[2015.9.18] -[門真民報]
9月議会(第3回定例会)始まる
「首長が任命の教育長」に反対
9月議会(第3回定例会)本会議が、10日開かれました。
本会議では、承認案件1件、条例案件5件、契約案件1件、補正予算5件、認定案件2件、その他1件の計 15件について理事者より提案説明があり、関係の各常任委員会に審査が付託されました。
また、人事案件2件のうち、「教育長の任命」については、教育委員の任期を3年残している現教育長の三宅奎介氏が辞職し、同教育長を新教育委員会制度に基づく教育長として市長が新たに任命することを提案したものです。これは、教育委員長と教育長を一本化し、首長が直接任命する新教育長を教育委員会のトップにするもので、首長・政治権力による教育への介入により、教育の自主性を守るためにつくられた教育委員会制度の根幹を揺るがすものとして反対しました。
教育委員の任期満了に伴う土川好子氏の任命については、全会一致で同意されました。
24日(木)、25日(金)の本会議は議案の採決の後、市政に対する一般質問が行われます。
今議会は 18人が質問予定です。
党議員団は4人全員が一般質問に立ち、市政の問題点を質し施策の向上を求めます。
是非、傍聴にお越しください。
「マイナンバー制度」の問題点を指摘の上個人情報保護条例に賛成
総務・建設常任委員会 亀井あつし議員
11日、総務・建設常任委員会が開かれ、亀井あつし議員が出席しました。
門真市立総合体育館建設工事請負契約、門真市自転車安全利用に関するマナー条例の制定、門真市個人情報保護条例の一部改正、27年度一般会計補正予算など8件を審議し、全議案が全会一致で可決されました。
自転車保険加入、周知・啓発の努力
門真市自転車安全運転に関するマナー条例の審議の中、条例に「(自転車)保険等の加入の奨励」とあるが、どのように奨励するのか」との質問に、「保険加入の周知・啓発に努める」と答弁しました。
「自転車の安全利用を促進する道路環境の整備」について、「路側帯のカラー舗装などの工夫をして整備する」と説明。カラー舗装対象の道路について質問をすると、「都市計画道路」と答弁がありました。
制度実施上の実務的問題点質問
「個人情報保護条例の一部改正」では、門真市個人情報保護審議会で意見として、「『固有個人情報の提供先への通知』について新たな条項を設けるべき」とあるが、どう対応したかとの質問に、「条文構成を見直し盛り込んだ」と答弁しました。
また、10月からの「番号通知カード」配布に伴う役所の準備作業について、「職員に『個人番号の掲載したカードをコピーして保管してはいけない』などの徹底」についての質問に、「全職員への研修会を通じ、周知する」と答弁がありました。
賛成討論で
マイナンバー制度の中止や審議委員の疑問・戸惑いを紹介
賛成討論で、「行政の側は、国民の所得、社会保障給付の状況を把握できる半面、国民にとっては、個人情報の収集を容易にするマイナンバーが外部に漏れると、悪用され、個人のプライバシーが侵害される危険は飛躍的に大きくなる。同制度の実施を中止すべき」 また、審議委員から、「個人情報保護の法律が出来た時から見ますと、何か中心になるところが崩れていってしまっているような感じがしないわけでもない」など疑問や戸惑いの発言も紹介しました。
公文書の取り扱いについて
所管質問で亀井議員は、6月議会の総務建設常任委員会の質疑の中で、「事実経過の書かれた書類は無いのかなかとの質問に対し、「協議の記録は無い、書類として残っていない」と答弁した問題に触れながら、公文書の作成と保管について質問。「公文書は、適正かつ公正な行政運営を行う上で重要」「意思決定に至る経過が重要なものや、各課における重要な取り決め等については、可能な限り、公文書の作成を行うとともに、将来にわたる行政資料として、適切な取り扱いに努める必要がある」と答弁しました。また、今後はどうするのかとの質問に、「職員研修の実施と適切な公文書の作成及び保管について、職員周知を図る」と答えました。
子どもを戦場に送るわけにはいかない
12日、「戦争アカン門真1000人委員会」は来週にも、戦争法案を強行採決しようという中で、古川橋駅で戦争法案反対、強行採決許さない宣伝と署名行動をおこない、75名が参加しました。
弁護士、学生、国会前行動に参加した青年、看護師、介護士、保育士、学校の先生などがマイクを握り訴えました。また、子育て中のお母さんは「子どもを戦場に送るわけにはいかない」と訴えました。
小学生の「がんばれ」の掛け声や赤ちゃんを抱いた女性が立ち止まり署名するなど市民の関心が大きくなっています。また、よくわからないという市民の方とも対話になります。
宣伝の最後には、「戦争法案絶対廃案!」「民主主義守れ!」とコールしました。
戦争法案廃案、安倍政権退陣に最後まで頑張ります。
求められる”狭隘道路や老朽建築物対策
地域会議の位置づけは今後議論が必要
第2回門真市まちづくり基本条例検討委員会
第2回「(仮称)門真市まちづくり基本条例検討委員会」が8月31日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
まちづくり基本条例に関するこれまでの議会での議論では、「本市のまちづくりにおける課題」として、「適正な土地利用の誘導、狭隘道路や老朽建築物対策、市民参加のあり方」などを挙げ、昨年1月には、まちづくり条例について練馬区、空き家の適正管理については足立区、狭隘道路拡幅整備条例については台東区からそれぞれヒアリングを行い、理念条例ではなく、課題を解消する条例として制定する考えが示されていました。
門真市のまちづくりの課題が十分反映されず突如新しい考え
ところが、7月3日開催の第1回検討委員会で示されたものは、全くそれとは異なるもので、「狭隘道路」も「老朽建築物対策」も全くなく、門真市自治基本条例の「地域会議」を都市計画の決定や変更の提案を行う団体として指定するという全く新しい考えが盛り込まれていました。
学識経験の委員からも「門真のオリジナル」との評価がされつつも、困惑の思いがにじみ出た意見も出されました。
空き家等の対策など実効性のある施策の推進が求められる
こうした中で開かれた第2回検討委員会では、、「狭隘道路」解消の誘導については一定盛り込まれましたが、老朽建築物対策については盛り込まれませんでした。
しかし、条例素案として確認され、今後パブリックコメントが実施されます。
「老朽建築物対策」については、「空家等対策の推進に関する特別措置法」が5月に全面施行されたもとで、実効性のある施策の推進が求められます。
また、「地域会議」を都市計画の決定や変更の提案を行う団体として指定するという考えについても今後議会での議論が必要です。
まちづくりにおける門真の課題を解決するためにも、9月議会で取り上げていきます。
姫路城と共産党員町長の福崎町へ 党門真市後援会バスツアー
13日、日本共産党門真市後援会は、行政区全体で日帰りバスツアーに出かけ、お互いの親睦を深めるとともに、秋の行楽を楽しみました。
今年度改修工事が行われ美しくなった世界文化遺産・国宝姫路城はたくさんの観光客でにぎわっていました。 後援会は千姫が過ごしたと言われる百間廊下などを歩き、しばし歴史に思いを馳せました。 そうめんの里での昼食の後に訪れた福崎町の柳田國男記念館では、日本共産党員の嶋田正義町長が出迎えてくれ、記念館の説明に加え、あらゆる情報公開に努めまちづくりを進めているなど、町として大切にしていることについて聞くことができました。
バスツアーには、議員団4人も参加しました。
100%水道企業団から受水する門真にとって重要な施設
水道企業団議会で村野浄水場を調査
大阪広域水道企業団議会の浄水施設等の調査が4日、村野浄水場(枚方市)で実施され、福田英彦議員が参加しました。
村野浄水場は、大阪広域水道企業団が府内42市町村に供給している水道水の約8割を占める浄水場で、敷地面積は約 31万7千㎡、施設能力は一日当たり約 180万トンで、100%水道企業団から受水している門真市にとって重要な施設です。
淀川を水源として、磯島取水場から導水管により取水し、平面系高度浄水施設1棟、階層系浄水施設2棟によって高度処理された「おいしい」水が各自治体に供給されます。
水需要が減少する中で村野浄水場が、安心・安全な水を安定して安価で供給していくことが今後も強く求められます。