[2015.12.11] -[門真民報]
市民置き去りで進める公民協働の姿勢
中町のまちづくり問題点など決算認定に反対
第4回定例会( 12月議会)が開会
第4回定例会(12月議会)本会議が8日開かれました。
本会議では、まず 14年度(平成 26年度)決算認定等についての委員長報告があり、その後、討論・採決が行われました。
党議員団を代表し、福田英彦議員が、認定第1号平成 26年度歳入歳出決算について、次の要旨で問題点を厳しく指摘し、反対の立場で討論を行いました。
①急ぐ必要のなかった浜町幼稚園の解体費に貴重な財源の「がんばる地域交付金を充当したこと②国への「口利き」事業ともいえる行財政運営アドバイザーに240万円、総額1020万円も支出したこと③地域協働センター予定地をまちづくり基本条例に位置付けるなど市民置き去りで「公民協働」を押し付ける姿勢は認められない④UR(都市再生機構)の土地売却など中町地区のまちづくり⑤懸賞ともいえる海外派遣研修に多額の一般財源を支出する英語プレゼンテーションコンテスト⑥預金口座に振り込まれれば、わずかな年金や給与も差押える市税や国保料滞納者に対する徴収事務⑦災害対応など、公的責任後退が危惧されるごみ収集や給食調理業務委託100%推進の問題点を厳しく指摘し反対討論を行いました。
討論後の採決では、賛成多数で認定されました。水道事業会計決算、他一件(水道事業剰余金の処分)については、全会一致で認定・可決されました。
人事案件では、来年3月末に任期が満了する副市長に川本氏が選任(再任)されました。 党議員団は、市長を補佐し、ごみ収集や学校給食調理の委託をいっそう推進してきたことから反対しました。
本会議に提出された 19案件については理事者の説明の後、各常任委員会に審査が付託されました。
17・18日に本会議が開かれ、議員団4人が一般質問に立ちます。
身近で切実な市民の声を踏まえた予算に
党議員団が16年度予算要望書提出
7日、党議員団は、「2016年度門真市予算及び施策に関する要望書」を園部市長に提出、北村副市長が応対し、要望項目について懇談しました。
まず、亀井あつし議員団長が予算要望の概要について説明、つづいて福田英彦議員団幹事長が今回の要望のポイントについて説明しました。
安倍政権・維新府政の下、市民の暮らし守る施策を
安倍政権による昨年4月の消費税の増税、円安による物価の高騰、年金の引き下げ、労働者の非正規化がすすむ中、実質賃金が上がらず、市民の生活は厳しいものになっていること。また、11月の知事選挙では維新府政が続行されることが決まり、さらに府民サービスの後退が危惧されることから、今回の予算要望は、市民のくらしと営業を守り、安心安全なまちづくりを進める市の重要な役割を発揮するための提案となっています。
懇談の中で、党議員団より、今後のまちづくりのあり方、命をつなぐ最後の砦としての生活保護の引下げを元に戻すよう国に要望することや、病児保育所の拡充、公立保育所の建替えの具体化などの子育て支援施策の拡充、介護保険制度の新総合事業への移行によるサービスの低下を招かないようにすることなど、将来の課題、身近で切実な市民の声を踏まえた予算にすることを求めました。
5つの柱
市民の切実な要望
同要望書の柱は、次の5点(全167項目)。
①市民の営業とくらしを守り、地域経済の発展(8項目)
②高齢者・障害者・医療施策と福祉の充実を(34項目)
③だれもが安心できる子育てと教育の充実のために(47項目)
④まちづくり(災害対策をふまえた公共施設等総合管理計画を策定することなど)(43項目)
⑤憲法を暮らしに生かし、情報公開、公正で民主的な行財政運営の確立を(35項目)
党議員団は、要望項目実現に向けて、みなさんといっしょに頑張ります。
共に生きる社会をめざして ロビーコンサート(障がい者週間)
12月3日から9日は、障がい者週間で、門真市では、障がいのある人を取り巻く問題について、理解を深めてもらうための啓発活動として、障がい者を中心とするグループによるハープ演奏会が4日、門真市役所別館でロビーコンサートとして開かれました。
師走の慌ただしい時期、やさしいハープの音色と美しい歌声が館内に流れ、その音色に訪れた多くの市民が足を止め聴きいっていました。
現在、国の障がい者施策では、65歳になるとこれまで受けられていたサービスが介護保険サービスに移行させられることによるサービスの低下や障がい児学校の不足が深刻化している問題、親亡きあとの障がい者の暮らしの場が不足しているなどの様々な深刻な問題があります。 共に生きる社会をめざすためには、これらの問題の解消も含め障がい者施策の拡充が求められます。党議員団も拡充に向けてがんばります。
家庭と地域と学校で青少年を守ろう
青少年非行防止市民決起大会
5日、門真市青少年育成協議会連合会主催の第21回青少年非行防止市民決起大会「家庭と地域と学校で青少年を守ろう」が、南部市民センターで開かれ、福田英彦議員、豊北ゆう子議員が出席しました。
主催者あいさつでは、「わが町の子どもたちを守ろう」と地域の大人たちが立ち上がり連合会をつくったこと、また大阪府ではじめて市民による決起大会が開かれたことなどの経緯が紹介されました。
副市長、議長、教育長も激励のあいさつの中で、複雑化する環境の中でこれからも子どもたちの健全育成のために地域の支えが重要、引き続きお願いしたいと述べました。
子どもたちの登下校時の安全見守り活動をされているキッズサポータ―沖小校区代表の方より活動報告があり、「家庭と地域と学校が連携し子どもたちや保護者を励まし褒めて、愛情のネットワークを広げることが大切」とがんばっていることが報告されました。
また、市内在住の方から体験発表も行なわれました。
家族・将来の夢・現代社会の課題について等
第33回「青少年の主張」発表会
6日、第33回「青少年の主張」発表会がルミエール小ホールで開催され、豊北ゆう子議員が出席しました。
市内小中学校3154人の応募の中から、小学3・4年生の部3人、小学5・6年生の部6人、中学生の部6人の15人が第3次審査をくぐり抜け、それぞれのテーマで発表しました。
小学生の部では、家族の大切さや将来の夢、戦後70年の年に戦争について考えたこと、スマートフォンのラインによるいじめ問題から人の気持ちが分かる人になりたいなど。
中学生の部では、18才から得られる選挙権について「自分で考え物事が判断できる人になりたい」や、人と携帯電話の上手なつき合い方、同性婚の尊重、臓器移植についてなど子どもたちが、現代社会の課題に真剣に向き合い、感じ、考えていることが伝わる堂々とした発表でした。
発表の後、教育長からそれぞれの部の最優秀賞と優秀賞が手渡されました。
労働者の権利を守るため、共にがんばろう
門真労連第27回定期大会
7日、門真労働組合総連合(門真労連)の第27回定期大会が開かれ、豊北ゆう子議員、ほりお晴真議員が出席しました。
高木議長は、「非正規が4割を超える等安倍政権の下労働者の雇用状況は悪くなっている。この状況を変えるために、1人からでも入れる門真労連をもっと大きくしていきたい。」と開会あいさつをしました。
ほりお晴真議員は、戦争法廃止の国民連合政府をつくり必ず廃止させよう、労働者の権利を守るために議員団も共にがんばりたいと来賓代表であいさつしました。
新しく加入された組合の方からは、会社と賃金未払い等で争っていることについての報告があり、激励の拍手が送られました。