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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1536(2004年7月25日付)

    [2004.7.25] -[門真民報]

    あいまいな事業計画、辻褄合わせの財政計画が明らかに!-第17回守口市・門真市合併協議会開かれる


    第17回守口市・門真市合併協議会が20日、守口市市民保健センターで開かれ、党議員団から福田英彦議員が出席しました。今回は、財政計画も含めた(仮称)新市まちづくり計画(案)と平成15年度守口市・門真市合併協議会会計歳入歳出決算について協議されました。

    特例債対象にならないものまで事業計画に
    (仮称)新市まちづくり計画(案)は、これまでの(素案)に「施策分野別の事業概要」「財政計画」が新たに追加されたものです。施策別事業概要では4つの施策分野ごとに主な事業と事業費が示されました。(別表)
    福田議員はまず、同じような都市合併の西東京市の計画と比べても極めてあいまいなものとなっている点を指摘し、学校教育施設等の整備・改良で、両市の境目でない学校、統合を伴わない学校の校舎の耐震化、大規模改修について合併特例債の対象事業になるのかと質しました。
    答弁では耐震化について守口市が遅れていることについて言及したうえで特例債事業になることを「確信している」と答弁するにとどまり、明確に特例債事業になると答弁できませんでした。
    福田議員は特例債対象事業について総務省の例示したものを紹介したうえで、対象事業は限られたものだとし、事業計画が極めて不十分であることを指摘しました。

    施策分野 主な事業 事業費
    ゆたかな心とふれあいにあふれるまち 学校教育施設等の整備・改良
    社会教育施設の整備・改良 など
    240億円
    安全で快適な活力のあるまち 市街地の再整備
    都市計画道路の整備・改良
    消防、防災施設等の整備・改良 など
    170億円
    健康で元気に暮らせるまち 祉施設の整備・改良 など 50億円
    環境にやさしく自然と親しめるまち 公園等の整備・改良 など 20億円

    勧奨退職増やし、民間委託推進、合併効果も水増し
    続いて財政計画では昨年10月の第6回目の協議会に出された「収支推計」からベースを平成16年度予算、これまでの調整内容を加味したものとの説明でした。しかし、前回の新市の収支推計では「勧奨退職」が100人であったものが200人になっていることについて、福田議員は、西東京では勧奨退職は全く行っていないこと、問題先送りばかりの協議内容では合併後、膨大な事務量となりサービスが維持できるのかについて質しました。
    答弁では行政の役割の見直しに言及、合併後職員を必要以上に減らし、民間委託をさらにすすめていくことが明らかとなりました。
    また、合併特例債を発行する条件が前回とほとんど変わっていないにもかかわらず、効果額が増えていることについて質したところまともな答弁ができず、まさに辻褄合わせの財政計画が明らかとなりました。
    次回は8月2日、守口市市民保健センターで開催されます。

    多数の傍聴者が見守る中、門真・守口の合併の是非を問う住民投票条例を審議する臨時議会開催

    20日、04年門真市議会第2回臨時会が開催されました。
    提出議案は、専決処分の承認案件の公共下水道北島舟田幹線築造工事請負契約の締結について上程され賛成多数で承認されました。
    次に、「門真の未来とまちづくりを考える市民の会」(河原林昌樹代表)が1万1千454筆の市民の直接請求によって提出された「門真市が守口市と合併することの是非を問う住民投票条例の制定について」上程されました。
    直接請求代表者に意見を述べる機会については、23日午前10時、場所は本会議場とすることが全会一致で決まりました同本会議には、「門真の未来とまちづくりを考える市民の会」に参加する各団体や、門真市が守口と合併することに反対の市民などが多数傍聴しました。

    傍聴者の声

    (門真社会保障推進協議会会長 藤原政雄さん)
    合併についての是非を問う住民投票条例制定についての市長見解が明らかになり、あらためて1万を越す市民の署名の力に実感がこもりました。市政を一歩動かしたこの力をさらに広げ、市民こそ市政の主人公に向かっていっそう頑張らねばと意を強くしました。

    (けいはん医療生活協同組合理事 大西仁さん)
    28日の臨時議会最終日まで傍聴して結果をこの目で見たい。署名をしていただいた皆さんにどのような状況であったか説明することが責任と思っています。

    千葉市・佐原市へハスを生かした公園など調査・研究-亀井あつし・井上まり子議員

    18・19日、千葉県千葉市と佐原市へ「ハスをテーマにした公園」、「重要伝統的建造物群保護地区」、「下水道の合併処理浄化装置設置整備事業補助金制度」について亀井あつし・井上まり子議員が視察をおこないました。

    水郷景観保存目的としたハス品種日本一の水生植物園
    佐原市立水生植物園は、1969年に高度経済成長のもとで、失われる水郷景観を保存するために開設されました。水生植物という名称からアヤメ類・ハスやスイレンなどを中心に栽培しています。ハス品種の保有が日本一であることから「日本一のハス品種の植物園」として多くの入園者を集めています。同園では、「はす祭」を7月10日~8月8日にかけて開催しています。同祭の催し物として、早朝鑑蓮会(午前6時開園)やハス説明会、象鼻杯(ハスの葉に酒を注ぎ茎を曲げて酒を飲む)、ハス茶試飲などの特別企画もおこなっています。視察当日も、園内は ハスの見ごろで 300品種以上の花ハスを中心に、水辺の植物を栽培・展示されていました。
    千弁蓮など、非常に珍しい花も見ることができ、日中友好ハス園では白・紅・ピンクなどの美しい花が次々に花を咲かせていました。

    伝統的建造物群を軸に「まちづくり」取り組む
    佐原市内を流れる小野川沿いと香取街道沿いに商家が建ち並ぶ古い町並みが残っています。
    96年に国の選定を受けた重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)と、これを取り囲む景観形成地区(景観地区)があります。
    これらの建造物を永く保存することに努めています。
    地区内の建物には意匠的な基準があり、建築行為、修理、修景の際には協議が必要です。伝建地区は事前に申請書を提出し許可を受けた後、景観地区は届出書受理後の着工となります。
    工事内容が町並み保存の基準に適合する場合、経費の一部の助成を受けることができます。
    同市では、個性と特色のある「まちづくり」を市民とともに進めています。

    千葉市の花「大賀ハス」テーマにした展示などの施設「蓮華亭」
    千葉市千葉公園の蓮華亭は、93年に千葉市の花に制定された「大賀ハス」を市民に知ってもらうために96年に開設されました。
    同施設は、ハスの花をイメージした木造平屋建てで、屋根は二枚のハスの葉をかぶせたようなデザインです。
    ハス池にせり出すように建設されており、これに連なる八つ橋を渡りながら、「大賀ハス」を間近で観賞することができます。
    中は展示室や講習会など、さまざまな目的に利用できます。

    下水道7年以上見込めない地域も浄化装置設置補助対象
    佐原市では、川の汚れの主な原因は各家庭からでる生活雑排水として、環境を守る立場から合併処理浄化槽設置に対して補助金を交付しています。
    補助の対象地域は、下水道の事業認可区域外と農業集落排水処理区域外の地域。(下水道の認可区域内であっても、下水道の整備が7年以上見込めない地域は補助対象とします)

    北島調整区域の景観の大切さ実感
    今回の視察を通じて北島調整区域を中心とした、ハス田、水路、ヨシの群生した舟溜りなど今の景観を残すことの大切さ、市内を斜めに縦断する第二京阪道路を軸とした南部開発(南部地域整備大綱)の見直しの必要性を実感しました。