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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2039(2014年9月21日号)

    [2014.9.18] -[門真民報]

    9月議会開会日に委員会付託することなく

    ども医療費助成拡充の議員提案を公明・自民・市民クラブが否決!

     9月議会(第3回定例会)本会議が 12日開かれました。
     今議会には、条例案件 11件、予算案件4件、人事案件3件、認定案件2件、その他案1件の計 21件について提案がありました。
     人事案件については、固定資産評価審査委員会委員の選任に北岡慎太郎氏、教育委員会委員の任命に三宅奎介氏、人権擁護委員候補者の推薦に白土清治氏が全会一致で決定しました。
     三宅奎介氏の教育委員会委員の任命については、公立幼稚園廃止を強行する一方で、小中学校の市独自の 35人学級や専任図書館司書の配置などを総合的に評価し賛成しました。
     人事案件以外の案件については、各常任委員会や決算特別委員会に審査を付託することが決定しました。

    府下6割の自治体が実施する最低限の助成制度拡充の提案

     次に議員提出議案「こどもの医療費の助成に関する条例の一部改正について」が議題となりました。
     これは、現在通院で小学校3年生までとなっている医療費の助成制度(入院は小学校卒業まで)について、小学校卒業まで拡充するというもので、日本共産党4人、緑風クラブ4人、無所属議員の計9人で議案提案したものです。

     提案にあたっては、提案者を代表し亀井あつし議員が提案理由の説明を行いました。
     提案説明では、①こどもの医療費助成制度を入通院で小学校卒業まで拡充したとしても、既に府下で 25の自治体が実施しているもので、最低限必要な拡充であること。②地方自治法第222条第1項の規定に基づく行政実例、「予算を伴う議案提案についてはあらかじめ長と財源の見通し等の調整をすべきである」という点も、施行日を4月1日とし、配慮を行っていること。③大阪府の「福祉医療費助成制度に関する研究会」において、現行の乳幼児医療費助成に係る市町村支援の総額を拡充することを前提に検討がなされることを述べ、神奈川県逗子市では、公明党も共同提案者となって、子ども医療費助成拡充を求めていることなどについても紹介しました。

     この説明に対する質疑は全くなく、議案の取り扱いについては、委員会に審査を付託することなく即決となりました。
     議案の採決にあたっては福田英彦議員が党議員団を代表し討論に立ち、共同提案の働きかけに3会派は理由もなしに「乗れない」と反対ありきの姿勢に終始してきたことについて「議会人として取るべき姿勢ではない」と厳しく指摘しました。

     緑風クラブの今田哲哉議員、無所属の戸田議員も議案に賛成の立場で討論を行いました。
     これに対し、公明党・自民党・市民クラブの3会派は、予算の確保がされていない提案だとして反対しました。
     この本会議には、傍聴席を埋め尽くす市民が見守りました。
     議案は賛成少数(9人)で否決されましたが、引き続き子ども医療費助成制度の拡充に力をつくします。

     

    市民アンケートで寄せられた要望、歩道の通行妨げる電柱の改善を!

    ほりお晴真・雇用対策委員長が現場を調査

     日本共産党門真市議団が実施した 市民アンケートに「 国道163号沿いのコーナンの前の電柱を何とかして欲しい」との要望がよせられていましす。
     この要望を受け、井上まり子議員、ほりお晴真・雇用福祉対策委員長が 13日、国道163号沿いの歩道の電柱の設置状況について調査しました。
     国道163号沿いの歩道の真ん中に設置されている電柱はかなりあり、コーナン前だけではなく大橋町、大池町に電柱が点在している状況でした。
     調査中も常に歩行者、自転車が行き交い人通りの多い場所です。
     高齢者や障がいのある方にとっても安心・安全と言えるものではありません。
     今回の調査を踏まえ、今後国の機関である浪速国道事務所などに改善を求めていきます。

     

     

    マイナンバー制度の問題点指摘、総合計画見直しは議決事項に!

    総務建設常任委員会に福田英彦議員

     総務建設常任委員会が 16日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
     門真市下水道条例の一部改正については、一般汚水と浴場配水の定義を明確にするもので、質疑の中で市内の公衆浴場がこの 10年間で 25件から 14件4割減、使用水量も 22万1千800立米から11万6千700立米に半減している状況が明らかとなりました。
     一般会計補正予算では、社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)導入に伴い整備する中間サーバーの負担金について、中間サーバーの概要、セキュリティ、情報漏えいの対応について質しました。
     答弁では、「高いレベルのセキュリティ対策が施される」としながら、運用に関するものは現時点で提示されていないことから、情報漏えいがあった場合の対応は「不明」としました。
     福田議員は、プライバシー侵害や、徴税強化、社会保障給付削減の手段とされるなど、マイナンバー制度の根本的な問題点も指摘し、一般会計補正予算案に反対しました。
     このほか、臨時財政対策債の約2億円の減額補正、共済年金と厚生年金の一元化に伴う人事給与システム委託について質疑しました。

    幸福度指標の策定は拙速に進めず慎重に

     所管事項質問では、①「やさしい日本語」表記について②第5次総合計画の見直しについて③幸福度指標の策定について質疑を行いました。
     第5次総合計画の見直しについては、進捗について質し、策定時に議決をした基本構想部分を見直すにもかかわらず、議決事項とする地方自治法の規定が無くなったとして、議会へは報告事項としていることについて、議決事項とすべきとの考えを示し質しました。
     答弁では、基本構想は骨格部分を大きく変えるものでなく、文言整理にとどめることから、議会には見直し後に報告する方針であること、新たな総合計画の策定時には総合計画の議決に関する条例制定など必要な手続き及び関係条例の改正を予定しているとしました。
     幸福度指標の策定については、総合計画の見直しに合わせて策定作業を進めていることについて、拙速に進めるのではなく、新総合計画の策定時とする方がいいのではないかとの考えを示し、見解を質しました。
     答弁では、新総合計画策定時には新たな計画に適合するよう対応するとしました。

     

    PRの工夫、達成度指標の見直し職員の頑張りが分かるように!

    第5次総合計画施策評価委員会開かれる

     第2回「門真市第5次総合計画施策評価委員会」が 10日開かれ、福田英彦議員が傍聴しました。
     施策評価委員会とは、「まちづくりの指針となる『門真市第5次総合計画』の進捗状況を施策評価委員(学識経験者)が評価し、基本計画各論において設定した各施策の進捗状況を測ることで総合計画の実効性を高め、持続可能な都市経営マネジメントシステムを構築する」ためのものとして、第5次総合計画策定後毎年実施されています。
     委員会では、6つの基本目標(①地域力のあるまち②教育力のあるまち③明るいまち④文化薫るまち⑤支え合いのまち⑥活力のあるまち)の各ワーキンググループ(施策評価委員をリーダーに公募市民で構成)で行われた議論の内容や特徴についての報告や議論が行われ、次回は施策評価委員の評価とコメントを記載した評価シートを確認の上で市長に対し報告されることとなりました。
     議論の中では、ワーキンググループが市民の学びや市民力向上の場となっていること、施策について概ね評価されているものの、PRの工夫、職員の頑張りが分かるような改善、各基本目標の意見交流の必要性、達成度指標などの見直しなど、様々な意見が出されました。次回の報告が注目されます。

     

    指導者として代表者を務める場合は抵触しない

    政治倫理審査会開かれる

     門真市政治倫理審査会が 12日に開かれ、福田英彦議員が出席しました。
     政治倫理審査会の開催は、五味聖二議員が、門真市空手道連盟 心聖館 の代表に就任していることが、門真市議会政治倫理条例第3条第7号の「市から活動又は運営に対する補助金、交付金又は助成金の交付、使用料等の減免その他の優遇措置を受けている団体の役員(会長、副会長、理事長、副理事長、理事、監事、会計、事務局長、顧問、相談役及びこれらに準ずる者をいう。ただし、議会推薦による就任を除く。)に就任しないこと。」とする政治倫理基準に違反するとして、9月 5日に土山重樹議員を請求代表者として、平岡久美子議員(公明党)、木津英之議員(門真市民クラブ)、戸田ひさよし議員(無所属)から提出された審査請求に伴い、議会運営委員会において政治倫理審査会の設置が決定され、開かれたものです。
     福田英彦議員は、五味議員が指導者(師範)として代表者を務め、小学校の体育館使用に当たり減免を受けていたもので、そもそも政治倫理基準で規制する趣旨とは違うもので、政治倫理規定に抵触するものではないとの考えを述べ反対しました。
     審査請求も審査も議員だけという現行条例の改善が求められます。