[2016.10.21] -[門真民報]
税金の集め方・使い方 市民目線でしっかりチェック
決算特別委員会で豊北議員が質問
2015年度の決算について審査する決算特別委員会が 13日に開かれ、豊北ゆう子議員が出席しました。
行財政運営アドバイザーは「口利き」の指摘に、宮本市長はまともに答えず!
総務関係で豊北議員は、国会議員の元秘書に対し、年間 240万円の報酬を支払い、総務省の職員との折衝を通じて、特別交付税の増額や職員の国派遣の「効果」があったとしてきた「行財政運営アドバイザー」事業の「効果」について質しました。
答弁では、特別交付税には全く触れず、職員派遣についての「効果」しか挙げることができませんでした。
これは、昨年の決算特別委員会において、「口利きではないか」との福田議員の指摘を認めるものです。
こうした「口利き」問題について宮本市長に考えを質しましたが、まともに答えず追認、「門真を変える」としていた宮本市長の姿勢が厳しく問われます。
旧ダイエー跡地問題で開発会社は6中グラウンド無償貸与で固定資産税 750万円非課税?
固定資産税について、この間の推移と減免や非課税の要件、旧6中グラウンドの開発会社からの無償貸与の実態と路線価について質しました。
旧6中グラウンドは、旧ダイエー跡地をめぐり 29億円もの建物除却補償費を受け取った光亜興産らが保有する土地の「換地」先となっており、豊北議員は、答弁をもとに計算すれば、恐らく年間 750万円も固定資産税が非課税となっている実態を明らかにし、問題点を指摘しました。
「ふるさと納税」は、税額控除や謝礼品経費 差し引くと赤字?
2008年度に創設された「ふるさと納税寄附金制度」の概要と制度による歳入と歳出の関係について質しました。
答弁では、寄附金額638万4千円に対し、謝礼品関係支出が 68万853円、本来市税収入となるべき個人市民税額からの控除額は747万円で、この制度によって、176万円余の「赤字」となっていることが明らかとなりました。
災害時の障がい者への対応は?
地域防災計画の改定に関しては、避難所開設時の障がい者に対する具体的な対応について質し、職員にはマニュアルの策定と研修、ボランティアなどの協力を得て、健康状態等の把握など、要配慮者に対応するとしました。
この他、市ホームページのスマホ対応、公共施設等総合管理計画の策定、庁舎本館等の改善、マイナンバー制度の問題点、自治基本条例に基づく「地域会議」「地域協働センタ―」について、大阪府域地方税徴収機構について質しました。
民生所管では
生活を脅かす差押さえを強行するな!
マイナンバー国保証化やめて
個人情報の漏えいが危惧されるマイナンバーについて市の状況を質しました。
市では制度が開始した昨年10月から今年の9月 30日現在、番号通知カード2602通が届けられず市で保管していること、番号カード交付数は8486件となっていることが明らかとなりました。
番号カードの交付は任意であることを市民に周知すること、国が拡大しようとしている国保証についての認識を質しすべきでないと要望しました。
所得の約2割占める高い保険料・・・
高すぎる国保料の問題では、4人家族 200万円所得の世帯では約 38万円の保険料となっていて所得の2割を占めていることが質疑の中で明らかとなりました。
滞納者に対する差し押さえ件数は1310件、そのための財産調査は1万2千件を超えています。
上がり続ける保険料に対し、収納率( 90・67%→91・56%)が上がることが異常だと指摘しました。
また 75歳以上の後期高齢医療でも差し押さえ 30件が明らかとなり、生活を脅かす差し押さえの強行はすべきでないと指摘しました。
妊婦健診の拡充 歯科検診を
妊婦健診の補助に、妊婦や胎児の健康管理につながる歯科健診補助(下の表参照)を加えている自治体が増えていることを示し、本市での実施を要望するとともに受診券の利便性と補助額の拡充を求めました。答弁では、歯科検診の認識については、調査・研究に努めるとしました。
市民農園の運営 市民の声を生かせ
今まで市が運営にかかわってきた市民農園が 28年度から市の事業としては廃止され、シルバー人材センターが運営主体になっています。現在3つの農園で158区画、今後も市民農園の周知や市民要望についての市の認識を質しました。
保護受給者の健康問題取り上げる
生活保護行政では、保護受給者の健康に関する助言指導件数が極端に減少( 13年度 95件、14年度 53件、15年度 16件)を指摘の上、改善を求めました。市は。健康管理支援員が 1名欠員となり件数が減少した」と答弁しました。保護受給者の健康管理を支援する支援員の欠員については補充を急ぐよう要望しました。
また、市民同士の監視を煽る生活保護情報ダイヤルの実態を質し中止を求めました。
南部市民センターについては、施設整備や窓口業務の拡充を求めました。
その他、一般ごみ収集委託業務、女性サポートセンター、ふれあいシルバーハウジングについても市の認識を質しました。
第3回門真市第5次総合計画施策評価委員会
施策評価は誰が諮問したのか!
市長は直接答申書を受け取らず
14日、第3回門真市第5次総合計画施策評価委員会が開かれ、福田英彦、ほりお晴真議員が傍聴しました。
施策評価委員会とは、まちづくりの指針となる「門真市第5次総合計画」の進捗状況を学識経験者の施策評価委員が評価し、基本計画各論において設定した各施策の進捗状況を測ることで総合計画の実効性を高め、持続可能な都市経営マネジメントシステムを構築するためのものです。
今年度は、学識経験者6人を委員に委嘱して委員会を開催していました。
第1回目、第2回目ともに、評価の判断基準や評価方法、今後の在り方など活発な議論が話し合われていました。
今回で第3回目となり、評価コメントの最終調整や今後の施策評価のあり方、答申(評価結果報告書および今後の施策評価のあり方についての提出)について議論されました。
委員からは評価の苦労など熱心な議論
委員からは「評価するにあたって、どの指標を重視するか」「内部事業評価委員会でのコメントが充実していないと評価が難しい」「膨大な資料があったが、(資料は)量ではなく評価するにあたっての根拠づけられる資料が必要」「今後は担当課との打ち合わせがあっても良いと思う」など評価するにあたっての苦労など活発に意見が出されました。
評価結果の決定が行われた後、事務局から今後の施策評価のあり方について(案)が提出されました。
(案)では、
①施策評価委員会で評価の対象とする施策について
②施策評価委員会の開催時期について
③市民を交えた評価体制について
④その他
以上の項目で、今までの議論を踏まえたものがまとめられました。
それぞれ、
①評価対象を絞り、1つ1つの議論が深まるよう努められることが効果的
②毎年の評価作業は大変な部分があるものの、取り組み状況の変化や担当職員の意見を聞き、手法の改善を図っていくことが出来るならば意義がある
③今後も何らかの形で市民の方々が参加できる体制があればいい
④担当課職員の意見を聞く場を設けるなど双方向での意見交換できる機会があると良いなど、委員からの意見が反映されています。
施策評価委員会を何と心得ているのか
最後に、答申書がまとめられました。
答申書は日を改めて「手交式」等のかたちで市長に手渡すというのが通常ですが、今回市長は直接受け取ることなく、事務局である総合政策部長へと手交されました。
市長の姿勢として極めて残念であると言わざるを得ません。
爽やかな秋晴れのもと第20回はつらつ運動会
爽やかな秋晴れのもと、門真市障がい者合同運動会実行委員会主催の第 20回「はつらつ運動会」が、門真小学校グラウンドで開催されました。
この運動会は、門真在住の障がいを持つ方たちの親睦と施設交流を深めるために毎年開かれています。
運動会では、参加者が元気よく入場行進し、代表者による選手宣誓や聖火点灯式も行われました。
ラジオ体操の後は、パン食い競争に選手、家族、来賓等大勢が参加し楽しみました。
その他、大玉ころがしや応援合戦など、たくさんの競技に汗を流しました。
はつらつ運動会には、福田英彦議員、豊北ゆう子議員が来賓で出席しました。
宮本市長も来賓挨拶、門真市の障がい者施策の推進が求められます。