、37人に1人ですが、門真では、24人に1人と依然として不登校の多い市となっています。
    門真市は、国、府の指導に基づき、週1回の「スクールカウンセラー」を4つの中学校に、「心の教室相談員」(年間60回派遣)を3つの中学校に配置していますが、根本的な解決には至っていません。
    中学校の不登校は、友人関係や学業不信など学校生活に起因するものが多いと言われる中、きめ細かい指導ができる30人学級こそ、今求められているのではないでしょうか。