[2007.11.4] -[門真民報]
10月25日、06年度特別決算委員会が開催され水道所管と総括質疑がおこなわれました。同委員会に出席した亀井あつし議員が質疑と反対討論をおこないました。
総括質疑で、6項目の質問をおこないました。
先般、新聞報道で府下の4市が夕張市と類似の方法で「粉飾会計処理」をしていた件を取り上げ、門真市は問題ないか質しました。
担当課より、「これまでから適正な会計処理をしている」と答弁がありました。
役所の仕事を、民間業者に任せる「業務委託」について、他市で「行政の偽装請負」という問題が発生していることを紹介しながら質問をしました。
担当課より「受託事業者の指示により委託業務は完結している(問題はない)」と答弁がありました。
亀井あつし議員は、「市民課・保険年金課のフロアーマネージャーの仕事などには、厳密な区別をつけにくい仕事もある」「なんでも民間に任せるという考えそのものに無理がある」と問題点を指摘しました。
先の総務・民生所管で質問した指定管理者問題について、一層の改善を求める立場から、全庁的な検討組織を設置することを提案しました。
担当部は、消極的な答弁を繰り返しました。
再度、他の自治体で検証委員会を設置し、ホームページで検証結果を公開している例を紹介し質すと、「他市の例を調査・研究したい」と答弁がありました。
◎国の補助制度を活用した予算編成の提案
◎部落解放同盟などからの高価なビデオの購入問題について
◎道路がPCBで汚染された問題の処理について
水道所管の質疑で5項目の質問をおこないました。
借換債の効果額と残債について質しました。
担当課より「効果額555万円、残債3億8千2百万円」と答弁がありました。
亀井あつし議員は、「引き続き、借換えに努力して財政負担を軽減して欲しい」と要望しました。
水道料金制度の見直しをおこない、基本水量(約10トン)を使い切れない高齢者の一人暮らし世帯などに配慮した料金体系にすることについて、吹田市が低所得者対策として水道料金制度の見直しをしている例を紹介しながら改善を求めました。
担当課より「基本水量を下げることについては慎重に検討」「基本水量までの世帯は共同住宅を除く18.5%」と答弁がありました。
水道局の使っている地形図情報と市の道路地形図情報との整合性について質しました。
担当課より「二重投資とならないように、データーの共有化を促進したい」と答弁がありました。
◎検針業務の委託について
◎使用水量を計測する量水器について
今回審査をした平成18年度決算は、園部市長がはじめて手がける本格予算であった。その内容は、小泉自民・公明政権の「構造改革」を事実上評価し、「官民協働」「少人数行政」の名のもとに行政が本来果すべき責任を投げ捨て、市民サービスの切捨て、市民負担の増大への第一歩となるものであった。
市民生活の面では、「生活援護資金」が昨年に比べ大幅に執行金額が減少している問題を取り上げました。失業中の母子家庭の方が切羽詰って僅か数万円のお金を借りに来たにもかかわらず、制度を逸脱し触れられたくない過去にまで触れ、水際で追い返すという無慈悲な対応をしていたことが明らかになった。
一方で、人権の啓発活動の一環と称して部落解放同盟から、差別をなくすどころか差別を助長するような一本3万円以上の高額なビデオが何本も購入されたことは許せるものでない。
昨年度よりこれまで77歳の高齢者に1万円支給していたものを5千円相当の品物をあてられ、対象者となる皆さんから自由に物を選べる現金の方がよいとの声を寄せられている。長寿祝い品の改善を求める。
国民健康保険事業については、資格証明書や短期保険証が依然として発行されている。国民健康保険法第1条に書かれている「社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」という立場を堅持することを強く求める。
教育では、脇田小学校と第3中学校のトイレ建設工事がすべて市費で賄われているが国の制度を活用すれば1600万円、市の財政が助かったと指摘した。答弁で「申請方法や公示方法などを研究し、補助金獲得に向けて今まで以上に鋭意努力したい」とありましたが、ぜひこの立場で努力してもらいたい。
業務委託について、行政がおこなう仕事をなんでも「民間の力」をもってやることに無理があることを指摘する。
学校給食の民間委託については反対であり、これ以上拡大すべきでない。
10月28日、門真市ボランティアグループ連絡会【網谷朝代会長】主催【共催-NPO法人リサイクル活動機構かどま、社会福祉法人門真市社会福祉協議会、門真市環境事業部)のボランティアフェスティバルがコパークで開かれました。党議員団からは、吉松正憲議員、井上まり子議員が参加しました。
同連絡会では、「門真市内で活動するボランティアグループの活動を市民の皆さんに知ってもらい、ボランティア活動の魅力を広めます。地域に住む一人ひとりが手をつなぎ、ともに支えあうまちづくりを考えましょう」と活動の趣旨を訴えています。
開会式では、地域コーディネーター連絡会代表鳴岩方敏氏の「よみがたり、子ども隊in門真実践報告」の講演がありました。
各ブースでは、ミニ手話教室(ひまわり)おもちゃづくり(SA守口門真の会)などの啓発コーナーなどがあり、どのコーナーでも多くの市民の参加と活動の広がりが実感できるものでした。
大和田駅南側(関西アーバン銀行前)の信号待ち点字ブロックの目地の傷みやブロックのヒビ割れがひどく、「大変危険」との声を聞き早速市役所に補修の依頼をしたところ、安全な道路に補修されました。
今後も、安全安心な道路を目指して頑張ります。