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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1678(2007年6月24日号)

    [2007.6.24] -[門真民報]

    「保育所移管計画」対象園はじめ全項目変更は可能、結論ありきで説明不十分な「粗大ごみ有料化計画」-民生常任委員会で福田英彦議員が厳しく質す

     民生常任委員会が13日開かれ、党議員団から福田英彦議員が出席しました。

    資格証明書、差押の改善求める

     国民健康保険事業の累積赤字が06年度末で約59億円となったことから、今年度予算から「繰上充用」する補正予算案について審議されました。国保料の徴収率が1・67%アップ(8545万円増)、収納率向上による特別調整交付金の交付(1億2千万円増)を受けながら、単年度赤字が05年度と同様の8億円となった要因について質しました。答弁では高額医療の共同事業の持出しが1億4300万円あり、昨年並みとなったとのことでした。

     福田議員は、市独自の減免(約3億円)が一般会計から繰り入れされず、赤字を膨らましていること、資格証明書発行時「措置審査委員会」で十分に審査されていないこと、差押の基準が明文化されず実施されていることなどを質疑で明らかにし、改善を強く求めました。

    国補助活用し、障害児の受入れを

     一般会計補正予算では、6校で実施されている放課後児童クラブに「障害児加算制度」を創設し、事業が円滑に運営できるよう委託料を追加(一校当たり年77万7千円)することについて、国の補助金が計上されていない点を質し、国制度を活用し障害児の受け入れを行うよう求めました。

    一方的な民営化計画の決定行うな!

     民生所管に関する質問で、保育所民営化基本計画が、保護者への十分な説明がなされず決定されたことについて質しました。

     保護者に対し各園で行った2回の説明会では、職員の配置や新たな負担等について「移管計画で示す」とまったく明らかにせず、保護者の不安が広がっていることについて、移管計画が示されるまでに説明会を各園で実施するよう強く求めました。答弁では、「現在のところは保護者などからなる団体との懇談」としました。また、移管計画発表後も変更が可能なことについて答弁したことから、「対象園、職員配置基準など全項目について変更が可能か」と質したのに対し、「すべての問題が議論され、すべての項目が対象となる。変更できるものは行っていく」と答弁しました。

    市民説明会考えていない-ごみ有料化

     来年4月から実施しようとしている「粗大ごみの有料化案」が広報に掲載され、僅か2週間の意見募集しか行っていないことについて不十分だとし、市民への説明会を行うよう強く求めましたが、「考えていない」とまったく不誠実な答弁に終始しました。福田議員は「そもそも市民に相談をせずに策定した行革計画、市民の意見を聞くことが重要」と結論ありきで進めようとする粗大ごみの有料化について厳しく批判、改善を求めました。

    介護難民とならないよう「コムスン問題」への対応を

     コムスン問題で、門真市民の利用状況が、居宅介護支援63人、福祉用具関係35人、訪問介護56人、グループホーム3人で、高齢者90人、障害者で7人が利用していることが質疑で明らかとなりました。福田議員は「介護難民」とならないよう市として対応することを求めました。

    年金問題-市の納付記録は廃棄

     年金問題に対する市の対応について理事者報告がありましたが、そのなかで、国民年金の納付記録について「廃棄」していることを明らかにしました。当初国は納付記録を廃棄するよう通達しながら、昨年8月に「保存」するよう求めていたものです。

     

    一方的に民営化計画決めないで!-公立保育所の保護者が議会に要望

    議員団に要望する保護者=12日

     民生常任委員会を前日に控えた12日、門真保育運動連絡会(門保連)の代表者、7園の代表者など、10名の保護者が「一方的に民営化計画を決めないでほしい」と議会の各会派等に要望がありました。

     要望では市の「民営化基本方針案」について各園で2回開かれた保護者説明会で、新たな費用負担や職員の配置などがまったく示されず、「移管計画で」という回答に終始し、保護者の不安がひろがっているなかで基本方針が決定されたこと、移管計画が決定する前に各園での説明会を行ってほしいことなどについて現状の説明と要望が出されました。

     党議員団は4人全員が応対し、「『主食持参』を撤回させた保護者の運動に確信を持ってほしい」と激励するとともに、市の行革計画の実施が、これまで市民に十分説明、合意なしに進められていることについて報告。民生常任委員会で、要望について市の姿勢を質していくことなど、議員団として頑張る決意を表明しました。

     

    「技術提案型競争入札制度」の5つの問題点を指摘-建設常任委員会 亀井あつし議員

     14日、建設常任委員会が開催されました。

     亀井あつし議員は、第2京阪道路の建設工事に合わせて、下水道工事を国に依頼する審議の中で、「技術提案型競争入札制度」について5つの問題点を指摘の上、同議案に賛成しました。

      「技術提案型競争入札制度」の問題点
     (1)技術力だけで品質が確保できるのか、(2)技術提案を重視した落札方式では大手ゼネコンへの受注の集中および競争性の欠如が生じる、(3)設計・施行一括方式、特に基本設計から民間企業の参入は公共性を一層後退させ、企業の営利追求目的の設計にならないか、(4)予定価格を排除又は上限拘束性に影響されない落札方式では、大手建設企業提出価格に歯止めがかからなくなる、(5)技術力・技術提案に対する評価の客観的仕組みが定められていないため、政官業癒着が生じやすい。 

    水路不法占拠問題で

    不法占拠された白い門扉(脇田町

     所管質問で、水路敷きに門扉を設けて不法占拠している問題について取り上げました。担当課から、「早急に撤去するように指導していく」と答弁がありました。

     

    全国いっせい調査より個性を大切にする教育を、健康調査は子供たちの健康保持には重要-文教常任委員会、井上まり子議員の質問

     15日、文教常任委員会が開催され、議案第37号平成19年度門真市一般会計補正予算中教育所管についての審議が行われました。

    安全で安心な学校給食を

     今回の補正予算で沖小学校給食棟改修費として780万円(教育債)が計上されています。井上議員は沖小学校給食棟の改修理由・内容、今後の改修計画、未改修給食棟の当面の対策について質問しました。改修理由は大和田小学校食中毒を契機として国より給食棟の改善指導があったためと、沖小学校は17年度保健所から給食棟施設監督指導を受けていることから改修することになったと答弁がありました。さらに、食中毒に関する国の指導内容や全校的な衛生管理についても質しました。

    《所管質問》
    全国学力・学習状況調査について質問-個人情報保護に問題、市町村などの序列化

     門真市は、4月24日、小学校6年、中学校3年生を対象とした、自主参加形式の全国学力・学習状況調査に参加しました。井上議員は、この調査は学校名、男女、組、出席番号、氏名記入欄があって、個人情報の観点から問題があるもので記入方法について質しました。市は氏名記入せず、学校で決めた番号を記入したと答弁しました。しかしこれは一部の人に個人名特定の危惧があること、また学習状況調査では「家にある本の数」「家の人は学校の行事によく来るか」「自分は、家の人から大切にされている」などのような92項目の問題の調査となっており、児童生徒のプライバシーに触れるような内容で、参加は問題があることを指摘しました。さらにこの学力テストは民間企業丸投げで、公表の仕方が、全国、都道府県、市町村等のレベルをグラフ化するなどの序列化となっていることを指摘し、今後参加しないことを要望しました。

    児童生徒の健康調査について質問-第二京阪沿道の健康実態調査を求める

     第二京阪道路沿道の住民の要望で、大阪府大気汚染観測車が沖小学校校庭に設置され、年4回、1回2週間連続で、大気汚染の現況調査が8日から実施されています。その大気汚染観測の結果後、教育委員会として健康実態調査を実施する予定があるかどうか質しました。教育委員会は「測定結果とは関係なく、子供たちの健康保持は非常に重要、検討すべきことは検討し、対処すべきことがあれば当然対処していかねばならないと考えている」と答えました。