[2005.4.17] -[門真民報]
前報の通り第2京阪道路問題で3月31日市議会への説明会がおこなわれました。今週号では、特に、交差道路の形態について、詳しく報告します。
1.府道「茨木八尾線」
予備設計に地元説明会の際に、地元から「現在の信号を存続させてほしい」と要望があり警察関係と協議せてきたが、今のところ警察側は強い難色を示している。引き続き努力。
2.府道「深野南寺方大阪線」及び市道「大和田茨田線」と第2京阪道路が交差する部分については、第2京阪道路の一般部を立体交差とし、その高架下を、平面のロータリー方式で信号処理することに。
3.市道「岸和田守口線」と第2京阪道路は、信号により、平面交差で横断できるようになっている。
4.現在工事中の「大和田駅三ツ島線」は、第2京阪道路を信号で相互に横断できるようになっている。
5.市道「島頭南北2号線」と「島頭南北3号線」及び「沖町東西線」は、現在の交差点が第2京阪道路に近接しているので、3路線を統合し、一般部の連続ボックス・カルバート部分を利用して車、歩行者・自転車が横断できる形態になっている。
特に、市道「島頭南北2号線」からライフ方面へ行くには、予備設計段階では、第2京阪道路の副道から一般部に入り、一般部の車線を変更しながら右折する形態となっていたが、副道を対面交通にすることにより、安全に南側に行くことができる。
6.都市計画道路「寝屋川大東線」と第2京阪道路との交差は、寝屋川大東線が暫定整備であるため、車道部分を中寄せすることにより、環境対策と交差点での歩行者の横断距離を短くする利点がある。
ここでの交差形態は、当面、信号で平面交差となっている。
7.市道「島頭下馬伏線」は、車は、既存のままでの横断はできないが、前後の連続カルバート・ボックス部分などを利用し、位置をずらして横断できる。
8.市道「四宮3号線」についても、連続カルバート・ボックスを利用して、歩行者・自転車、車の南北への横断ができる。
9.「上馬伏南北線」については、高架下を利用して、車、歩行者・自転車の相互交通ができる。
10.市道「四宮1号線」は、そのまま、第2京阪道路の副道に接続する。
11.国道「163号」と府道「守口門真線」付近の交差は、第2京阪道路の一般部が立体交差でまたぐので、国道・府道は信号で平面交差となるが、第2京阪道路の一般部への乗り入れは、それぞれの側道を利用して連絡される。
12.市道「北巣本南北線」と「北巣本町3号線」は、統合して、一般部の連続カルバート・ボックスを利用して、車、歩行者・自転車が相互交通で横断し「北巣本町2号線」に連絡する。ここでは、側道を利用して第2京阪道路の一般部本線に連絡できるので、門真から寝屋川へ、寝屋川から門真へ行き来できる。
13.北巣本町にある水道路から、寝屋川の右岸に沿って八尾枚方線に出る一方通行の現道は、寝屋川をまたぐ橋梁の下でその機能を確保している。
03年、北巣本と宮前町の一部に遺跡があるのがわかり「巣本遺跡」と命名されました。
地元との調整後、04年5月より文化財発掘調査(調査予定面積28,000㎡)が始まりました。
鎌倉時代から室町時代(13世紀から15世紀)と思われるもので当時の水田耕作や村落の跡地から土器が出土しています。
発掘作業は3月末現在、16%の進捗状況で06年1月までかかる予定です。
行財政運営の改善について、これまで党議員団は数々の提案を行ってきました。その中で改善された点は少なくありません。と同時に残された課題も山積しています。
〇党議員団の提案で改善されたもの
・入札制度の改善-安易な随意契約(入札をせずに契約)ではなく、入札を行うよう議会で質し、環境センターでの集じん灰安定化装置運転管理業務委託契約をはじめ、一部入札に移行。
談合防止策として業者への設計図書の配布を市役所で一時間の間に行っていたものを、業者が一同に介さないよう印刷業者で購入するように改めることを求め、04年度から一般競争入札について改善。
・情報公開、市民に開かれた行政-市の付属機関である審議会がすべて非公開となっている現状について情報公開条例制定のもとで、指針を策定し、公開することを繰り返し求め、03年8月に「門真市審議会等の会議の公開に関する指針」が策定され、都市計画審議会など、審議会が公開される。
・保有土地の有効活用-土地開発公社の保有土地や市の保有する土地で空き地のまま活用されていないものについて、処分や有効活用を行うこと、具体的な計画を策定することを求め、03年9月に「公有財産転用処分計画」が策定される。
・行政財産使用料条例の制定-市の保有する行政財産(使用目的をもっている土地)の目的外に使用されているものについて、条例を制定し、適切な使用料を聴取する事を提案。
05年4月、「行政財産使用料条例」を制定。
〇求められる行財政運営の改善
1.市民に開かれた行財政運営の改善
・特別職も含めた政治倫理条例の制定
・財政状況の徹底した公開、予算編成課程の公開
・パブリックコメント制度の導入
・計画策定にあたっての住民説明会の開催
2.効率的な行財政運営の推進
1.直ちに実施すべきもの
・市長車の廃止
・特別職(市長、助役、教育長、収入役、水道事業管理者)の報酬削減、退職金の廃止
・助役の1人化(現在2人)
・借り上げタクシーの廃止(チケット制への移行)
・同和(人権)関係負担金の抜本的削減
2.研究・検討し実施すべきもの
・普通建設事業の抑制
・入札制度の改善による落札率の抑制
・低未利用地の有効活用、収益事業の推進
・事業所税の導入
・退職手当債の発行