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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1656(2006年12月17日号)

    [2006.12.17] -[門真民報]

    不透明な同和対策事業の継続を強く批判-決算認定で福田英彦議員が反対討論

     門真市議会12月定例会本会議が12日開かれ、大阪府後期高齢者医療広域連合の設置に関する協議についてをはじめ、27議案が提案され、関係常任委員会に付託されました。
     また、地方自治法の改正にともなって、常任委員会に条例提案権を付与する「門真市議会会議規則の一部改正」及び常任委員、議会運営委員、特別委員の選任は、本会議に諮ることなく、議長が選任できるとする規定を設ける「門真市議会委員会条例の一部改正」が議員提案され、全会一致で可決されました。
     これに先立つ本会議では、平成17年度決算認定について、日本共産党は福田英彦議員が反対の立場から討論をおこない、採決にあたって反対の態度をとりました。
     討論で同議員は、同和対策特別措置法がなくなったのに、効率的でない同和タクシーの借り上げが漫然と続けられていること。同和地域がない本市において、部落解放同盟大阪府蓮との交渉に市長以下、市の幹部が23人も出席し、市内の他の団体とは比べものにならない特別扱いがまかり通っていることを強く指摘しました。
     さらに、待機児童はいないとの市の言明が実際とは大きく異なること、皆保険制度の国民健康保険で資格証明書などが依然として発行されていること、住宅市街地総合整備事業が周辺住民に知らされないまま事業がすすめられていること、学校給食民営化が、4者懇談会を全校で開かず、民間委託についての検証や保護者の意見の反映などが不十分であることを指摘しました。
     尚、党議員団は6日、12月議会に向けての市政懇談会を開きましたが、その場で出された意見を含め、市民要望の実現のため奮闘する決意です。

    いま戦争をする国にしないために9条を守る-「かどま九条の会」結成記念講演会でジャーナリストの大谷昭宏さんが講演

    かどま九条の会結成記念講演会  11日、ルミエールホールで「かどま九条の会結成記念講演会」が開催され、会場あふれる350人を超える市民らが参加しました。
     かどま9条の会は、憲法九条を守ろうの一点で、立場のちがいをこえて、門真の地から、改憲を阻止するための取り組みをすすめることを目的に結成された団体です。
     会場の参加者とともに「青い空は」のコーラスに続き、「かどま九条の会」のよびかけ人が紹介され、代表して河原林昌樹弁護士が開会あいさつをおこない、「幣原喜重郎生誕の地である門真から、戦争をしない国を世界に広げていきたい」と述べました。
     次に、友清克二門真原爆被害者の会会長が、自身の被爆体験をもとに、子や孫たちのためにも、二度と戦争をおこしてはならないし、戦争をする国にしてはならない」と切々と訴えました。
     そして、テレビでおなじみのジャーナリスト、「大阪九条の会」よびかけ人の大谷昭宏さんが大きな拍手で迎えられ登壇し、講演をおこないました。

    350人を超える市民  大谷さんのお父さんが洋服の仕立て職人で、幣原喜重郎の服を専属でつくっていたことを紹介。そして、「この国がいい方向に向かっているのか、悪いほうにむかっているのか」と問いかけ、教育基本法改悪、防衛省昇格をあげ、戦争をする国への動きが確実に強まっていると指摘しました。
     注目の映画、「硫黄島からの手紙」の中で栗林中将が徹底抗戦を指示した真意は、『我々が抵抗している間に、何としても戦争を終結してほしい』との思いであったことを名古屋のテレビ局で俳優の渡辺謙氏と対談した際のエピソードをまじえ語りました。
     さらに、1999年以降の周辺事態法、盗聴法、国旗国歌法、住基ネットなどの流れの次に共謀罪が狙われており、確実に戦争をする国への力が強まっていると警鐘を鳴らしました。
     そして、これらの総仕上げ、最後のねらいが憲法九条の改悪であること。しかし、戦後60年間、戦争で一人の命も奪っていない、奪われていないのは、日本だけであり、世界に誇るべきことを強調。その後ろ盾である憲法九条をどんなことがあっても守るんだという決意をお互いに固めようと呼びかけ、大きな拍手に包まれました。