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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    2015年6月議会 豊北ゆう子議員の一般質問・答弁

    [2015.6.19] -[議会活動]

     弁天池公園の整備計画について

     門真市北東部に位置する弁天池公園では、今、バラや菖蒲もきれいに咲き、市民は花や木々の緑を楽しんだり、池では、カモやカワセミ、カイツブリなどの野鳥を発見するなどバードウォッチングを楽しむ人、また、ベンチでは将棋をする方など多くの市民に親しまれている公園です。

     本市では、長年にわたりこの弁天池公園の横に設置されていた市立養護老人ホームの建物が今年の3月に撤去され、今は更地となっています。

     この、市立養護老人ホーム跡地は、4年前の20117月に市の財政健全化計画中期財政見通しの中で、売却の方向が示されていました。それを知った市民のみなさんから、「売却しないでほしい、公園として広げてほしい」というたくさんの要望署名が市長に出され、とうとう市民の要望署名を重く受け止め、201312月議会で、「一旦売却は見直し、公園と一体活用していく」と変更が示されることになったものです。

     今年の4月の弁天池公園スプリングカーニバルの行事では、さっそくこの場所が開催場所の一部として使用され、公園が広がったことに改めて市民のみなさんが喜んでおられました。

    そこで伺います。

    ①先日、更地になった跡地を見に行きますと、地面はでこぼこがありあちこちで水たまりもでき、がれきなどが残されたままになっている状態でした。

    いつまでこのような状態で使用するのか、今後の整備についてどのように考えているのかお聞かせください。

    ②また、弁天池公園全体も含めての整備計画については、どのようにお考えでしょうか。弁天池公園は、市内唯一の広域避難場所となっていますが、防災公園として位置づけられているんでしょうか。お答えください。

    今、市民の方から、「かまどベンチやマンホールトイレなどを設置するなど、防災公園としての機能を高めてほしい」等の声をお聞きしています。現在の弁天池公園の防災機能について答弁を求めるとともに、このような防災機能を備えることについての考えをお聞かせください。

    ③また、背のばしベンチや足腰の筋肉を鍛える遊具など設置している公園が他市でも増えてきていますが、本公演においても「健康づくりに役立つ設備があったらいい」など、ご意見を伺っています。本市の見解をお聞かせください。

     201312月議会の私の質問に、「公園として整備を進めていくうえでも市民の声を拝聴していく」と答弁されましたが、今後の整備計画をすすめる中では、しっかり市民のみなさんの声を聞く機会をつくっていただきます様、改めて要望しておきます。

      次に、弁天池公園を市民が憩える安全・安心の公園として維持していくことについてお伺いします。

     弁天池公園は、(平成3年)1991年4月1日にオープンし、翌年の(平成4年)1992年4月にわんぱく広場、芝生広場、水連の池等が整備され、以来、多くの市民の憩いの場所となっています。 

     弁天池公園がオープンした当時、保育園児だった私の2人の娘もわんぱく公園の吊り橋や河原で遊んでいたことが、今では大切な思い出となっています。

     あれから、23年が経っています。先日公園を見に行きますと、わんぱく広場の遊具のつり橋は色あせ、河原の石も相変わらず、我が党が3年前に委員会で指摘したように緑色になり、足を入れようものなら滑って安全に遊べる状況ではありません。わんぱく広場の草もボーボーとかなり生い茂っている状態でした。トイレの廊下の屋根の傷みも気になりました。こういった箇所の整備は子どもたちや市民の安全にもかかわることから、対策が急がれる問題であり、公園に行きたいという気持ちが半減してしまうのではないでしょうか。緊急性を有する場合は、整備計画が無くても実施すべきと考えます。答弁を求めます。

     今、公園の管理は、指定管理者が行っていますが、以前、わが党が管理状況について伺った時には、事業計画通りに行われていないことが明らかとなり、その当時の「指定管理者と定期的に状況報告及び意見交換する連絡調整会議を設け、利用者の方々の声を反映した、より一層市民の方々に愛され親しんでいただける公園を目指していく」との答弁でしたが、その後どのように行われているのか、また現場を見るなどのチェックは行われているのでしょうか、答弁を求めます。

      26年度市民ご意見番の基本目標6「環境と調和し、産業が栄える活力のあるまち」のところでは、35項目中、「公園維持管理事業」が、重要度上位3位に入っていることからも、公園維持管理が重要視されていることが伺えます。

    今後も市民の憩いの場所として、更に、安全安心で子どもたちにとっても大人にとっても魅力ある公園整備を期待し質問を終わります。

     

    【答弁】

     まず、旧養護老人ホームの跡地につきましては、27年4月から他の公園と同様に、広場として広く市民の利用に供しております。当該広場の今後の整備につきましては、安全面等を鑑み、必要に応じ、整地等を行ってまいります。

     次に、今後の当該広場と弁天池公園との一体的な整備計画につきましては、広場単体では、市民の憩いの場などとして、自由に使用していただくことを主眼としておりますが、市民の皆さまの利用状況、ご意見などを把握し、弁天池公園と一体的な利用を可能とする整備の必要性、方法等を検討してまいりたいと考えております。

     次に、現在の弁天池公園の防災機能についてでありますが、当該公園は、防災公園としての指定はないものの、地域防災計画上の広域避難地として、災害発生時には周辺地域から市民の皆さまが避難していただき、避難者の生命を保護するための空間を確保することが当該公園の防災機能でございます。

      なお、以前にもご答弁申し上げているとおり、かまどベンチ等の防災機能施設の設置については、地域防災計画を改定する中で、引き続き庁内議論を重ねてまいりたいと考えております。

     次に、健康づくりに役立つ設備の設置についてでありますが、市民の健康の保持増進に寄与することと認識いたしておるものの、設置スペースや地域性も考慮する必要があることから、調査・研究をしてまいります。

     次に、弁天池公園施設の維持管理につきましては、指定管理者において日常点検を実施しており、点検報告等に基づき、協議を行い、必要に応じ、施設の補修・修繕を実施してまいりますので、ご理解申し上げます。

     次に、指定管理者の指導につきましては、年4回の連絡調整会議を通じ、施設事業計画に基づいた管理・運営が適正になされているか確認を行っております。また、市といたしましても、適宜、現地確認を致しております。

     今後におきましても、多くの市民の皆さまの利用に供する安全・安心な公園の維持に努めてまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。