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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1680(2007年7月8日号)

    [2007.7.8] -[門真民報]

    見直し額示さず、意見も聞かず使用料・手数料の値上げでいいのか-行財政改革推進特別委員会開かれる


     行財政改革推進特別委員会が6月25日開かれ、党議員団から福田英彦議員が出席しました。

    借上げタクシーの見直しが項目に追加

     まず、理事者より、行財政改革推進計画の一部変更、進捗状況について、「門真市使用料及び手数料の見直しに関する指針」について報告が行われました。行財政改革推進計画の一部見直しについては、これまで党議員団が繰り返し求めてきた「借り上げタクシーの見直し」について項目が追加されました。これは既に今年度から実施されており、効果額は年間677万円となっています。また、新規課税の導入等も項目が追加され、今年度実施される入湯税の効果額は年間約一千万円が見込まれています。

    検討委員会など設置せず、指針策定

     「手数料の見直しに関する指針」については、「使用料及び手数料を受益者負担の原則に基づいた適正な額に見直すための方針を示すことにより、財政運営の健全性と行政サービス水準の確保を図ることを目的として策定」したもので、使用料及び手数料について「原価」を算定し、負担を求めるものです。福田議員はこの「指針」の策定にあたり市民も含めた検討委員会などが設置されなかったこと、使用料原価の算定根拠の問題点などを指摘した上で、見直し額が全く示されていないことについて、算定根拠も含めて今後市民に知らせ、意見を求めていくのかどうかについて質しました。答弁では、「今のところそういったことは想定していない」と市民への見直し額の提示や説明、意見聴取を行うことなく、9月議会から議案を上程し「見直し」を行う姿勢を崩しませんでした。また、福田議員は、特別委員会に対しても見直し額等が示されていないことから、9月議会までにもう一度特別委員会を開くことを委員長に求めました。

    市民に見直し額示せば反対だから、必要なし―公明党議員

     これに対し、公明党の村田議員(副議長)は「細かく手数料どうのこうのと言っていけば周囲は反対ですよ。また9月議会でも論議するわけですから、それはまた受け取り方次第でということでやるべきではない」と特別委員会や市民にも見直し額などを示さず、9月議会で決定すべきとの考え方を示しました。

    政務調査費について今後議論

     今後の議会改革についても議論され、政務調査費の運用、取り扱いについて議論されることとなりました。福田議員は、政務調査費の領収書添付、議会便りの改善について意見を述べました。

    憲法を生かした医療政策への転換を、後期高齢者医療制度についての問題点を質す-井上まり子議員の6月議会一般質問

     08年度から75歳以上のすべての高齢者は、現在加入している健康保険や国保から後期高齢者だけの後期高齢者医療制度に加入となります。この制度は広域連合組織で運営することになり、門真市は約8千人に影響します。

    府で1つの広域連合-市民の声が届くのか?

     広域連合は府内で一箇所の設置で、市民の声が非常に反映しにくいものになっていることから、保険料設定に対する不服審査、情報公開、「運営協議会の設置」等について、市の積極的な姿勢と役割を発揮することを求ました。

    高齢者増加に伴って保険料の値上が!

     同制度の保険財政は(1)被保険者の保険料10%、(2)健保組合・政管健保・市町村国保40%、(3)国50%、との負担割合なっています。
     しかし高齢者の増加に伴って保険料負担割合の引き上げや、2年毎に保険料を見直して、広域連合ごとに医療費実績で保険料を決めるとなっているため、医療費の多い広域連合は保険料が高くなります。また保険料は年金(月額1万5千円以上)から天引されるなどと数多くの問題点が含まれていることを指摘しました。
     このような仕組みでは、高齢化が進むとともに保険料の値上がりが予測され、低所得者の保険料滞納が増加することが危惧され是正が求められること、また保険料の軽減措置が必要となってくることから市の見解を質しました。

    今まで後期高齢者にはなかった!「資格証明書」発行の義務化

     これまでは75歳以上の高齢者は「適切な医療給付」を行うという老人保健法の趣旨から窓口で10割負担の資格証明書の発行はありませんでした。
     しかし後期高齢者医療制度では「資格証明書」発行が義務化されており、資格証明書の発行を取りやめるよう国に求めることを質しました。
     (主な答弁、大阪府後期高齢者広域連合個人情報保護条例設置の予定、関係市町村連絡協議会を活用し意見反映していく、資格証明者の発行は滞納者の実情把握し適切な運用をする)

    要介護認定者に障害者控除の適用で負担軽減を!

     要介護認定の高齢者が障害者控除などが受けられる「介護認定者に対する障害者控除認定書」について質問しました。
     同認定書を市が発行すれば障害者控除や所得125万円以下の方は非課税措置になるなど、高齢者の負担軽減になることを述べ、認定方法の改善、対象者への個別通知や周知徹底について質しました。
     (主な答弁、認定方法については申し込みを要介護1の方へ拡充した、周知についてはケアマネジャー連絡会に説明等など、個別通知は考えていない、秋に広報に掲載する)

    第2京阪道路の残土の盛土、被覆対策を要望し改善-亀井あつし議員

     第2京阪道路建設用地内の残土置き場になっている、市立南小学校跡地周辺の住民から、「風が吹くと(残土置き場から)砂ぼこりがベランダに当たり洗濯物が汚れる」、「毎日、拭き掃除をしないと床がザラザラになる」等の相談が亀井あつし議員に寄せられました。
     さっそく亀井議員は、門真市の第2京阪道路調整担当部局に改善を申し入れをしました。
     同部局より、第2京阪道路の事業者である西日本高速道路株式会社に働きかけをした結果、養生シートで残土を覆う作業が実施されることになりました。

    橋脚による電波障害対策など周辺住民の声届ける

     また、住民から、「第2京阪道路の建設による電波障害対策として、ケーブルテレビに切り替える事を事業者が約束した」「しかし、実施時期は2ヶ月先と言われた」「一日も早く(ケーブルテレビに)切り替えをして欲しい」、第2京阪道路建設に伴う上八ケ荘水路の付け替えにあたり、水路沿いのフェンスを高くして欲しい等の要望が寄せられました。
      これらの問題についても、担当課に申し入れをおこない西日本高速道路株式会社より改善の方向が示されました。

    ハスの花が咲き始めました-第2京阪道路建設で変貌しつつある原風景

    今年も、北島市街化調整区域内の白色やピンク色などの「ハスの花」が咲き始めました。
     第2京阪道路の建設工事が進み、同調整区域内に道路の橋脚が立ち並び、門真の原風景の姿がなくなりつつあります。