[2006.10.29] -[門真民報]
18日、決算特別委員会が開かれ、党議員団から福田英彦議員が出席しました。
昨年度策定された、「交通バリアフリー基本構想」について、策定経過について質しました。答弁では、大和田駅、古川橋駅周辺のバリアフリー化を図るため、8月に市民アンケート、タウンウォッチング、10月のワークショップの実施を通じて、駅舎のエレベーター設置、歩道幅員の狭さや歩道障害物の改善などが求められ、整備内容に反映されているとしました。これに対し、具体的な整備に当たっても市民の意見を聞き、反映するよう求めました。
住宅市街地総合整備事業(密集事業)について、大倉西地区の計画策定の業務委託が行われていることについて概要と市が用地買収し、公園整備を行うことについて地区周辺の住民への意向把握の有無について質しました。答弁では、地区周辺の住民への意向確認はせず、事業組合設立後に事業着手する予定であり、タイミングが整えば説明するとのことでした。福田議員は、公共施設整備に当たって周辺住民の意向把握をしていないことについて厳しく批判しました。この他建設関係では法定外公共物(里道、水路)について、月出中央公園整備に当たっての経過、整備後の改善点について、浸水対策について、特定行政の体制強化等について質しました。
小中学校の図書室の蔵書数と司書の配置状況について質しました。蔵書数については小中学校それぞれ目標数の53%、67%で、司書についても専任ではなく、本の整理等になっている状況でした。これに対し、5年前に大規模改修で普通教室5クラスを図書室とした第4中学校で、十分に活用されていない実態を挙げ、「もったいない」と指摘し、専任司書の配置と市民開放について求めました。
学校給食の調理業務を民間委託している学校について、4者懇談会(保護者、学校、業者、市教委)の開催状況について質したところ、05年度は5中、7中で行ったのみで、民間委託については保護者等の理解が得られ、開催要望があったとき以外は、業者が変わった時と、新たに委託となった学校のみ4者懇談会を行うとしました。これに対し、質の低下をさせず、常に検証するため、毎年全校での開催を求めました。
適応指導教室、やスクールカウンセラーなど様々な不登校対策が行われていることについて、不登校の要因について「いじめ」による不登校はないかと質しましたが、学校からは報告されていないとの答弁でした。福田議員はいじめによる自殺者が99年以降文科省に報告されていないことを挙げ、不登校についても要因について実情をよく掴むよう求めました。この他文教関係では学童保育の施設改善と備品の充実、燃料費等の充実、小中学校健診データの活用について質しました。
市民の貴重な財産である旧門真南高校跡地が今年度(仮称)市民総合センターとして整備されます。教育センターや生涯学習センターなどに建物の改修がされ、体育館も耐震工事が行われます。防球ネットの新増設でグラウンドも様々なスポーツに対応できます。