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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1662(2007年2月4日号)

    [2007.2.4] -[門真民報]

    「箕面の滝」トンネル工事で水枯れ?二重三重の大型開発900億円の無駄づかい-大阪府議会――問われるオール与党(自民・公明・民主など)の責任

     日本共産党の山下よしき参院比例候補、宮本たけし参院大阪選挙区候補、堀田文一府議(豊中市選出)は、1月19日、「ムダな大型開発」と批判の声が出ている国道423号バイパス(箕面トンネル)と大阪府の「水と緑の健康都市」事業を視察、現状を確認しました。トンネルの総事業費は約813億円。区間は箕面市萱野と下止々呂美の約7キロメートルです。トンネルを掘ったため大量の地下水がわきだし、地表の川が水枯れし、箕面の滝の水量が減少しました。現在、滝の上流にポンプで地下水をくみ上げて水を流し、滝の水量を補給しています。(年間3千万円の経費が必要)

    完売しても約750億円の赤字

     「水と緑」は、総事業費約985億円。面積は300ヘクタールを超えています。
     赤土が露出している現場では、今秋からの宅地分譲に向け、区画ごとに整地が進められていました。しかし、当初の住宅約5千戸・1万6500人居住という計画から、住宅約2900戸・9600人居住に縮小したことなどで、堀田府議は「住宅を完売しても、およそ750億円の赤字になる」とみています。

    「水と緑」の町は砂上の楼閣

     視察を終え、堀田府議は「同じような近隣住宅街では人口が減っているのに、『水と緑』は町として成立するのか。砂上の楼閣を造っているにすぎない」と批判します。
     宮本氏は「膨大な事業費を使ってムダ使いする一方で、財政難といって高校授業料の値上げをする政治を改めたい。初めから赤字が分かっている、採算を度外視しているというのはふまじめだ」と語りました。

    婦人50人に聞くと『憲法9条』変えないが68%-亀井あつし議員がアンケート

     1月23日、亀井あつし議員は、50人の婦人の方を対象に「憲法9条あなたはどっち?」という聞き取りアンケートを、上島頭のニュー門真生鮮市場前で実施しました。

    集約の結果
    「変える」 3人(6%)
    「変えない」 34人(68%)
    「わからない」 13人(26%)

      憲法改正について、国会で数の力をもって道理もなく自民党・公明党与党と民主党が推し進めると、ますます国民との矛盾が広がることが浮き彫りになる結果となりました。

    高齢者大増税のもと取り戻そう、払いすぎた税金-税金の申告時期近づく大増税は、自民党・公明党の税制改悪によるもの

     昨年、住民税の課税通知が発送されてから市役所に高齢者の苦情が殺到しました。あまりの高額な税額に間違いではないかとびっくりされたからです。この増税は、04年と05年の通常国会で、自民党・公明党政権が提案した「公的年金等控除の縮小」「老年者控除の廃止」「住民税の高齢者の非課税限度額の廃止」という3つの税制改悪にもとづく、ものです。

    税金額が少しでも、申告すれば戻ることが多い

     税金額は少しでも、確定申告をすれば税金が戻ることが多くあります。それは、年金から天引きされる税金には、介護保険料は控除されていますが、本人が収める国民健康保険料は控除しないで税金の計算がされているからです。例えば、単身高齢者で年金が月額20万の場合、源泉徴収の所得税額は、6万5472円ですが、確定申告をすると6万3810円となり、差額の1662円が還付されます。申告の仕方がわからない方は、門真市役所で2月15日から別館3階で相談窓口が設けられます。また、党議員団でも対応しますのでご遠慮なくご相談ください。

    高齢者の多くは、医療費10万円以下でも控除が受けられる

     医療費控除は医療費が10万円を超えないといけないと思っていませんか。医療費控除は10万円でなく「所得の5%か、10万円かのどちらか少ない方」を超えた医療費について控除の対象になります。
     高齢者の場合、年金額そのものでなく年金額から「公的年金等控除」を引いた残りの額が所得となります。例えば、年金が年間240万の方は、公的年金控除120万を差し引いた120万の5%で6万円となります。したがって、医療費のうち6万円を超えた分が控除の対象となります。

    介護サービスを受けている方は、市の認定があれば障害者控除が受けられる

     障害者手帳がなくても、介護サービスを受けている方は、障害者控除を受けられる場合があります。従来から寝たきり老人については、特別障害者の範囲に含まれていましたが、1970年の税制「改正」で年齢65歳以上の老人で「障害の程度が、身体障害者手帳の交付を受けている人と同程度である」と自治体が判断し認定書を発行すれば、所得税や住民税で障害者控除(所得税で27万円)か障害者特別控除(40万円)を受けることができます。
     池田市などでは、介護1~3は、障害者控除が、介護4・5は特別障害者と一律に決めているところもありますが門真市の場合は、介護保険認定時の訪問調査実施後の1次判定および主治医の意見書に基づいて、個別に判断しています。介護サービスを受けている方は、市の「高齢福祉課」で「障害者控除対象者認定書」を交付してもらい、それを添えて申告することになります。

    さらに強まる負担増

     昨年に続き、今年も定率減税が全廃されるため増税となります。
     大企業や高額所得者には減税・庶民には増税の逆立ち政治を改めないかぎり、市民の暮らしはよくなりません。
     一斉地方選挙・参議院選挙で厳しい審判をくだしましょう。

    求められる公営住宅の建設-募集戸数7戸に391の申込者数

     1月に、募集された市営住宅の申し込み状況は、下記の通りとなりました。募集戸数7戸に対して申込者数が391もあり平均倍率は、55.86倍でした。特に、本町1期は、単身者世帯ですが102倍の競争倍率になっています。この募集状況から見ても、公共住宅の建設が切実に市民から求められています。

    区分 新橋2期 本町1期 本町2期 本町3期
    間取り 3K 1DK 3DK 2DK 3DK
    募集戸数 1戸 1戸 2戸 2戸 1戸
    申込者数 18 102 72 153 46