[2014.12.26] -[門真民報]
12月議会閉 会 道理の無さを露呈した福田英彦議員への問責決議
第4回定例会(12月議会)本会議が 12月 16日に開かれました。
常任委員会に審査が付託されていた議案についての審査内容と審査結果について各常任委員長から報告、討論、採決が行われました。
党議員団を代表し、井上まり子議員が討論に立ち、清掃施設及びリサイクル施設運転維持管理事業更新工事請負契約の締結について少人数行政によるチェック体制に問題があることなどを指摘しました。
討論の後採決が行われ、全議案が可決されました(共産党は23件中3件に反対)。
その後市政に対する一般質問が行われ、12人が質問に立ちました。
提出者は自民党と無所属議員のみ
その後、「日本共産党門真市議会議員団幹事長の福田英彦議員に対する問責決議」が議題となりました。
福田英彦議員は、弁明の中で、「門真民報に対するもので問責に値しない」「提出者が、自民党と無所属議員のみということが『道理の無さ』を現している」また「提出者が、開発会社への29億円の建物除却補償について『何ら問題ない』と、市の言い分を鵜呑みにし、市民感覚では到底納得出来ない主張を積極的に行っていることは偶然ではない」と考えを示しました。
価の違いがなぜ問責に?
採決にあたって、反対討論を亀井あつし議員がおこないました。 亀井議員は、「(『自治会ハンドブック』発行について)戸田議員と評価が違うだけの問題であり、どうして問責の対象とされるのか理解出来ない」ことと、これまでの経過について以下のように述べました。
①自治会長に就任された方から「自治会と行政の関係について理解できる冊子を発行して欲しい」と要望を受け2012年3月12日の民生常任委員会で冊子の発行について質問。
②2012年5月「自治会活動関連の町内連絡先一覧表」を配布されました。しかし、自治会活動事例や市役所への連絡窓口を詳しく紹介する点など十分反映されたものでは無く、充実を求めた。
③2014年6月の第2回定例会、亀井議員の質問に対し、市民生活部長より「さらに自治会活動を活性化させる観点から、『自治会ハンドブック』を策定した」(大要)と答弁。
以上の活動が「自治会ハンドブック」策定につながったと評価していることについて説明しました。
その後、採決が行われ党議員団と緑風クラブが反対しましたが賛成多数で可決しました。
地域で安心して暮らせる障がい者グループホームの拡充を!
井上まり子議員の一般質問
井上議員は「日本共産党は『障害者支援法』を実質的に延命させた『障害者総合支援法』の下、障害のある方の権利を守る立場で関連法律等を抜本的に改革する」と述べ、「団塊の世代の障がいのある方の親の高齢化が進み自分たちがいなくなったら、子どもはどうやって暮らせば良いのか」との多くの不安の声があることを指摘し、「障がい者グループホーム」の拡充を求めました。
【問】グループホームの整備状況と今後の整備計画について質問。
【答】在宅で生活してこられた障がいのある方が、住み慣れた地域での生活を継続できるよう、グループホームの整備拡充は重要であると認識。国の助成制度も活用しながら、新たなサービス事業者の参入に向けた働きかけをしたいと考えている。 本市の障がいのある方の人数は、11月1日現在、18歳以上が6千891人、18歳未満が380人、本市内のグループホーム数は12カ所、利用者数は、市内での利用者数は31人、市外の利用者数は74人。
答弁によるとグループホームが大幅に不足しているものと容易に推測され、今後の整備に向け、わが党は全力尽くします。
グループホームの安定的な事業運営を!
井上議員は「国は今年4月から障がい程度の異なるケアホームをグループホームに一元化。13年度までは夜間支援対象者の数や障害程度区分に応じて算定していたが、一元化により「夜勤」と「宿直」という支援者側の勤務体制案が示され、実施されると宿直加算が大幅に削減され事業所の運営が苦しくなり、今後グループホームの減少が危惧されるとの声を受け、国は15年3月まで緩和措置をとっている。地域で安心して暮らせるグループホームの存続は不可欠で国がきちんと責任を果たすべき」と言及しました。【問】基本報酬の大幅引き上げと、夜間支援体制加算は白紙に戻し、職員の勤務のあり方の見直しを国に求めることについて答弁を求めました。
【答】夜勤と宿直の勤務態様等を踏まえ、夜間の支援体制を適切に評価する観点から、一定の見直しが行われたが、障がいのある方の住まいを確保し、グループホームの安定的な事業運営を行うためには、サービスに係る報酬の更なる見直しが必要であるため府・市長会を通じて国に要望した。今後も引き続き、国の動向を注視する。
開発会社主導のまちづくりより子ども達の教育環境整備優先の財源配分を
12月16日、亀井あつし議員は、本会議の一般質問で、「今後の小・中学校の大規模改造」と「砂子水路の老木になった桜の植え替え」について質問しました。
まちづくりの財源 毎年25億円以上
亀井議員は、門真市第5次総合計画の財政見通しの普通建設事業費の予測で、開発会社主導のまちづくり基本計画をはじめとする建設事業の歳出は、平成27年度の29億746万円から31年度30億1千481万9千円と毎年25億円以上の歳出を予定。
一方、子どもたちの教育環境を整備する、大規模改造・給食棟整備等の学校教育施設整備事業は、平成27年度の18億7千393万5千円から、平成29年度からは6千670万7千円と極端な削減見通しになっている点を指摘。
大規模改造未実施は小学校4校中学校1一日も早く着手を!
そして、脇田小学校の教室の床の痛み、給食前の手洗いをトイレの手洗い場を使っていること、教室・廊下の天井の水漏れなど紹介。
その上で、今後の大規模改造計画、大規模改造事業が実施されていない学校はどこか、今後の計画はなどについて質問しました。
教育委員会は、「大規模改造による校舎整備は必要に応じて進める」「大規模改造未実施は、二島小、上野口小、脇田小、東小、7中の 5校」「施設の老朽化等を調査し、改修する個所や実施時期について検討していきたい」と答弁しました。
また、「大規模改造待ちでなく、補修出来る所は随時対応してもらいたいがどうか」と再質問したところ、「緊急性や学校の要望等を踏まえ適切に対処したい」と答弁しました。
砂子水路の桜植替え保存会と協議検討
大阪みどりの百選になっている「砂子水路の桜」がここ数年、老木の桜、枯れた桜が増えてきている。桜並木の景観を守ることについてどう考えているかについて質問しました。
市は「植え替えの時期になっており、苗木、株分けなどの手配について、保存会と協議・検討する」、「枯れ木の措置は発見次第、市の方で伐採」、「護岸は、随時対応している」と答弁しました。
市立保育所条例の一部改正などの質疑
文教常任委員会 亀井あつし議員
12月 12日、文教常任委員会が開かれ、亀井あつし議員が出席しました。
同議員は「門真市立保育所条例の一部改正」について、「公立保育所の実費徴収は増額となるのか」と質問しました。市は「現在のところ、現行水準を考えている」と答弁したので引き上げないことを求め賛成しました。
上程された議案いずれも賛成しました。
学校プールの改修は今後どうするの?
亀井議員は、大規模改造を実施した学校プールの改修と大規模改造実施時にプールの改修をしていない学校について質問しました。
市は、「老朽箇所の改修と新たなろ過装置の設置は、今後、計画的に実施したい」と答弁しました。