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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    2016年6月議会 亀井あつし議員の一般質問・答弁

    [2016.6.17] -[議会活動]

    21番、亀井あつしでございます。通告しております府営門真団地敷地内に流域調節池と公園整備をすることについてお尋ねします。

    府は総合治水対策として寝屋川流域の河川改修や、治水緑地、下水道の増補幹線、公園やグランドの地下を利用した流域調節池を各地に設けています。

    その結果、浸水被害戸数が大きく軽減されています。例えば、昨年7月の台風11号による雨雲が府内に流れ込み、寝屋川流域でも1時間雨量15ミリ前後の雨が長時間続き、河北の治水緑地内にある雨量観測所の総雨量は203mm、昨年6月30日に供用開始した暫定で20万立方メートル貯留できる寝屋川北部地下河川に17万3370立方メートルの雨水が溜まったことが大阪府のホームページに紹介されていました。

    これまで、浸水被害の常襲地域であった、舟田町、沖町、島頭、下馬伏町、脇田町、江端町など下水道整備や地下河川、増補幹線の整備でほぼ解消されました。しかしながら、近年の異常気象による降雨は想像を超えるものです。大阪府には治水対策に力を注いて頂いてますが万全とは言えません。

    特に、第二京阪道路の開通後、沿線にあった各市の農地が開発に伴い急速に減少しています。門真市域においても、北島東土地区画整理事業によって、これまでは周辺部の雨水を何らかの形で受け入れてもらえてきましたが、今後は、当地域内の雨水しか貯留する計画しかありません。

    府営門真住宅建替えによってうまれた用地にも例えば、八尾府住志紀住宅調節池1万㎥、朋来4万7千㎥などのように、地下を利用した流域調節池を設けることを提案するものです。

    同時に、地上部分を防災公園の一部として活用していただきたいと思います。私は、3月議会の総務建設常任委員会で公園問題について、様々な角度からの質問をし、答弁を受けました。

    北河内で国営・府営公園のないのは門真市だけであり、平成26年3月末現在、国営・府営合わせると、枚方市5.17㎡、寝屋川市5.38㎡、守口市6.95㎡、大東市3.56㎡、交野市2㎡、四條畷市6.73㎡、門真市1.02㎡。市営公園のみでは、枚方市2.23㎡、寝屋川市2.10㎡、守口市1.48㎡、交野市2㎡、四條畷市1.27㎡となることが明らかになりました。ちなみに門真市内の公園は、国土交通省の示すところの「街区に居住する者の利用に供することを目的とする公園で誘致距離250mの範囲内で1箇所当たり面積0.25haを標準として配置」の街区公園が47か所で、「近隣住区当たり1箇所を誘致距離500mの範囲内で1箇所当たり面積2haを標準として配置」の近隣公園は四宮公園と弁天池公園の2ヵ所しかありません。

    また、門真市が防災公園と言わないで「防災機能を有する公園」としているのは、「国土交通省の防災公園の計画・設計に関するガイドラインにおいて、広く、防災拠点や避難地、避難路等としての役割を持つ都市公園と規定されているが門真市には、弁天池公園も含め明確な定義された公園がない」ことが明らかになりました。また、災害時の応急仮設住宅の供与についても都市公園や空いているスペースの活用とは記述されているものの、具体的な記載はされていないことも明らかになりました。

    そして、今後の「公共施設と総合管理計画」にも触れ、門真団地の建替えによって生まれる用地、4ヘクタールを活用して公園面積の拡大を求めたものであります。ぜひ「国土交通省の防災公園の計画・設計に関するガイドライン基づいた防災拠点や避難地、避難路等としての役割を持つ」防災公園の建設についてあわせて答弁を求めます。

     

    【答弁】

    亀井議員のご質問につきまして、私より御答弁申し上げます。

    府営門真団地敷地内に流域調節池と公園整備をすることについてであります。

    まず、建てかえに伴い生まれる用地に大阪府の流域調節池を設けることを大阪府に働きかけることについてでありますが、大阪府では、寝屋川流域において、平成27年6月に供用を開始した寝屋川北部地下河川などをはじめ、浸水被害の軽減に向けまして、鋭意取り組まれております。

    しかしながら、現在の流域調節池の貯留量は、計画貯留量には達しておらず、早期の設置を期待するものであります。

     次に、地上部分は防災公園にすることについてであります。

    大阪府営門真住宅につきましては、市民の皆様にとって安全・安心で快適な居住環境の提供を図る上で、「大阪府営門真住宅まちづくり基本構想」に基づき、現在、大阪府において建替え事業が進められているところであり、スポーツ機能や防災機能を有する公園につきましても、本構想に基づき、門真住宅を活用した周辺地域との一体的なまちづくりの中で土地利用できるよう、方向性をお示ししているところであります。

    今後におきましても、引き続き、府と市によるまちづくり会議等において、建替えによる創出予定の活用地が、安全・安心、環境への配慮や地域の活力と魅力の向上につながる新たなまちづくりに資するよう協議・調整するとともに、建替えによる創出予定の活用地への大阪府における流域調節池の設置などにつきまして、調査・研究してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。