[2003.10.26] -[門真民報]
決算特別委員会(建設・文教関係)が開かれ
中西みよ子議員が出席
(建設所管)
放置自転車処分でなく有効活用を!
駅周辺など放置自転車禁止区域にある自転車は、市が撤去し2ヶ月過ぎると処分されます。撤去自転車の返還率は、50.6%と低いため、中西議員は土、日の返還業務の実施、取りに来ない自転車は廃棄処分ではなく有効活用を行うべきだと求めました。答弁は、土日の返還は、検討課題とし、有効活用については、遺失物法で6ヶ月保管しなければならず、保管場所等もあり困難との見解を示しました。同議員は、高槻市では、44日間保管後は、リサイクル販売を行っているとし、他市の状況をもっと勉強するよう求めました。
打越水路のポンプ交換第2中学校に貯留施設
14年度浸水対策として、工事請負費などを計上、しかし、今年も102世帯が浸水しました。特に沖町周辺がひどいため、打越水路のポンプをもっと能力の高いものに、また、第2中学校に貯留施設を設置するよう求めました。市はポンプの交換は検討していきたい。貯留施設については、教育委員会と協議していくとの答弁でした。
生活道路の補修費削減すべきでない
14年度、生活道路の補修費が、昨年より1千万も削減されています。生活道路の補修は、市民が安全に、かつ快適に過ごすため欠かせないものであり、削減しないよう求めましたが、財政が厳しい中、可能な限り努力するとの見解を示しました。
門真南駅区画整理事業民間会社事務所移転について質す
区画整理事業地内にあった会社の事務所が三ツ島交差点の近くに移転しましたが、閉鎖されたままとなっています。同議員は、移転の契約内容、撤去費用はどこが負担するかなど質したところ、土地については、土地開発公社から市が借りて組合に無料で貸している。仮換地が完成しだい、速やかに明渡すことになっている。費用は会社持ちであるとの答弁がされました。
(文教所管)
不登校児童対策、専任の教員配置・少人数学級実現求める
門真市では、中学校の不登校児童が14年度
134名と依然として深刻になっています。市では、スクールカウンセラー、心の教室相談員などを配置していますが、1週間に1回となっており、これでは不十分です。専任の教員を配置し、系統的に指導にあたる。また、山形県では、少人数学級で不登校の児童が減っており、不登校を未然に防ぐためにも少人数学級を求めましたが、「国、府に要望していく」という消極的な態度となっています。
各種同和教育負担金はやめよ
14年度、同和教育研究大会負担金など189万2800円が計上されています。国も同和特別対策を終了している今日、こうした負担金も一切やめるべきと求めましたが、同和を初め、様々な人権問題があり研修は必要との認識を示しました。
学校給食の民営化-経費削減というが
子供への犠牲・民間会社の低賃金が背景に
14年度、中学校2校に学校給食が民間委託されました。質疑の中で4800万円強の経費が削減されたことが出ましたが、同議員は、その背景には4月当初、食器やパンが足りない、焼きそばがべたべた。スープがからいなど子供たちにしわよせがいっている事、そこで働くパートの時間給は約710円と低賃金で働かされていることなど問題があることを指摘しました。
市立体育館きちんと維持管理を
市立体育館は月平均約3千人が利用しているにもかかわらず、修理費が計上されていません。天井がはがれている所もあり、きちんと、修理を行うよう強く求めました。