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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1628(2006年6月11日号)

    [2006.6.11] -[門真民報]

    機構改革、指定管理者の指定など求められる市民の立場での議案審査-6月議会に向け議会運営委員会開かれる

     6日、議会運営委員会が開かれ、6月議会に提出予定の議案の概要について理事者が説明、議案の取り扱いや議会の運営について協議が行われました。提出予定議案は、市の機構を再編する「門真市事務分掌条例の全部改正」、9月から指定管理者に移行する施設における「指定管理者の指定」、公共下水道をはじめとする議決を要する工事の「請負契約の締結」、人事案件など、35件となっています。

    求められるのは、市民サービス後退させない職員配置

     「門真市事務分掌条例の全部改正」は、「より簡素で効率的」な行政運営を行うとして都市整備部と建設事業部の統合や保育所の民営化推進担当を置く「子ども育成室」の創設、これまでの「係」制から「グループ」制に移行し、課内の業務に柔軟に対応することなどを目的に機構改革を行うものです。
     しかし、今回のようなグループ制を導入しているのは大阪府と府下の市町村においては枚方市だけ。「簡素で効率的」になるのか、市民サービスはどうなるのか疑問です。また、談合や汚職を防止するために分離されていた公共工事等の「契約」部門と「工事検査」部門が統合されるという「改革」もされようとしています。市民にとっての機構改革は市民サービスを後退させない職員配置が先ず求められます。「全国一スリム」を目的に職員を削減し、その辻褄を合わせるための機構改革では、様々な問題が危惧され、委員会での慎重な審査が必要です。

    市民サービスを後退させない指定管理者の選定を

     9月から公共施設の一部が指定管理者制度へと移行し、民間が施設の管理運営を行うことができるようになります。すでに公募が行われ、選定委員会で選定された事業者(別表1参照)について議会で審査のうえ決定されます。事業者の選定に当たって市長や議員などが経営に関与することを禁じる「兼業禁止規定」が条例には盛り込まれませんでしたが、選定の過程で「事実上除外される」との答弁を市が行っていることから、候補者に選定された事業者がその要件を満たしているのか、市民サービスは後退しないか、選定委員会での議論の過程など、あらゆる角度から審査することが求められます。

    郵便入札で落札率が大幅に低下

     公共事業の工事を一般競争入札で行うとき、今年度からは談合がしにくいとされる「郵便入札」を導入しています。6月議会に提出予定の公共下水道工事の4件も郵便入札で行われ、いずれも最低制限価格で入札した業者のなかから「抽選」で落札者を決定することとなり、これまで90%を超える落札率であったものが、70%台に下がり、3億円を超える「入札差金」となっています。(別表2参照)このことから、計画を前倒ししての下水道事業促進の可能性も出ています。党議員団はこれまで枚方市での郵便入札の例も挙げながら、入札制度の改善を繰り返し求めてきました。このほか50億円を超える繰上充用(前年度までの赤字の補填)の国民健康保険事業特別会計補正予算や一般会計補正予算など、提出予定となっており、党議員団は市民の立場で審査を行っていきます。

    ご存知ですか緊急通報装置のシステムなどが変更

     緊急通報装置のシステム変更の内容をもっと詳しく知りたいと声が寄せられましたので紹介します。同事業は、おおむね65歳以上のひとり暮らし等の高齢者及び重度身体障害者の方に緊急通報装置を取り付ける事業です。これまでは、給付でしたが貸与に変更されました。また、緊急時に消防署に直接つながっていましたが、看護師などが24時間常駐するオペレーションセンターにつながり、相談機能も充実するとしています。(通報にワンクッション置くことにより救急車出動の抑止を危惧する声もあります)利用者負担については、給付の際に負担(所得税14万円以上の場合6万6千円)がありましたが、毎月負担(別表)に変更します。

    市民の暮し守るため日本共産党を大きく-日本共産党門真女性後援会、総会を開催

     3日、日本共産党門真女性後援会は、総会を開きました。同会は、堀江会長の挨拶の後、事務局長の中西みよ子議員から、05年度活動報告・06年度活動方針・体制の提案がありました。中西議員は「自民・公明が単独過半数となったことで、国民の平和やくらしが脅かされています。国民が主人公を貫く日本共産党を大きく伸ばすことが切実に求められています」、「園部市政の官民協同・少人数行政では、市民のくらしや命は守れません。行財政改革案にはゴミの有料化、保育所・学校給食の民営化などが上がっています。来年の市会議員選挙では、4人を議会に送り出すために共にがんばりましょう」と訴えました。次に、元門真保健所保健師の速水敏子さんの「元気のでるお話」と題しての講演がありました。速水さんは、「保健師時代の経験で人のつながりが大切と感じた。また、なによりも平和が大切、憲法9条を守ろうと全国で、4700もの『9条の会』があることや、憲法のことは自分たちの問題」と強調しました。速水さんも裁判に加わっている「イラク派兵さし止め裁判」の署名の訴えをしました。また介護保険の「不服申し立て申請」などの話をしました。最後に、井上まり子議員が、来年の市議選(定数6減の22)勝利に向けて決意を述べました。