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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2102(2016年1月24日号)

    [2016.1.22] -[門真民報]

    図書館複合施設の視察(一宮市・岐阜市)

    【文教常任委員会】豊北ゆう子議員

     門真市議会文教常任委員会は、13日一宮市、14日岐阜市に図書館複合施設の行政視察を行ない、党議員団から豊北ゆう子議員が参加しました。
     1日目の一宮市立中央図書館は、JR尾張一宮駅に隣接した「iビル」の中にありました。「iビル」は、2012年11月に開館し、図書館(13年1月開館)、子育て支援センター、市民活動支援センターなど多様な機能を配置し交流・文化拠点として都市機能・集客機能強化を目的として、一宮市が52年間契約でJR東海に土地を借り建設されたとのことです。 ビルの5階から7階までが図書館で、5階は児童書エリアです。 児童書エリアでは、本棚の高さの配慮や学習室の設置はもちろん、じゅうたんコーナーやお話の部屋など子どもたちが読書に親しめる工夫がされていました。また通路を挟んで子育て支援センターとつながっており、子育て中の親子が利用しやすくなっていました。こうした子育て世代に配慮されている点は、今後の門真市にとっても参考になるものでした。 2日目の岐阜市「みんなの森ぎふメディアコスモス」は開館して半年、1階は人と人をつなぐ「絆の拠点」、展示ギャラリーなど「文化の拠点」としての市民活動交流センター、2階は「知の拠点」としての図書館としていました。
     市民の意見や専門家を交えての構想から開館まで10年を要したとのことです。1階の市民活動交流センターは、色んな活動で会館を訪れた人が他の活動にも関心が持てるよう、ガラス張り等見通せるよう配慮し、230名が入れるホールもありました。2階の図書館は、6845・4㎡あり、親子、ヤング・アダルト、文学、学習等10個のコーナーが布製の屋根で分けられ、温かみのある雰囲気をつくり出していました。

     また、図書館内の900席の椅子の形や設置場所の工夫は魅力あるものでした。 

    運営、管理は直営で

     みんなの森では、図書館も施設全体も直営で運営しており(警備、清掃などは民間委託)、今後においても指定管理者制度への考えはないとのことです。その他、市民の力を引き出す試みが至る所で考えられていました。

    子どもの本も平和であってこそ

    図書問題学習会に亀井あつし議員

     16日、広瀬恒子全国親子読書・地域文庫連絡会代表を招いた図書問題についての学習会が、「堺市の図書館を考える会」主催で開かれ、亀井あつし議員も参加しました。
     広瀬代表は、「子どもの読書と教育を考える・学校図書館・町の図書館―子どもたちが輝く未来のために」と題して講演をしました。

    子どもの頃の読書は、人生を豊かにする

     はじめに「アンネの日記」を紹介しながら「昨年、戦後 70年、改めて平和をどう守って行けるのか。平和は素手で守る。言葉の大切さ、読書の力。子どもの本も平和であってこそ」と語りました。
     そして、国立青少年振興機構が、2013年に発表した「子どもの読書活動の実態とその影響・結果に関する調査研究の報告書」には、「子どもの頃の読書は、人生を豊かにする」と分析していることなど紹介しました。
     子どもと本を結ぶ「人」の大切さについて、親・幼児教育者・教師・学校司書・図書館員・読書ボランティアなどの役割と活動の在り方という視点から、「ただ(本を)置くだけでなく、本が面白いと思わせる努力がいる」と強調しました。

    道筋をつけるのが
    ボランティアの役割

     「読書ボランティアは行政の助っ人ではない」「道筋をつけるのがボランティアの役割」「公的責任を行政は果たすべき」「地域の状況の中で、どんな図書館が必要か考えて欲しい」など多岐にわたり図書の大切さを訴えました。

    選挙・政治の話を普段から議論すべき
    「国民連合政府」しか闘う道はない

    けいはん医療生協 新春のつどい記念講演 菅原文子さん

     16日、けいはん医療生協創立 25周年「健康がいい・平和がいい・未来につなぐ 25」と題して新春のつどいが守口市のエナジーホールで開かれ、福田英彦議員、豊北ゆう子議員、ほりお晴真議員が参加しました。
     「平和はゼイタクですか」をテーマに、辺野古基金共同代表で、夫は俳優の故・菅原文太さんでも知られる菅原文子さんの記念講演がありました。

    自由のためにこそ人生は生きるに値する
     菅原さんは冒頭、袴田事件とドキュメンタリー映画「夢の間の世の中」を紹介し、「人は自由のために生きている。自由のためにこそ人生は生きるに値する。こうして自由に講演できるのは平和であるから。」と述べたうえで、沖縄の問題や有機農業の話、平和や民主主義、安倍政権の問題点など幅広い問題を鋭い視点で講演しました。

    「戦争法」の廃止は「国民連合政府」しか道はない
     今日の日本の状況を資本主義・民主主義が行き詰った時代と称し、「ナチズムをほうふつとさせる強引な政党が君臨し、民主主義が機能しなくなっている」とし、「戦争法」廃止について「国民連合政府しか闘う道はない」と強調しました。

    軍事費増、戒厳令の話を出すほど日本は危険ですか?
     次に、テロや北朝鮮・中国などの脅威を理由に、軍事費を増やしている状況だが、「それほど日本は危険ですか?高齢者の暮らしや若者の雇用、働き方の問題の方がよほど深刻だと思います。政治を変えるために選挙に行くことが必要。普段いかない人も誘って選挙に行くようにしよう。」と訴えました。
     また、「普段から今の安倍政権でいいのかなど議論をするべき。外国では小学生でも帰ってきたら議論に加わる。KY(空気読めない)という言葉があるが、空気なんか読む必要は全くない。民主主義の根幹である個人の意見が言える社会じゃない。日本人の持っている、同調の意識を終わらせないと泥沼化していく。」と厳しい警鐘も鳴らしました。
    農薬の使い過ぎが
    農業をダメにした

     有機農業の話では、「日本は、アメリカの7倍、ヨーロッパの6倍の農薬を何十年使い続けてきた。農薬の使い過ぎが日本の農業をダメにした」と完全無農薬の大切さを訴えました。
    人生は生きるというより生ききる

     最後に、寂しくないかと聞かれることがあるが、「寂しくないと言ったら相手に失礼。それに、まだ闘うことがある。人生は生きるというより生ききること。皆さんも人生を闘って生ききってください。」と締めくくりました。
     記念講演の後は、けいはん医療生協の過去・現在・未来と題した報告と野田淳子さんのステージなどがありました。

    憲法違反、立憲主義・民主主義を破壊する
       「戦争法」の廃止を求める

    2000万人署名達成をめざして
         学習決起集会

    日時:1月24日(日)
       午後2時~4時
    場所:けいはん医療生協3階多目的室
      (門真市上島町38-8 京阪萱嶋駅下車5分)

               【戦争アカン門真1000人委員会】

     戦争アカン門真1000人委員会は、上記のとおり、学習決起集会を企画し、SADL(民主主義と生活を守る有志)の講演を予定しています。
     「戦争法」強行により、日本の自衛隊が戦後初めて、外国人を殺し、戦死者を出すという現実的な危険が生まれています。
     また、立憲主義・民主主義の破壊という問題も極めて深刻です。
     「戦争法」の廃止は待ったなしの状況です。
     その要となるのが、戦争法廃止の2000万人署名です。
     2000万人署名の達成をめざすためにも、ぜひ、ご参加ください。